結婚準備って、期待に胸を膨らませる一方で、親との関係に頭を悩ませることも多いですよね。
今日は「結婚式の準備、親に相談しないで進めてもいいの?」というテーマについて、私自身の経験も交えながらお話ししていきたいと思います。
ずばり結論から言うと、結婚式の準備を親に相談せずに進めるのは、おすすめできません。
でも、「え~!私たちの結婚式なのに、なんで親の意見まで聞かなきゃいけないの?」って思いますよね。実は私も最初はそう思っていました。
でも、実際に準備を進めていく中で、親に相談しておいてよかったと心から思える場面がたくさんありました。
たとえば、私の母が「おばあちゃんは階段の多い会場は難しいかもね」とアドバイスをくれたおかげで、会場選びで失敗せずに済んだんです。
親に相談しないで準備を進めると、具体的にどんな問題が起きる可能性があるのか、詳しく見ていきましょう。
結婚式を親に相談しないと起きやすいトラブル
私の友人たちの実例も交えながら、よくあるトラブルをお話しします。
まずは、私の親友Aさんの例から。
Aさんは素敵なレストランウェディングの会場を見つけて、その日のうちに予約。
でも後日、お母様に報告したら「その日は仏滅だから絶対ダメ!」と大反対されてしまったんです。
結局、日程を変更することになり、キャンセル料が発生。せっかく節約したつもりが、逆に出費が増えてしまいました。
このように、親に相談せずに進めると、以下のようなトラブルが起こりやすいんです。
- 日程変更によるキャンセル料の発生
- 会場変更による予算の二重払い
- 親族への失礼な対応で両家の関係がギクシャク
- 想定外の出費でお金が足りない
- 親の期待を裏切って関係が悪化
それぞれのトラブルについて、実例を交えながら詳しく見ていきましょう。
日程変更によるキャンセル料の発生
「お日柄なんて気にする人いるの?」って思いますよね。実は私もそう思っていました。
でも、世代によって価値観が全然違うんです。
私たちの世代は気にしない人が多い「お日柄」ですが、親世代やおじいちゃん、おばあちゃんの世代は意外と重視している方が多いんです。
たとえば、私の従姉妹は「仏滅の日にした方が式場代が安いから」と即決したものの、おばあちゃんが「仏滅の日の結婚式なんて…」と心配されて、結局日にちを変更することに。
キャンセル料が発生しただけでなく、おばあちゃんを心配させてしまったことを今でも後悔していると話していました。
>>>結婚式の日取りを勝手に決めることの是非についてはコチラの記事でくわしくご紹介しています。
会場変更による二重払いのピンチ
会場選びのトラブルで多いのが、アクセスの問題です。
私の会社の先輩も、痛い目に遭った一人。
「海が見える素敵な会場を見つけたの!」と目を輝かせて話していた先輩。
即決で申し込み金を払ったものの、両親に報告したら大問題に。
なんと、車に乗れないおじいちゃんおばあちゃんが何組もいたんです。
「バスを手配すればいいじゃない」と思いますよね。
私も最初はそう思いました。でも、お年寄りにとって長時間のバス移動って、想像以上に大変なんです。
結局、駅から徒歩圏内の会場に変更することになり、最初に払った申し込み金が無駄に。
しかも、人気の駅前会場は予約が取りにくく、予算オーバーになってしまったそうです。
親族への失礼で両家の関係がギクシャク…こんな話も
引出物や料理の内容って、みんな同じでいいと思いませんか?
実は、これが大きな勘違いだったんです。
私も知らなかったのですが、親族への「贈り分け」という考え方があるんです。
たとえば、遠方から来てくださる親族には少し予算を上げたり、お子様連れのご家族にはお子様も使える品を選んだり。
こういった気配りが、実は大切なマナーだったりします。
友人のBさんは、引出物を一律同じものにしたら、なんと義理のお母様に「うちの親戚に対する気遣いが足りない」と言われてしまったそう。
さらに面白いのが地域性。関東と関西で引出物の相場が全然違うなんて話も。
私の場合は、母に「関西の結婚式では引出物にお菓子を付けるのが常識よ」と教えてもらえて助かりました。
想定外の出費でお財布がピンチに!
