姪や甥の結婚式のご祝儀って家族で出席すると、いくらが適正なのでしょうか?
一緒に暮らしている大切な家族と姪や甥の門出をお祝いするのは本当に楽しみだけど、「いくら包めばいいの?」「家族みんなの名前はどう書くの?」と迷いますよね。
私も甥っ子の結婚式に家族4人で出席した経験があり、まさに同じ悩みを抱えていました。
最初に結論からお伝えすると
- ご祝儀は家族でひとつにまとめるのが基本
- 夫婦2人なら7〜10万円、子どもの年齢で加算を検討
- 親族間でバランスを取るため、事前に相談するのがベスト
- 気持ちと関係性を大切に、無理のない範囲で包むことが重要
それでは経験者として、具体的なポイントを詳しく解説していきますね。
姪や甥の結婚式のご祝儀、家族で出席する際の人数ごとの相場
結婚式のご祝儀って、意外と悩みどころですよね。
特に姪や甥の場合は、いとこよりも親しい関係だけど、兄弟姉妹ほど近くもない。
そんなちょうど微妙な距離感だからこそ、「適切な金額」が分かりにくいんです。
私も甥っ子の結婚式の時、夫と子ども2人を連れて出席することになり、「みんなどれくらい包んでるの?」とかなり悩みました。
姪や甥の結婚式のご祝儀相場は、基本的に家族構成によって変わってきます。
特に気をつけたいのは、お子さんの年齢によって加算額が異なること。
実際に、人数別・子どもの年齢別の相場をまとめてみました。
家族構成別のご祝儀相場
まずは、家族の人数ごとの基本的な相場をご紹介します。
家族構成 | ご祝儀相場の目安 |
---|---|
夫婦2人 | 7万円~10万円 |
夫婦+子ども1人 | 7万円~10万円(子どもの年齢で調整) |
夫婦+子ども2人 | 7万円~10万円(最大10万円が目安) |
夫婦+子ども3人 | 10万円程度(子どもの人数・年齢次第) |
実際に私が親族の結婚式に出席した経験からすると、姪や甥の結婚式では夫婦だけなら10万円前後が多かったです。
子どもを連れて行く場合も、基本は夫婦の相場をベースに考えるといいでしょう。
でも、ここでポイントになるのが子どもの年齢。
年齢によって加算する金額が変わってくるんです。
子どもの年齢による加算の目安
子どもさんを連れていく場合、年齢によってご祝儀の加算額が変わってきます。
結婚式場では子どもの年齢に応じて席や食事の用意をするので、その分を考慮するという考え方です。
子どもの年齢 | ご祝儀の加算目安 | 備考 |
---|---|---|
0~2歳(乳幼児) | 基本的に加算不要 | 席・食事なしの場合 |
3~6歳(未就学児) | 5,000円~1万円 | 食事・席ありの場合 |
小学生 | 1万円程度 | 食事・席ありの場合 |
中学生・高校生 | 1万5,000円~大人と同額 | ほぼ大人と同じ扱い |
私の体験からすると、乳幼児は親のひざの上で過ごすことが多いので、加算しなくても失礼にはあたりません。
でも、3歳以上で子ども用の席や食事が用意される場合は、それなりに加算するのがマナーです。
わが家の場合、小学生の子どもを連れて行った時は1人につき1万円を加算して包みました。
実際の計算例
具体的にどう計算するのか、いくつか例を挙げてみますね。
家族構成 | 計算方法 | ご祝儀金額の目安 |
---|---|---|
夫婦+乳幼児1人 | 10万円+0円 | 10万円 |
夫婦+未就学児1人 | 10万円+5,000円〜1万円 | 10万5,000円〜11万円 |
夫婦+小学生2人 | 10万円+(1万円×2人) | 12万円 |
夫婦+中高生2人 | 10万円+(2万円×2人) | 14万円 |
ただし、偶数でも「4」がつく金額(14万円など)は縁起が悪いとされるので、13万円か15万円にすることが多いです。
同じように「9」がつく金額も「苦」を連想させるため避けるのがマナーです。
