「30代だから結婚式はやりたくない…」
そんなふうに思っているあなた、その気持ち、とてもよく分かります。
私も30代で結婚式を挙げた経験者として、あの時の複雑な心境を今でもはっきりと覚えています。
「もうこの歳で白いドレス着るのも恥ずかしいかも…」
「若い子みたいなキラキラした演出とかできないし…」
「お金もかかるしなぁ…」
きっと、あなたも似たような気持ちで悩んでいるのではないでしょうか。
でも、大丈夫です。
じつは、30代で結婚式を挙げるカップルは年々増加傾向にあります。
むしろ「30代だからこそ」できる素敵な結婚式のかたちがたくさんあるんです。
今回は30代ならではの結婚式の悩みに寄り添いながら、以下のポイントを詳しく解説していきます。
- 30代で結婚式を挙げない人の実態と理由
- 30代の結婚式のメリット・デメリット
- 30代に人気の結婚式スタイル
- 避けたほうがいい演出や失敗例
- 結婚式を挙げないことへの後悔
- 前向きな気持ちで結婚式に臨むコツ
これから私の経験も交えながら、あなたの不安や悩みを一緒に解決していきましょう。
30代になると結婚式をやりたくない人が多数派?
まずは気になる「30代の結婚式事情」について見ていきましょう。
じつは、30代で結婚式を挙げないカップルの割合は、全体の約4割にも上るそうです。
ドキッとする数字ですよね。
でも、これは逆に言えば、6割のカップルは30代でも結婚式を挙げているということ。
「30代だから結婚式は…」なんて諦める必要は、まったくないんです。
2024年の調査によると、30代での結婚式を躊躇する主な理由はこんな感じ。
- 費用の負担が大きい
- 準備が面倒
- 注目されるのが苦手
- 自分の年齢にふさわしい演出が分からない
- ゲストへの気遣いが大変
思い当たる理由はありますか?
実は私も「もうこの歳だし…」と悩んだ一人。
でも、いざ結婚式を挙げてみると、30代ならではの魅力がたくさんあることに気づいたんです。
30代の結婚式、意外と知らないメリット・デメリット
「30代だから結婚式はやりたくない」
そう思っているあなたに、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
それは、30代の結婚式には20代にはない、素敵なメリットがたくさんあるということ。
30代の結婚式のメリット
- 経済的な余裕があり、こだわりの演出が実現できる
- 落ち着いた大人の雰囲気を演出しやすい
- ゲストへの気配りが自然とできる
- 自分たちの価値観がはっきりしている
- 人生経験を活かした心のこもった式になる
たとえば私の場合、20代の頃に参列した友人の結婚式で「ここは自分ならこうしたいな」と感じた部分を、実際の結婚式で活かすことができました。
料理の質にこだわったり、ゲストとゆっくり話せる時間を多めに設けたり。
30代だからこそできる、大人のおもてなしが実現できたんです。
気になるデメリットは?
もちろん、デメリットもあります。
- 体力的な負担が大きい
- 準備と仕事の両立が大変
- 親族の高齢化への配慮が必要
- 若い世代向けの演出に違和感
でも、これらは工夫次第で十分カバーできるんです。
たとえば体力面の不安は、早めに準備を始めることで解消できます。
仕事との両立も、平日の打ち合わせを控えめにするなど、スケジュール調整で乗り切れます。
むしろ30代は時間管理が上手な人が多いので、計画的に準備を進められる強みがあるんですよ。
30代でも気負わずにできる!おすすめの結婚式スタイル
では、具体的に30代にはどんな結婚式のカタチがおすすめなのでしょうか。
私の経験や、たくさんの先輩花嫁さんの体験談をもとに、30代に人気の結婚式スタイルを紹介します。
1. 大人シンプルウェディング
派手な演出は控えめに、上質な料理とおしゃべりを楽しむスタイル。
ゲストとの会話を大切にしたい30代に、とても人気があります。
私の友人の香苗さん(仮名)は、こんな結婚式を挙げました。
「装飾は白とグリーンで統一して、お料理は和洋折衷のコースを用意したの。派手な演出は一切なし!でも、ゲストの方々からは『落ち着いていて素敵な式だった』って、すごく好評でした」
2. アットホーム少人数ウェディング
20~30人程度の親しい人だけを招いて、家族的な雰囲気で行う結婚式。
会場は一軒家のレストランやプライベートサロンを使うことがほとんど。
「わたしたち、最初は家族だけでささやかに…って思ってたんです。でも、蓋を開けてみたら想像以上に素敵な思い出になりました」
これは、32歳で結婚式を挙げた友人の愛子さん(仮名)の話。
少人数だからこそ、一人一人とじっくり話せて、温かみのある結婚式になったそうです。
3. 和婚スタイル
神社での挙式と、老舗料亭での会食を組み合わせたスタイル。
白無垢姿は年齢を問わず凛とした美しさがあり、30代の花嫁さんにとても人気です。
「和装なら、露出を気にせず堂々と着こなせます。それに、会場の厳かな雰囲気のおかげで、変に気負わなくても自然と品のある式になりますよ」
これは、和装専門のドレスショップで働く方からいただいたアドバイス。
なるほど、確かにその通りかもしれません。
4. フォト&会食スタイル
挙式はせず、写真撮影と食事会だけを行うシンプルなスタイル。
準備の負担も少なく、30代の働くカップルに支持されています。
「仕事が忙しくて、大がかりな結婚式の準備をする時間がなかったんです。でも、思い出に残る写真は残したかったので、このスタイルを選びました」