予算って、会場費と料理、衣装代だけじゃないんです。
これ、私も準備を始めるまで気付かなかった盲点でした。
たとえば、遠方から来てくれる親族のお車代。
「ご祝儀があるから、お車代なんて…」と思っていたら、地域によってはお車代を出すのが常識だったり。
私の知り合いのCさんは、親に相談せずに予算を立てていたら、後からお車代の件で大慌て。
急遽、新婚旅行の予算を削ることになってしまったそうです。
結婚式の準備で親と相談するべき8つのポイント
ここからは、実際に親と相談しておくべきポイントを、時系列に沿ってご紹介します。
これは私が実際に結婚式を挙げた時の経験と、友人たちの体験談をもとにまとめたものです。
1. まずは基本的な方向性
会場見学に行く前に、まず確認しておきたいポイントがあります。
- 結婚式を挙げること自体に異論はないか
- 時期や規模についての希望は?
- お金の援助はしてもらえるのか
これ、ちょっと言い出しにくい話題かもしれません。
でも、早めに確認しておくことで、後々スムーズに準備を進められるんです。
私の場合は、「結婚式はどんなイメージ?」って感じで、さりげなく聞いてみました。
そしたら母が「実は、私たちなりに貯金をしていたのよ」って教えてくれて…ありがたかったです。
2. 日取りは要チェック!
日取りについて、私が両親に確認しておいてよかったポイントをご紹介します。
- 「お日柄」へのこだわりはあるか
- 親族の予定で避けたい時期は?
- 平日と土日どちらがいいか
- 式の時間帯に希望はあるか
実は、結婚式の時間帯にもこだわりがある家庭って意外と多いんです。
私の義母は「結婚式は午前中がいいわ」という考えの方で、もし事前に確認していなかったら、夕方からの式を計画するところでした。
また、親戚に教師の方がいる場合は学校行事がある時期を避けた方がいいとか、農家の親戚がいる場合は収穫の時期を外した方がいいとか…。
こういう情報って、親に聞かないと分からないですよね。
3. 会場選びのツボ
会場選びで親に確認しておきたいポイントは、意外とたくさんあります。
- 駅からの距離は気になるか
- 車での来場者が多いか
- エレベーターは必要か
- 着替えの部屋は必要か
- 親族控室の広さは気になるか
私の場合、「エレベーターなんて気にしなくていいでしょ」と思っていたんです。
でも母に相談したら「おばあちゃんが足腰が弱くて…」と教えてくれて。
実際、階段だけの会場だと、お年寄りにはとても大変。
結果的にバリアフリー設備の整った会場に決めましたが、これは親に相談して本当によかったポイントの一つです。
4. ゲストリストは慎重に!
