結婚式の準備って楽しみなはずなのに、ゲストの交通費のことを考えると頭を悩ませてしまいますよね。
とくに、片方の親族が遠方に住んでいるカップルにとって、結婚式をどこで挙げるのか、お車代はどうするのか、宿泊はどうするのか……気になることがたくさん。
私も数年前に結婚式を挙げたとき、同じ悩みを抱えていました。
でも、大丈夫です!
結婚式で片方の親族が遠方の場合は、以下のポイントを押さえておけば安心ですよ。
- 会場選びは「今住んでいる場所」「どちらかの地元」「思い出の場所」の3つから選択
- 交通費や宿泊費の負担は、両家の慣習を確認してから決定
- 遠方ゲストへの負担額は、交通費なら片道分、宿泊費なら半額程度が目安
- 招待状を出す前に、ゲストの予定や希望を電話で確認
- 当日は送迎バスの手配など、きめ細かい配慮を忘れずに
今回は、そんなお悩みを持つあなたのために、結婚式で片方の親族が遠方の場合の対処法を、私の体験を交えながら詳しくお伝えしていきますね。
結婚式で片方の親族が遠方の場合、結婚式はどこで挙げる?
まずは、結婚式をどこで挙げるのかを決める必要がありますよね。
実は、この選択肢って意外とたくさんあるんです。
現在ふたりが住んでいる場所で挙げる
片方の親族が遠方の場合、いちばん多いのは「今住んでいる場所で挙げる」というパターン。
たとえば、関東に住むカップルで、新郎の実家が九州……というような場合、関東で式を挙げることが多いんです。
その理由は、ずばり!職場の上司や同僚を招待しやすいから。
職場の人に遠方まで来てもらうのって、なんだか申し訳ないですよね。
それに、結婚式の打ち合わせにも通いやすいというメリットも。
どちらかの地元で挙げる
次に多いのが、どちらかの地元で挙げるパターン。
このときは、新婦側の地元で行うことが多いみたい。
それって、なぜだと思います?
実は、ドレス選びやヘアメイクの打ち合わせなど、新婦側の準備が多いからなんです。
でも、新郎側の地元で挙げることだってもちろんOK!
たとえば、新郎が長男で、地元の親族をたくさん呼びたい場合なんかは、新郎側の地元を選ぶケースも。
ふたりの思い出の場所で挙げる
最近増えているのが、ふたりの思い出の場所で挙げるパターン。
たとえば、大学時代を過ごした街とか、プロポーズをした場所とか。
どっちの地元にするか悩むくらいなら、思い切って第三の場所!というカップルも。
挙式を片方の地元で、披露宴はもう片方の地元で挙げるメリット・デメリット
実は私、挙式は夫の地元の京都で、披露宴は私の地元の東京で行ったんです。
その経験から、メリットとデメリットをお伝えしますね。
メリット
- 両方の親族に配慮できる
- それぞれの地域の文化や伝統を取り入れられる
- 思い出の場所が2つできる
- 親族同士の負担が平等になる
デメリット
- 費用が2倍近くかかる
- 準備の手間が2倍
- ドレスの移動や保管が大変
- 両家の親族の予定を2回調整する必要がある
結婚式で片方の親族が遠方の場合、交通費や宿泊費は誰が負担するのが常識?
交通費や宿泊費の負担も気になりますよね。
実は、この部分がいちばんモヤモヤする部分かもしれません。
でも、基本的なルールがあるんです。
基本的な考え方
遠方から来てくれるゲストの交通費や宿泊費は、新郎新婦側で負担するのが基本とされています。
これは、招待する側の”おもてなしの心”の表れなんですね。
親族の場合
ただし、親族の場合は地域によって慣習が違うことも。
たとえば、「親戚づきあいだから、交通費は自己負担が当たり前」という地域もあれば、「遠方から来る親戚には全額負担するのが礼儀」という地域も。
なので、まずは両家のご両親に「うちではどうするのが普通?」と聞いてみるのがおすすめです。
結婚式で片方の親族が遠方の場合、費用はどのくらい負担するのが常識?
