「ただただ困っています……」
私の友人であるプランナーは、15年の経験の中でたまにこんな相談を受けるそうです。
「結婚式のことを話題にすると、妻の表情が曇ってしまって…。自分は式を挙げたいと思っているのですが、妻にその気が全くないようで。どうしたらいいでしょうか?」
実は、これはとてもよくある悩みなのだとか。
今回はそんな「妻が結婚式のやる気がない」という状況で頭を抱えているご主人の方に向けて、以下のポイントを丁寧にお伝えしていきます。
- 妻がやる気をなくしている理由
- 奥様のやる気を引き出すためのアプローチ方法
- 結婚式を見送るという選択肢について考えるべきポイント
- 同じ悩みを乗り越えた先輩ご夫婦の体験談
大切なパートナーの気持ちに寄り添いながら、お二人にとってベストな選択を一緒に考えていきましょう。
妻が結婚式のやる気をなくしている6つの理由
結婚式のやる気がないという妻の心理には、実はいくつかの深い理由が隠れています。
その6つの理由がこちら。
- 準備の負担に対する不安
- 経済面での迷い
- 友人関係についての懸念
- 理想と現実のギャップによる落胆
- 親からのプレッシャー
- 目立つことへの抵抗感
それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。
1. 準備の負担に対する不安
「結婚式って、準備が大変そう…」
これは多くの花嫁さんが最初に感じる不安です。
たとえば、お料理の内容を決めたり、席次表を作ったり、当日のタイムスケジュールを組んだり。考えただけでため息が出そうですよね。
特に仕事をしながら準備を進める場合、この負担感は何倍にも膨れ上がります。
2. 経済面での迷い
「このお金で、新居の家具を揃えたほうがいいんじゃない?」
結婚式にかかる費用は、決して小さな金額ではありません。
新生活のスタートを控えた妻にとって、大きな出費への不安は切実な問題なのです。
3. 友人関係についての懸念
「誰を呼んで、誰を呼ばないか…考えるだけで頭が痛い」
ゲストリストの作成は、想像以上にデリケートな作業です。
特に遠方に住む友人が多い場合、招待することへの躊躇いはより大きくなります。
4. 理想と現実のギャップによる落胆
「思い描いていた結婚式と、予算内でできる内容が違いすぎる…」
雑誌やSNSで見る素敵な結婚式の写真。
でも実際の見積もりを見ると、理想通りにはいかないことが多いものです。
5. 親からのプレッシャー
「親が『こうしなきゃダメ』って言うから…」
結婚式は、新郎新婦だけのものではありません。
両家の親たちの意見や要望も無視できず、それがプレッシャーになることも。
6. 目立つことへの抵抗感
「大勢の前で主役になるなんて、考えただけでドキドキする…」
普段から控えめな性格の方にとって、結婚式での主役は想像以上にストレスフルなものかもしれません。
結婚式について妻のやる気を引き出す5つの方法
では、こんな状況を改善するために、どんなアプローチができるでしょうか。
- 二人で少しずつ準備を進める
- 負担を軽減する具体案を示す
- 妻の不安に耳を傾ける
- 無理のない規模を提案する
- プランナーへの相談を勧める
1. 二人で少しずつ準備を進める
まずは、二人で気軽に式場見学に行ってみるのはいかがでしょう。
「見るだけ」という気持ちで、プレッシャーなく会場の雰囲気を感じることから始めてみましょう。
2. 負担を軽減する具体案を示す
たとえば、こんな提案はいかがでしょうか。
- 準備は週末だけに限定
- できることは旦那様が積極的に担当
- プランナーにできるだけお任せする
具体的な方法を示すことで、妻の不安は少しずつ和らいでいくはずです。
3. 妻の不安に耳を傾ける
「そうだよね、それは大変だよね」
まずは、妻の気持ちに共感することから始めましょう。
気持ちを受け止めてもらえると感じることで、妻の心は少しずつ開いていきます。
4. 無理のない規模を提案する
必ずしも大規模な結婚式である必要はありません。
たとえば、こんな選択肢もあります。
- 家族だけの小さな挙式