「招待状を出す前に、必ずチェックを!」…これ、私の友人たちの間で語り継がれている教訓なんです。
というのも、招待客リストって、思わぬところで波紋を呼ぶことがあるんです。たとえば…
- 「あの親戚を呼ばないなんて失礼よ!」
- 「前回の結婚式に呼ばれたから、お返しで呼ばないと」
- 「会社の上司は呼ぶの?呼ばないの?」
こんな声が、後になって出てくることも。
私の友人のDさんは、招待状を出した後で「なんであの家には出さないの?」と親族から言われ、慌てて追加で招待状を出したそうです。
気まずい思いをしないためにも、招待状を印刷する前に、両家の親に確認を取るのがおすすめです。
5. 料理選びのポイント
「美味しい料理を出せば、みんな喜んでくれるはず!」
…私も最初はそう思っていました。でも、実はそう単純じゃないんです。
地域によって、結婚式の料理に対する考え方が全然違うんですよ。
たとえば…
- ある地方では、お椀物は必須
- 別のある地方では、郷土料理を取り入れるのが一般的
- またまた別の地方では、お祝いに欠かせない料理がある
私の場合は、和食と洋食のコース料理にしようと思っていたんです。
でも母に相談したら「うちの親戚は和食の方が喜ぶわね」とアドバイスをもらえました。
6. 引出物選びで気を付けたいこと
「引出物って、正直めんどくさい…」
私も最初はそう思っていました。でも、これが意外と大切なポイントなんです。
地域によって相場が違うのはもちろん、贈る相手によっても金額を変えるのが一般的なんですよ。
ある友人が教えてくれた失敗談が印象的でした。
「引出物は全部同じものにしたの。そしたら後から義母に『おじいちゃんおばあちゃんには、もう少し良いものを…』って言われちゃって。親族への贈り分けって、そんなに大事だったんだ~って、今更気付いたわ」
実際、引出物選びでは以下のようなポイントをチェックする必要があります。
- 地域での相場はいくらくらい?
- 親族には何を贈るのが一般的?
- お菓子や縁起物は必要?
- お子様連れの方への配慮は?
私の場合は、母に「関西の結婚式では、引出物と一緒にお菓子を付けるのが常識よ」と教えてもらえて本当に助かりました。
7. 衣装選びのあれこれ
「衣装くらい、私たちの好みで決めていいよね?」
…実は、ここにも落とし穴が。特に和装に関しては、意外なルールがあったりするんです。
私の友人のEさんは、色打掛けを着ることにしたんです。でも、これが義母さんの逆鱗に触れてしまって…。
「うちの親戚に不幸があった直後だから、派手な色は避けてほしい」
結局、落ち着いた色の色打掛けに変更することに。衣装代の追加料金が発生してしまいました。
両家の親に確認しておきたいポイントはこんな感じ。
- 和装と洋装、どちらを希望?
- 色や柄に避けたいものは?
- 親族に不幸はなかったか
- お母様の衣装との調和は?
8. 当日の段取り
結婚式当日の進行について、これは絶対に親と相談しておいた方がいい!という項目をご紹介します。
私の場合、当日の段取りについて親に相談せずに決めようとして、こんなことを言われました。
「お開きの後のお見送りは?」
「ご親戚への挨拶回りは?」
「受付は誰が担当するの?」
…正直、考えてもいなかった項目ばかり。
特に確認しておきたいポイントはこちら。
- 親の挨拶は必要?そのタイミングは?
- お車代はいつ渡す?
- 記念品の贈呈式は必要?
- お開き後の段取りは?
結婚式の詳細を親と上手に相談するためのコツ
さて、ここまで「結婚式のことで親に相談するべきポイント」をお話ししてきましたが、実は「相談の仕方」にもコツがあるんです。
私が実際に経験した「これは効果的!」という方法をシェアさせていただきます。
1. 「こんな感じで考えてるんだけど…」作戦
いきなり「これに決めました!」と報告するのではなく、検討中の段階で相談するのがポイント。
たとえば私の場合はこんな風に切り出しました。
「お料理のこと、こんな感じで考えてるんだけど、どう思う?もし気になる点があったら教えてほしいな」
すると母が「あ、そうそう。おばあちゃん、お魚が苦手だったわね」なんて、貴重な情報を教えてくれたんです。
2. メモを見せながら作戦
「口頭で説明すると、どうしても抜けが出てくる」
これは、私が痛感した教訓です。そこでおすすめなのが、簡単なメモを作って見せながら相談する方法。
私の場合は、スマホのメモ帳に
・候補の会場
・予算の概算
・招待したい人リスト
・当日のスケジュール案
なんかを箇条書きにして、母に見せながら相談しました。
そうしたら「あ、この時間帯だと、おじいちゃんの薬の時間と重なるわね」なんて、気付かなかったポイントを指摘してくれたんです。
3. 「どっちがいいかな?」作戦
これは私の友人から教わった方法なんですが、二択で相談するのが効果的なんだそう。
たとえば…
「料理は、和食メインと洋食メインどっちがいいと思う?」
「引出物は、実用的な物とお菓子セット、どっちがいいかな?」
というように。
こうすると、親も答えやすいし、会話も弾みやすいんです。
4. 写真を見せながら作戦
「百聞は一見にしかず」って言葉がピッタリ。
私の場合、会場の雰囲気を伝えるのに苦労していたんです。でも、スマホで撮った写真を見せながら説明したら、イメージが伝わりやすかった!