このような相場感を頭に入れておくと安心ですが、何より大切なのは親族間でバランスを取ること。
事前に他の親族と相談して、だいたいの金額を合わせておくと、新郎新婦や親御さんも気を遣わずに済みます。
姪や甥の結婚式のご祝儀の”ちょうどよさ”は、気持ちと関係性で調整
ご祝儀の相場を知ったところで、次に大切なのは「ちょうどよい金額」を見つけること。
単に相場通りというだけでなく、あなたと姪や甥との関係性や気持ちを反映させた、心のこもった金額にしたいですよね。
私自身、甥っ子の結婚式では「この子とはどんな関係だったか」「どれだけお祝いしたいか」をじっくり考えました。
思い返せば、小さい頃から頻繁に会っていて、運動会や発表会にも顔を出していた大切な甥っ子。
そんな関係性を思うと、相場通りではなく、少し気持ちを多めに包みたいと感じたのです。
でも、ただ気持ちだけで決めると他の親族とのバランスが崩れることも。
そこで大切なのが「相場をベースに、気持ちと関係性で調整する」という考え方です。
関係性で調整する
姪や甥との関係性は家庭によって様々です。
普段から頻繁に会っている姪や甥なのか、それとも遠方に住んでいてほとんど会う機会がないのか。
小さい頃から面倒を見てきた特別な存在なのか、成人してから急に親しくなったのか。
このような関係性の深さによって、ご祝儀の金額を調整することも自然なことです。
- よく会う・親密な関係 → 相場の上限に近い金額
- たまにしか会わない → 相場の標準〜下限の金額
- 特別に可愛がってきた → 相場よりやや多めも検討
私の場合、甥っ子とは本当に親密な関係だったので、標準的な相場よりも少し多めに包むことにしました。
ただ、あまりに高額すぎると、逆に相手に気を遣わせてしまうこともあるので注意が必要です。
お祝いの気持ちの強さ
関係性とともに大切なのが「どれだけこの結婚を祝福したいか」という気持ちの強さ。
姪や甥の選んだ相手を心から気に入っていて、この結婚を強く祝福したい気持ちがあれば、それをご祝儀に反映させるのも素敵なことです。
特別なお祝いの気持ちを込めたいときは、相場をベースにしつつも、少し上乗せするという選択肢もあります。
でも、単に高額なら良いというものではなく、あくまでも「心からのお祝いの気持ち」を伝えることが大切です。
これは金額だけでなく、心のこもったメッセージカードを添えるなど、気持ちを伝える方法はいろいろあります。
経済的な状況も考慮
お祝いの気持ちは大切ですが、自分の家計に無理のない範囲で決めることも重要です。
高額を包んで後で家計が苦しくなるようでは本末転倒。
ご自身の経済状況と相談しながら、「これなら心からお祝いの気持ちが伝わる」と思える金額を見つけましょう。
実際に私も、甥っ子の結婚式のために何ヶ月か前から少しずつお金を貯めていました。
無理なく準備できた金額の中で、最大限の気持ちを込めることを心がけました。
親族間のバランスを確認
どんなに気持ちを込めたいと思っても、他の親族とのバランスは必ず確認しておきましょう。
親族内で「飛び抜けて多い」「極端に少ない」と感じる金額は、かえって新郎新婦や親御さんを困らせることもあります。
特に姪や甥の結婚式では、あなたの兄弟姉妹(新郎新婦の親)との相談が重要です。
事前に「みんなどれくらい包むの?」と聞いておくことで、親族内でちょうどよいバランスの取れた金額を決められます。
私の場合は、他の兄弟姉妹に事前に連絡を取り、だいたいの金額を合わせることにしました。
その上で、特に親しい関係だった甥っ子には、少し気持ちを多めに包むという選択をしたのです。
結局のところ、「ちょうどよさ」とは、相場・関係性・気持ち・経済状況・親族バランスの全てを考慮した上での「あなたなりのベストな金額」なのです。
家族で出席する姪や甥の結婚式のご祝儀の包み方(家族でひとつ?個別?子どもの名前は?)