具体的な金額の相場も気になりますよね。
実際の費用負担の例をご紹介します。
交通費の場合 | 負担額の目安 |
---|---|
新幹線利用 | 片道分または往復分 |
飛行機利用 | 往復の半額または全額 |
車での移動 | 高速料金+ガソリン代の半額程度 |
宿泊費の場合 | 負担額の目安 |
---|---|
親族 | 全額または半額 |
友人 | 半額程度 |
会社関係 | 全額または半額 |
予算が限られている場合の対応
予算的に全額負担が難しい場合は、以下のような方法もあります。
- 交通費か宿泊費のどちらか一方を負担する
- 一律で決めた金額を「お車代」として渡す
- ご祝儀を辞退する代わりに交通費・宿泊費は自己負担してもらう
結婚式に遠方から来るゲストへの配慮やマナー
お金以外にも、遠方から来てくれるゲストへの配慮が必要です。
私の経験から、やっておいて良かったことをお伝えしますね。
招待状を出す前にすること
- 電話で事前に日程の都合を確認する
- 交通費・宿泊費の負担について説明する
- 宿泊の希望を聞く
- アクセス方法を確認する
当日までの準備でやっておくこと
- 会場までの詳しい地図を用意する
- 最寄り駅からの送迎バスを手配する
- 宿泊先の予約を手伝う
- 近隣の観光スポット情報を用意する
当日の配慮
- 遠方ゲスト優先の座席配置にする
- 挨拶回りでしっかり感謝を伝える
- お見送りまでしっかりする
独自の提案:遠方ゲストへの新しい対応方法
ここからは、私が実際に体験して「これ、いいかも!」と思った方法をご紹介します。
前泊パーティーの提案
遠方から来てくれるゲストのために、前日に軽いパーティーを開くという方法。
私の場合は、披露宴会場の近くのレストランを貸し切って、前泊組で食事会を開きました。
結果的に、これが両家の親族の交流の場になって、翌日の結婚式がより和やかな雰囲気になったんです。
オンライン中継の活用
最近は、結婚式の様子をオンラインで中継する会場も増えています。
遠方で体調や予定の都合で来られないゲストも、オンラインで参加できるんです。
ちなみに、私の結婚式では、入院中だった夫の祖母がタブレットで参加してくれました。
アフターパーティーの提案
結婚式の後日に、遠方の地域でアフターパーティーを開く方法も。
私の友人は、結婚式は東京で挙げ、1ヶ月後に九州の実家で親族向けのお披露目パーティーを開いていました。
こちらのほうが予算も抑えられて、より多くのゲストに参加してもらえるかもしれません。
よくある質問
遠方の結婚式について、私によく聞かれる質問をご紹介します。
Q1. 遠方のゲストの宿泊先は、必ず式場と同じホテルにする必要がある?
いいえ、必ずしも同じホテルである必要はありません。
むしろ、ゲストの予算に合わせて複数の宿泊先を提案するのがおすすめです。
私の場合は、以下の3パターンを用意しました。
- 式場と同じホテル(高級路線)
- 駅前のビジネスホテル(リーズナブル)
- 観光地のホテル(観光も楽しめる)
Q2. 遠方の友人には、交通費と宿泊費のどちらを負担するべき?
これは、その友人との関係性によって変わってきます。
たとえば、こんな風な分けかたがあります。
- 親友:交通費+宿泊費を全額負担
- 仲の良い友人:交通費か宿泊費のどちらか一方を負担
- それ以外の友人:定額のお車代を用意
迷った場合は「あなたが過去に友人の結婚式に呼ばれたとき、どうだった?」を思い出すと参考になりますよ。
まとめ:遠方の結婚式で押さえておきたいポイント
結婚式で片方の親族が遠方の場合、やることがたくさんありますよね。
でも、順番に整理していけば、きっと素敵な結婚式が実現できるはず。
最後に、重要なポイントをまとめておきましょう。
- 式場選びは、ゲストの利便性を第一に考える
- 両家の慣習を確認してから費用負担を決める
- 交通費・宿泊費は、できる範囲で負担する
- 遠方ゲストへの配慮は、招待状を出す前から始める
- 当日までのスケジュールは、余裕を持って組む
- オンライン参加など、新しい選択肢も検討する
結婚式は、大切な人たちに祝福してもらう特別な日。
片方の親族が遠方だからこそ、より丁寧な準備と心配りが必要になります。
でも、その分だけゲストへの感謝の気持ちも深くなるはず。
きっと、素敵な思い出になることでしょう。
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