「あ、確かにエレベーターから近いわね」
「この控室、十分な広さがありそう」
なんて具体的な反応が返ってきて、とても話が進めやすかったです。
よくある質問について
ここからは、私がよく聞かれる質問にお答えしていきますね。
Q. 「好きにしていいよ」って言われたのに、後から意見を言われて困っています
あるある!これ、本当によくある話です。
実は「好きにしていいよ」には、隠された意味があることが多いんです。
私の母も最初は「好きにしていいわよ」って言ってくれたんです。でも実は…
・基本的な方向性は任せるけど
・細かい部分では意見を言いたい
・でも、口出しし過ぎるのも申し訳ない
という気持ちがあったみたい。
Q. 親と意見が対立したときは、どう対処すればいい?
これはとても繊細な問題ですよね。
結婚式というのは、二つの家族の価値観が初めて本格的にぶつかり合う機会でもあるんです。
私の友人のFさんは、こんな体験をしました。
「私たちはガーデンウェディングがしたかったの。でも義母が『うちの親戚は保守的だから、教会式がいい』って。最初は譲れないって思ったけど、よくよく話を聞いたら、義母自身が若い頃に教会式に憧れていたみたいで…。結局、挙式は教会で、その後ガーデンでパーティーするっていう形に落ち着いたんです」
このように、一見対立する意見も、お互いの気持ちを理解し合えれば、素敵な妥協点が見つかることも。
私なりのアドバイスをさせていただくと…
- まずは相手の意見の背景にある思いを聞く
- 自分たちの希望も、感情的にならず丁寧に説明
- 両方の良さを活かせる方法を一緒に考える
- 時には第三者(プランナーさんなど)の意見も参考に
結婚式準備で忘れちゃいけない大切なこと
ここまでいろいろお話ししてきましたが、最後に私が一番お伝えしたいことがあります。
それは…「結婚式は、新しい家族の始まりの儀式」だということ。
親の意見を聞くのは面倒くさい、余計なお世話…そう感じることもあるかもしれません。
でも、それは裏を返せば、それだけ親が私たちの結婚式を大切に思ってくれている証でもあるんです。
私の母が言ってくれた言葉が、今でも心に残っています。
「あなたの結婚式の準備、実は私もずっと楽しみにしてたの。だって、母娘で一緒に準備できる最後の思い出になるかもしれないから」
この言葉を聞いた時、「あ、結婚式って、私たちだけのものじゃないんだ」って気付かされました。
まとめ:結婚式準備で大切にしたい3つのこと
最後に、この記事のポイントをまとめておきます。
- 親への相談は、面倒ではなく大切なコミュニケーションの機会
- 早めの情報共有で、後からのトラブルを防止
- 対立は自然なこと。大切なのは、お互いの気持ちを理解しようとする姿勢
結婚式の準備は、確かに大変です。でも、この過程を通じて、新しい家族との絆も深まっていく。
それを楽しみながら進められたら素敵ですよね。
きっと10年後、20年後、アルバムを見返した時に「あの時、親と一緒に準備できて良かった」そう思える日が来るはず。
そんな気持ちで、結婚式の準備に臨んでいただけたらと思います。
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