結婚式の費用負担は「結納なし」の場合どうすればいいのか、どうやって分担すればいいのか迷ってしまいますよね。
私も数年前に結婚した時、この問題で夫とも両親とも何度も話し合いました。
結婚式って人生の一大イベントなのに、お金の話でギクシャクしたくないですよね。
でも大丈夫!今回は「結納なし」の場合の費用負担について、先輩花嫁・花婿たちの経験をもとに解説します。
最初に結論だけお伝えすると…
- 「結納なし」でも新郎が全額負担する決まりはない
- 最も一般的なのは「折半」/「新郎側が多め」/「ゲスト人数比」の3パターン
- 両家で丁寧に話し合って決めるのがベスト
それでは、実際の体験談や具体的な事例をもとに詳しく解説していきますね。
結婚式の費用負担は「結納なし」だと新郎が全額を払うべき?
「結納がないなら、その代わりに新郎側が結婚式費用を全額負担すべき」という話を聞いたことはありませんか?実は私も結婚準備を始めた頃、母からさりげなくそんな話をされて焦りました。
結論から言うと、これは古い考え方。
現代では「結納なし」だからといって、新郎側が結婚式費用を全額負担しなければならない決まりはありません。
私たち世代の結婚式は、もっと柔軟に考えていいんです!それぞれの家庭の事情や二人の価値観に合わせて決めていくのが今の常識です。
結納と結婚式費用の関係性
昔は結納金が「嫁入り道具の準備金」という意味合いがあり、その代わりに新郎側が結婚式費用を多く負担する…という考え方がありました。
でも今は違います。
- 結納は形式的な儀式になりつつある
- 共働き夫婦が増え、経済的な考え方も変化
- 地域や家庭ごとの価値観の違いが大きい
特に都市部では結納自体を行わないカップルも増えています。
私の友人の場合、結納はなしで指輪交換のみ、費用は折半というシンプルなスタイルでした。一方で、夫の兄夫婦は結納なしでしたが、新郎側が結婚式費用の7割を負担したそうです。
結局のところ、「こうあるべき」という絶対的なルールはなく、お互いの家庭の考え方や経済状況、二人の希望によって柔軟に決めていくのが現代のスタンダードなのです。
両家の価値観を尊重することの大切さ
結婚式の費用負担を決める際に一番大切なのは、両家の価値観を尊重し合うこと。
特に年配の方は伝統的な考え方をお持ちの場合も多いので、一方的に「今はそんな考え方古いよ」と否定するのではなく、まずは耳を傾けることが大切です。
私の場合も、最初は義両親が「結納がないなら結婚式は息子側が出すもの」という考えでした。でも丁寧に話し合いを重ねるうちに、「二人の新生活も大変だから、できることを分担しよう」という風に考えが変わっていきました。
結婚式は一日だけですが、その後の家族関係は一生続きます。
お金の話で関係がこじれてしまうより、時間をかけてでも丁寧に話し合い、納得できる形を探していくことをおすすめします。
現代カップルの多様な考え方
昔と違って、今のカップルは様々な価値観を持っています。
- 結婚式よりも新生活や住居にお金をかけたい派
- 親に頼らず二人だけで全てを決めたい派
- 伝統を大切にしながらも現代風にアレンジしたい派
私の友人には「結婚式は家と家の結びつき」という考えのもと、両家からの援助を受けながらも、自分たちでも貯金して3分の1は自己負担したカップルもいます。
また別の友人は「自分たちの結婚式は自分たちで」という考えで、両親からの援助は辞退し、二人の貯金で全て賄いました。
「結納なし」であっても、費用負担の形は十人十色。
二人が納得できる形を、時間をかけて丁寧に探していきましょう。
結婚式の費用負担で「結納なし」の場合の一般的な3パターン
結納を行わない現代のカップルたちは、どのように結婚式費用を分担しているのでしょうか?実際に多くの先輩カップルに聞いてみると、主に3つのパターンに分かれることがわかりました。
私自身の結婚の時も、この3パターンを参考に夫と話し合い、私たちに合った方法を選びました。
それぞれのパターンには、メリット・デメリットがあります。
自分たちに合った方法を探すヒントにしてくださいね。
分担パターン | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