- 親しい友人だけを呼ぶパーティ形式
- 会食を兼ねた少人数での挙式
5. プランナーへの相談を勧める
経験豊富なプランナーは、きっと良いアドバイスをくれるはずです。
「とりあえず話を聞いてみない?」
そんな軽い感じで誘ってみましょう。
妻のやる気がないなら結婚式をやめるべき?その判断のポイント
では、妻のやる気が本当に戻らない場合、結婚式は見送るべきなのでしょうか。
その判断には、以下のポイントを考慮する必要があります。
- 二人の気持ちの温度差
- 経済的な状況
- 両家の意向
- タイミングの問題なのか根本的な拒否感なのか
二人の気持ちの温度差について
「自分は絶対に結婚式を挙げたい」という強い思いがある場合、むしろそれを素直に伝えることが大切です。
ただし、その際も妻の気持ちを否定せず、なぜ自分が結婚式を望むのか、その理由を丁寧に説明しましょう。
経済的な状況の確認
結婚式の費用は、新生活のスタートに大きな影響を与えます。
二人の収入や今後の生活設計を考慮しながら、現実的な判断をすることが必要です。
両家の意向の確認
両家のご両親の気持ちも、慎重に確認する必要があります。
特に「結婚式は挙げてほしい」とおっしゃるご両親の本心をしっかり理解することが大切です。
結婚式を挙げない選択をした場合は?
最近では、結婚式を挙げないカップルも珍しくありません。
むしろ、5組に1組は結婚式を行わない選択をしているそうです。
では、結婚式を挙げない場合、どんな方法があるのでしょうか。
- 写真撮影だけを行う
- 家族での食事会を開く
- 親族への挨拶回りを丁寧に行う
- 記念日に二人で特別な時間を過ごす
フォトウェディングという選択
結婚式は行わなくても、ウェディングドレスやタキシードを着て写真だけ撮影する「フォトウェディング」という方法があります。
費用も結婚式に比べるとぐっと抑えられ、二人の記念になる素敵な写真が残せます。
食事会スタイル
結婚式ほどの規模ではなく、アットホームな雰囲気で両家の親族や親しい友人を招いての食事会。
形式張らない自由な形で、大切な人たちに二人の門出を祝ってもらえますよ。
結婚式に対する考え方は変化している
私の経験から言えることは、結婚式への価値観は確実に変化しているということです。
かつては「結婚式は当たり前」という風潮がありましたが、今は違います。
むしろ、「自分たちらしさ」を大切にする時代になってきています。
大切なのは、次の3つのポイントです。
- 二人の気持ちを最優先すること
- 無理のない形を選ぶこと
- 後悔のない決断をすること
よくある質問
結婚式についてのお悩み相談で、よく聞かれる質問をご紹介します。
Q. 結婚式を挙げないことで、後悔することはありますか?
この質問には、一概に「はい」とも「いいえ」とも言えません。
ただ、先輩カップルの声を聞くと、結婚式を挙げなかったことを後悔する声は約20%程度あるようです。
一方で、小規模な食事会や写真撮影で十分満足している方も多くいらっしゃいます。
Q. 結婚式のやる気が出ないのは、単なる準備不足?
必ずしもそうとは限りません。
むしろ、結婚式について深く考えているからこそ、様々な不安や迷いが生まれているのかもしれません。
大切なのは、その気持ちに向き合い、二人で話し合うことですね。
まとめ:お二人の幸せな門出のために
ここまで「妻が結婚式のやる気がない」という状況での対処法についてお話ししてきました。
最後に、重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- 妻のやる気が出ない背景には様々な不安や心配が隠れている
- 焦らず少しずつ準備を進めることで気持ちが変わることも
- 必ずしも従来型の結婚式にこだわる必要はない
- 二人の気持ちを大切に話し合いながら決めていく
- 結婚式を挙げない選択肢も十分にアリ
結婚式は、お二人の人生の大切な一歩です。
どんな形であれ、お二人にとって心から納得のいく選択ができることを願っています。
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