結婚式の準備で頭を悩ませるのが「時間」の問題ですよね。
とくに午前中の結婚式となると「ゲストに迷惑をかけてしまうかも…」と不安になってしまいます。
私も結婚式を挙げた経験者として、その気持ちはよく分かります。
たとえば、友人から「午前9時から挙式」と聞いたときのこと。
正直「え?そんな早くから大丈夫?」と思ってしまいました。
でも実は、午前中の結婚式には意外なメリットがたくさん隠れているんです。
今回は実際に午前中の結婚式を経験した先輩花嫁さんたちの声を参考に、午前中の結婚式のメリット・デメリットを徹底解説していきます。
結婚式が午前スタートはゲストに迷惑?メリットとデメリットを比較
まずは、午前中の結婚式について、メリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
午前中の結婚式のメリット
- お昼前後の披露宴なので食事のリズムを崩さない
- 「明るいうちにお祝い事をする」という縁起の良さがある
- 披露宴が昼過ぎに終わるのでゲストが帰宅しやすい
- 夜の二次会までゆっくり準備できる
午前中の結婚式のデメリット
- 早朝から準備が必要で時間に余裕がない
- 美容院が開いていない時間帯のため、早朝料金が発生
- 遠方からのゲストは前泊が必要になる可能性が高い
- 二次会までの待ち時間が長くなりすぎる
結婚式の開始時間で迷惑になる午前の時間帯
さて、次は具体的に結婚式が「この時間はちょっと早すぎかも…」という時間帯を見ていきましょう。
9時台からの挙式は要注意!
9時からの挙式となると、ゲストは遅くとも8時30分には会場に到着している必要があります。
となると、家を7時には出発しないと間に合わない計算に。
女性ゲストの場合は、メイクや着付けの時間も必要なので、朝5時には起きなければいけないかも…。
これはかなりハードなスケジュールですよね。
美容院の営業時間との兼ね合いも考慮が必要
多くの美容院は朝9時や10時オープン。
早朝にヘアセットをお願いする場合は、割増料金を払って早めに開けてもらう必要があります。
たとえば私の知人は、9時挙式に参列するために早朝料金5,000円を支払って7時から美容院に入ったそう。
これはゲストにとって、かなりの負担になってしまいますよね。
ゲストが「結婚式の時間が早すぎ」と思わない午前の時間帯
では、午前中でも「この時間なら大丈夫かな」という時間帯を紹介しましょう。
10時30分以降なら比較的安心
挙式を10時30分以降にすれば、ゲストの集合時間は10時。
朝8時に家を出発すれば十分間に合う計算になります。
美容院も通常料金で利用できる時間帯なので、ゲストの負担がグッと減りますよ。
11時台からの挙式がベストバランス
さらに理想的なのは11時台からの挙式。
ゲストは朝9時頃から準備を始めれば間に合うので、いつもの休日と変わらないペースで過ごせます。
披露宴も12時30分頃からスタートするので、ちょうどランチタイムと重なって◎。
結婚式の開始時間が早い場合のゲストへの配慮
どうしても早い時間からの挙式になってしまう場合は、以下のような配慮があると喜ばれます。
- 式場での着付け・ヘアメイクサービスを手配
- 遠方ゲストの前泊費用を負担
- 早朝営業している美容院のリストを作成
- 宿泊先から式場までの送迎バスを用意
- 朝食やドリンクのサービスを充実させる
招待状に気遣いのメッセージを添える
また、招待状に以下のようなメッセージを添えると◎。
「早い時間からのご参列、誠に恐縮ではございますが、ぜひお越しいただけますと幸いです。ご宿泊やヘアメイクのご相談も承っておりますので、お気軽にお申し付けくださいませ」
早い時間帯の結婚式に参列したゲストの本音
実際に早朝からの結婚式に参列したゲストの声を紹介します。
まりこ(仮名)さんの場合:
「9時からの挙式で、朝5時起きは正直キツかったです。でも新郎新婦が『早い時間でごめんね』って気遣ってくれて、宿泊先も手配してくれたので助かりました」
ゆうこ(仮名)さんの場合:
「10時半からの挙式でしたが、式場で着付けとヘアセットができたので、そんなに大変じゃありませんでした。むしろ、お昼過ぎには終わって、夜までゆっくりできたのが良かったです」
メリハリのある1日になるという意外なメリットも
意外にも「朝からお祝いして、午後は自分の時間が作れて良かった」という声も。
とくに子育て中のゲストからは「子どもの生活リズムを崩さなくて済んだ」という意見も多かったんです。
意外と知られていない!午前中の結婚式ならではの魅力
これまでデメリットの話が多かったですが、実は午前中の結婚式ならではの魅力もたくさんあるんです。
朝の澄んだ空気の中での写真撮影
朝は空気が澄んでいて、自然光での写真撮影に最適な時間帯。
結婚式の写真は一生の思い出になるものなので、これは大きなメリットと言えますよね。
披露宴料理が昼食になるメリット
披露宴の料理が昼食時になるので、ゲストも普段の食事時間どおりに楽しめます。
夜の披露宴だと「お腹が空きすぎて辛い…」なんてことも。
お開き後の時間の使い方が自由
午後3時頃にはすべて終了するので、遠方からのゲストも同日中に帰宅できます。
ゆっくり観光したり、買い物を楽しんだりする時間も作れるんです。
よくある質問
午前中の結婚式について、よくある質問にお答えします。
Q.親族だけなら午前9時からの挙式でも大丈夫?
基本的には親族でも早すぎる時間は避けた方が無難です。
和装の場合は着付けに時間がかかるので、なおさらです。
親族だからこそ、ゆとりを持った時間設定にすることをおすすめします。
Q.平日の午前中の結婚式はあり?
平日の午前中は、お仕事を持つゲストにとってはかなりハードルが高くなります。
休暇を取得する必要があり、さらに早朝からの準備となると、よほど親しい間柄でないと厳しいかもしれません。
まとめ:結婚式が午前中でも工夫次第で素敵な1日に!
午前中の結婚式について詳しくご紹介してきました。
早朝からの結婚式は確かにゲストへの負担は大きくなりがち。
でも、しっかりとした配慮があれば、むしろ午前中ならではの魅力を活かした素敵な結婚式になります。
最後に、今回お伝えしたポイントをまとめておきましょう。
- 9時台からの挙式は避けるのがベスト
- 10時30分以降なら比較的負担が少ない
- 11時台からの挙式が最も理想的
- 早朝の場合は宿泊やヘアメイクのサポートを
- 招待状には気遣いのメッセージを添える
- 朝の澄んだ空気の中での写真撮影は魅力的
どんな時間帯の結婚式でも、ゲストへの思いやりの気持ちを忘れずに。
そうすれば、きっと素敵な思い出に残る1日になるはずですよ。
コメント