折半(50:50) | 結婚式費用を新郎新婦で半分ずつ負担 | 計算がシンプルで対等感がある | 収入差がある場合は不公平に感じることも |
一方が多く負担(新郎側多め) | 新郎側が7〜8割を負担するケースが多い | 伝統的な考え方に沿った分担方法 | 負担が大きい側に不満が残ることも |
ゲスト人数比で分担 | 招待客の人数比率で費用を案分 | ご祝儀も人数に比例するため納得感が高い | 細かい計算が必要で複雑になりがち |
折半パターンの詳細
最も多くのカップルが選んでいるのが、この「折半パターン」です。
実際、最近のアンケート調査でも約4割のカップルがこの方法を採用しているとのこと。
私の友人カップルも「お互い働いているし、これからの生活も二人で築いていくから」という理由で、結婚式費用を完全に半分ずつ負担していました。
- シンプルで分かりやすい分担方法
- 現代的な価値観にマッチしている
- 両家の経済状況が近い場合に適している
特に、お互いがフルタイムで働いていて収入が近い場合は、この方法が最もスムーズかもしれません。
ただし、収入差が大きい場合は、金額自体は同じでも負担感が異なってくるので注意が必要です。
その場合は「収入比で分ける」という方法もあります。例えば収入比が7:3なら、費用負担も同じ比率にするという考え方です。
一方が多く負担するパターンの実態
「結納なし」でも新郎側が費用を多く負担するケースも少なくありません。
約4分の1のカップルがこの方法を選んでいるそうです。
私の従姉妹の結婚では、結納はなしでしたが、「昔からのしきたり」ということで新郎側が80%を負担していました。
- 「結納金がない代わりに」という考え方
- 新郎側の親が伝統的な価値観を持つ場合に多い
- 新郎の収入が新婦より大幅に高い場合にも選ばれる
このパターンを選ぶ場合は、新郎側の負担が大きくなるため、事前によく話し合っておくことが大切です。
また「結婚式は新郎側、新生活準備は新婦側」というように、結婚全体の費用でバランスを取るという方法もあります。
ゲスト人数比で分担するパターンの実例
最近増えているのが、この「ゲスト人数比」での分担方法です。
結婚式のコストの多くはゲスト人数に比例するため、理にかなった方法といえます。
私の会社の同僚は、新郎側ゲストが60人、新婦側が40人だったので、費用も6:4で分担したそうです。
- 招待したゲスト数に応じて費用を分担
- ご祝儀の金額もゲスト数に比例するため理にかなっている
- 「自分の招いた人の分は自分が払う」という明確な理由がある
計算が少し複雑になりますが、納得感が高いのが特徴です。
ただし、親族の多い少ないなど、ゲスト数の差が単純な好みだけでなく不可抗力の場合もあるので、その点は柔軟に考える必要があります。
【結納金なし】結婚式の費用分担の決め方(新郎新婦・両家の意見のすり合わせ)
結婚式の費用分担を決めるとき、特に結納金なしの場合は、新郎新婦と両家の間で意見の相違が生じることもあります。
私の結婚準備の時は、最初は「どう切り出そう」と夫と二人で悩みましたが、結果的に丁寧に話し合いを重ねることで、みんなが納得できる形に落ち着きました。
ここでは、実際に私が経験した「両家の意見のすり合わせ方」をステップバイステップでご紹介します。
新郎新婦同士で話し合うステップ
まず最初に行うべきは、新郎新婦二人での話し合いです。
両親を交えて話す前に、二人の間でしっかりと方針を固めておくことが大切です。
- お互いの経済状況(収入・貯蓄)を正直に共有
- 理想の結婚式と現実的な予算のバランスを考える
- 両親からの援助の有無や金額の見込みを確認
- 新生活にかかる費用も視野に入れた全体計画を立てる
私たちの場合は、結婚式だけでなく、新居の準備や新婚旅行なども含めた「結婚全体の費用計画」を立てました。
そうすることで、「結婚式は折半だけど、新居の家具は夫が多めに出す」など、トータルでバランスの取れた分担ができるようになります。
また、この段階で「親にはどこまで頼るか」「自分たちでどこまで負担するか」という基本方針も決めておくと良いでしょう。