さて、金額が決まったら次に悩むのが「ご祝儀の包み方」ですよね。
家族で出席する場合、ご祝儀は一つにまとめるべきか、それとも個別に包むべきか。
また、子どもの名前はどう書けばいいのか、悩みはつきません。
私も初めて家族で結婚式に出席する時は、正直なところ「これでいいのかな?」とドキドキしました。
でも、基本的なルールを知っておけば安心です。
これから、家族で出席する際のご祝儀の包み方について、詳しく解説していきますね。
基本は家族でひとつにまとめる
まず大前提として、姪や甥の結婚式に家族で出席する場合、ご祝儀は「家族でひとつにまとめて包む」のが一般的です。
招待状が「○○家ご一同様」「ご家族様」という宛名になっている場合は、間違いなく家族一括でOKです。
わざわざ夫婦や家族で個別に包む必要はありません。
これは「一世帯からのお祝い」という考え方に基づいています。
招待状の宛名 | ご祝儀の包み方 |
---|---|
「○○家ご一同様」「ご家族様」 | 家族でひとつにまとめる |
個人名で別々に招待状 | 個別に包むことも検討 |
同居家族でも成人した子どもがいる場合 | 状況により別々でも可 |
ただし、同居していても成人した子どもが社会人として独立して収入を得ている場合は、別々に包むケースもあります。
私の場合は、夫と小学生の子ども2人で出席したので、迷わず家族一括でまとめました。
ご祝儀袋の表書きと名前の書き方
次に悩むのが、ご祝儀袋の表書きと贈り主の名前の書き方ですよね。
特に子どもがいる家庭は「子どもの名前もちゃんと書かないと」と悩むものです。
まず表書き(上段)には、「寿」や「御結婚御祝」と記載されたものを選びます。
問題は下段の名前の書き方。
これには、家族の人数によって適切な書き方が変わってきます。
家族の人数 | 名前の書き方 | 具体例 |
---|---|---|
家族3名まで | 右から夫・妻・子どもの順で連名 | 山田太郎・花子・一郎 |
家族4名以上 | 代表者名+「外一同」 | 山田太郎 外一同 |
連名でスペース不足 | 代表者名+「外一同」+中袋に全員の名前 | 山田太郎 外一同(中袋に詳細記載) |
我が家の場合、4人家族だったので「代表者(主人)の名前+外一同」という形式にしました。
そして中袋には全員の氏名をきちんと記載。
これで失礼のない形で、家族全員の気持ちを届けることができました。
子どもの名前の扱い方
特に迷いやすいのが、子どもの名前をどう扱うかという点。
基本的には、子どもにも席や食事が用意される場合(つまりご祝儀に加算する場合)は、名前も何らかの形で記載するのが礼儀です。
ただし、ご祝儀袋の表面にすべて書くと窮屈になってしまいます。
そんな時は以下のような方法がおすすめです:
- 3名までなら連名で記載
- 4名以上は代表者名+「外一同」とし、中袋に全員の名前を記入
- 中袋には金額・住所・全員の氏名を忘れずに
私が甥っ子の結婚式に出席した時は、表面には「山田太郎 外一同」と書き、中袋に「山田太郎・花子・一郎・二郎」と全員の名前をきちんと記入しました。
これで形式的にも失礼なく、子どもたちの名前もしっかり届けることができるんです。
その他の包み方のマナー
ご祝儀の包み方にはその他にも覚えておきたいマナーがあります。
まず、ご祝儀袋は包む金額にふさわしいデザイン・素材を選びましょう。
一般的に、5万円以上なら水引が「結び切り」の高級な御祝儀袋が適しています。
また、ご祝儀袋は袱紗(ふくさ)に包んで持参するのがマナー。
受付で失礼のないよう、事前に準備しておきましょう。
私の場合、10万円以上包むことになったので、上質な和紙の風合いの祝儀袋を選びました。
そして、紫色の袱紗に包んで持参しました。
こういった細かい心配りも、新郎新婦への敬意の表れとして大切です。
姪や甥の晴れの日を、心からお祝いする気持ちと形式の両方を大切にすることで、思い出に残る素敵な贈り物になることでしょう。
「姪や甥の結婚式のご祝儀、家族で出席する際の相場」のまとめ
姪や甥の結婚式のご祝儀について、家族で出席する際の悩みポイントを解説してきました。
この大切な家族のお祝いの場で、気持ちも形も整ったご祝儀を贈れるよう、ぜひ参考にしてくださいね。
改めて、今回お伝えしたポイントをまとめると
- 夫婦2人なら7〜10万円、子どもは年齢によって加算
- 乳幼児は加算不要、未就学児は5千円〜1万円、小学生は1万円程度、中高生は1.5万円〜大人同様
- 相場をベースに、姪や甥との関係性や気持ちで金額を調整
- 家族で出席する場合はご祝儀もひとつにまとめるのが基本
- 家族3名までなら連名、4名以上は代表者名+「外一同」+中袋に全員の名前
姪や甥の結婚式のご祝儀は、単なる金銭的な贈り物ではなく、長年の親族としての関係と将来への祝福の気持ちを形にするものです。
相場を知り、家族のバランスを取りながらも、あなたならではの気持ちを込めたご祝儀を贈ることができたら、きっとそれが最高のお祝いになるはずです。
私自身、甥っ子の結婚式でのご祝儀を通して、「形式も大切だけど、一番は心からのお祝いの気持ち」ということを実感しました。
どうぞ皆さんも、姪や甥の人生の大切な門出を、心からお祝いしてあげてくださいね。
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