35歳で結婚した友人の和子さん(仮名)は、こんな風に話してくれました。
30代がやってはいけない!失敗しがちな結婚式演出
さて、ここからは少し辛口な内容になります。
30代で結婚式を挙げる場合、避けたほうがいい演出やNG例を紹介します。
1. 若作りしすぎる演出
- フリフリのプリンセスドレス
- 最近ヒットした曲をBGMに使う
- 可愛らしすぎる装飾
- はしゃぎすぎる演出
無理に若く見せようとする必要はありません。
30代ならではの落ち着きと品格を活かした演出のほうが、ずっと素敵です。
2. 時代錯誤な演出
- 強制的なブーケトス
- 独身者いじり
- 下ネタ系の余興
- サプライズ要素の押し付け
これらの演出は、30代のゲストが多い結婚式では特に不評です。
むしろ、大人の気配りが感じられる上質な演出を心がけましょう。
3. 体力勝負の演出
- 何度もの衣装チェンジ
- 長時間の撮影
- 立ちっぱなしの挨拶回り
- タイトなスケジュール
20代の頃と違って、体力的な限界を考慮する必要があります。
ゆとりを持ったスケジュールを組むことをおすすめします。
30代でも結婚式を挙げないと後悔する?先輩花嫁たちの本音
さて、ここからは少し踏み込んだ話をしていきましょう。
30代で結婚式を挙げなかった人たちは、後になってどんな風に感じているのでしょうか。
実は、結婚式を挙げなかったことを後悔している声が、予想以上に多いんです。
後悔する理由、その1:親への感謝を伝える機会を逃した
「親孝行のつもりで式を挙げないという選択をしたんです。費用の負担をかけたくなかったから。でも今になって思うと、それは親の気持ちを考えていない選択だったかも…」
これは、結婚式を挙げずに入籍だけを済ませた35歳の友人の話。
親の立場からすれば、娘や息子の晴れ姿を見たい気持ちは、お金では測れない価値があるのかもしれません。
後悔する理由、その2:一生の思い出を作れなかった
「『もうこの歳だし…』って諦めてしまったけど、やっぱり記念になる写真も残したかったな…」
入籍のみで済ませた32歳の知人は、こんな風にポツリと漏らしていました。
結婚式は確かにお金と手間がかかります。
でも、一生に一度の特別な思い出という意味では、やってよかったと感じる人のほうが圧倒的に多いようです。
後悔する理由、その3:周りへの感謝を伝えられなかった
「仕事が忙しくて、個別に結婚報告に回る時間も取れなくて。結局、大切な人たちに直接お礼を言う機会を逃してしまいました」
こんな風に振り返る声も。
結婚式は、大切な人たちへの感謝を伝える絶好の機会でもあるんです。
30代の結婚式に前向きな気持ちで臨むためのヒント
さて、ここまで読んでくださって、少し結婚式への不安が和らいできましたか?
でも、まだ「うーん…」という気持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
そこで最後に、30代で結婚式を挙げる際の心構えやモチベーションの保ち方をお伝えします。
1. 「若い子と比べない」がポイント
20代の花嫁さんと自分を比べる必要はありません。
30代には30代の、落ち着いた魅力があるんです。
それを活かした結婚式を考えていきましょう。
2. 完璧を求めすぎない
仕事でバリバリ活躍している30代は、何事も完璧にこなそうとしがち。
でも、結婚式に完璧なんてありません。
むしろ、ちょっとしたハプニングが、あとで笑い話になったりするものです。
3. 自分たちらしさを大切に
「こうあるべき」という固定観念は捨てましょう。
30代のカップルは、自分たちの価値観がはっきりしているはず。
その価値観に素直に従って、二人らしい結婚式を作り上げていけばいいんです。
よくある疑問にお答えします
30代の結婚式について、よく寄せられる質問にお答えしていきます。
Q. ドレス選びで気をつけることは?
30代の花嫁さんからよく聞かれる質問です。
ポイントは「デコルテ(胸元)」と「腕周り」。
露出が気になる方は、レースのボレロを合わせたり、スレンダーラインのドレスを選んだりするのがおすすめです。
また、光沢のある上質な生地を選ぶと、大人の雰囲気が出やすいですよ。
Q. 準備期間はどのくらい必要?
30代の場合、仕事との両立を考えると、1年くらいの準備期間があると安心です。
でも、3ヶ月という短期間で素敵な結婚式を挙げたカップルも多いですよ。
大切なのは、無理のないペースで準備を進めること。
早めに動き出して、余裕を持って当日を迎えられるといいですね。
まとめ:30代だからこそできる、素敵な結婚式を
「30代だから結婚式はやりたくない」という気持ち、本当によく分かります。
でも、結婚式は若い人だけのものじゃないんですよ。
むしろ30代だからこそ、こだわりの詰まった素敵な結婚式ができるんです。
最後に、この記事のポイントをまとめておきましょう。
- 30代の6割以上が何らかの形で結婚式を実施している
- 経済的・精神的な余裕が上質な結婚式を可能にする
- 大人シンプル・少人数・和婚など30代に似合う選択肢が豊富
- 若作りや無理な演出は避け等身大の自分たちらしさを大切に
- 結婚式を挙げないことへの後悔の声は意外と多い
あなたの結婚式、きっと素敵なものになるはずです。
自分の年齢を誇りに思って、ぜひ素敵な一日を作り上げてくださいね。
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