私たちは「基本的には自分たちで賄うけれど、親からの援助があれば有難く受け取る」というスタンスで臨みました。
それぞれの両親に相談するステップ
二人の間で大まかな方向性が決まったら、次はそれぞれの両親に個別に相談する段階です。
いきなり両家が顔を合わせる前に、まずは自分の親に話をするのがスムーズです。
- 親の結婚観や費用負担に関する考え方を尊重する姿勢を持つ
- 「こうしたい」と二人の希望を明確に伝える
- 親からの援助の可能性や条件を確認する
- 地域特有の慣習があるかどうかを聞いておく
私の場合、母は「最近は折半が多いわよ」と理解を示してくれましたが、義父母は「男性側が多く負担するもの」という考えでした。
そこで夫が「自分たちの結婚は自分たちで責任を持ちたい」と丁寧に説明し、最終的には理解を得ることができました。
このステップでは、親の意見を一方的に否定せず、まずは聞く姿勢が大切です。
そのうえで、自分たちの考えを伝え、できるだけ歩み寄れる部分を探っていきましょう。
両家での顔合わせと最終決定のステップ
個別の話し合いである程度の方向性が見えてきたら、両家での顔合わせの場を設け、最終的な費用分担を決定します。
私たちは顔合わせの食事会の後に、改めて費用分担の話をしました。
- 和やかな雰囲気で話し合いの場を設ける
- 新郎新婦が主体となって話を進める
- 具体的な金額や分担案を提示する
- それぞれの立場や考えを尊重する姿勢を忘れない
両家が初めて顔を合わせる場で難しい話をするのは避けた方が無難です。
まずは顔合わせの食事会などで良い関係を築き、その後の機会に費用の話をするといいでしょう。
私たちの場合は「結婚式自体は二人で折半、両親には当日のお車代と衣装代を援助してもらう」という形で落ち着きました。
お互いが少しずつ譲歩し、全員が納得できる落としどころを見つけることが大切です。
決定事項の記録と報告
最終的な分担が決まったら、それを記録に残し、両家に報告しておくことも重要です。
口頭だけのやり取りだと、後から「そんな話はしていない」というトラブルになりかねません。
- 誰が何をいくら負担するのかを文書化する
- 支払い方法や期日も明確にしておく
- 変更があった場合は速やかに共有する
- 感謝の気持ちを忘れない
私たちはエクセルで費用分担表を作り、両家に共有しました。
そうすることで「誰が何を払うのか」が明確になり、安心して準備を進めることができました。
また、親からの援助を受ける場合は、感謝の気持ちを忘れずに伝えることも大切です。
結婚式は一日だけですが、その後の家族関係は一生続きます。
お金の話でこじれないよう、丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。
「結婚式の費用負担は結納なし」のまとめ
今回は「結納なし」の場合の結婚式費用負担について、実体験をもとにお伝えしてきました。
「結納なし=新郎が全額負担」という固定観念にとらわれず、二人らしい費用分担を考えることが大切だということがお分かりいただけたと思います。
最近の結婚式の費用負担は本当に多様化しています。
結婚式の費用負担について、もう一度おさらいしておきましょう。
- 「結納なし」でも新郎が全額負担すべき明確なルールはない
- 一般的な分担方法は「折半」「新郎側が多め」「ゲスト人数比」の3パターン
- 両家や新郎新婦の話し合いで納得できる形を見つけることが最も重要
結婚式の準備は楽しいことばかりではありませんが、この費用分担の話し合いは、実は将来の夫婦生活や家族関係の土台を作る大切なプロセスでもあります。
お金の話は確かに気を遣いますが、だからこそ丁寧に向き合うことで、より良い関係が築けるのではないでしょうか。
「結納なし」の結婚式費用負担に悩んでいるあなたが、この記事をきっかけに、パートナーや両親としっかり話し合い、納得のいく形で素敵な結婚式を迎えられることを願っています。
私も当時は悩みましたが、今となっては良い思い出です。
あなたの結婚式準備も、素敵な思い出となりますように!
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