「結婚式なんかやりたくない!」
そう思っているあなた、私にも同じ経験があります。
人前でスピーチするなんて絶対無理、打ち合わせの時間なんてもったいない、そんな気持ちでいっぱいだった10年前。
私も結婚式に対して、ものすごく消極的でした。
でも、さまざまな経験を経て、今では「やってよかった」と思える部分も見えてきました。
ただし、もちろん後悔が全くないわけではありません。
そこでこの記事では、私の経験をふまえて結婚式が憂鬱な人に向けてこんな内容を書いていきます。
- 結婚式に消極的な人が、実際に式を挙げた後どう感じたのか
- やってよかったと思えた意外な理由とは
- 「やっぱり嫌だった」と後悔が残る部分
- 結婚式を挙げるならどんな工夫ができるのか
結婚式をやりたくなかったけどやった結果、正直どうだった?
結婚式なんて絶対やりたくない!
そう思っていた当時の私は、友人の結婚式に出るたびにソワソワして落ち着かない気持ちでいっぱいでした。
新婦の手紙で涙を流す場面では「私には絶対無理…」とため息をつき、ケーキ入刀の演出を見ては「恥ずかしすぎる!」と震えが止まりませんでした。
私の「結婚式やりたくない症候群」の原因は、こんなところにありました。
- 人前で注目されるのが苦手すぎる
- 演出が恥ずかしすぎて想像しただけで赤面する
- 何百万円ものお金をかけるのがもったいない
- 衣装選びや準備が面倒くさそう
- 両家の親族が一堂に会するのがプレッシャー
それでも、両親からの熱烈な希望もあって「しょうがないなぁ…」という気持ちで結婚式を挙げることにしたんです。
でも、ふしぎなもので、準備を進めていくうちに少しずつ気持ちが変化してきました。
たとえば打ち合わせの時、夫が真剣に私の希望を聞いてくれたり、「こういうのはどう?」とアイデアを出してくれたり。
普段はクールな夫が、意外と積極的に結婚式の準備に参加してくれる姿を見て、ドキッとしたんです。
それに、打ち合わせの帰りに「お腹すいたね」とカフェに寄り道したり、衣装選びの後に「やっぱりこっちの方が似合ってたかも」なんて話し合ったり…。
気がつけば、結婚式の準備は私たち二人の思い出を作る時間になっていました。
式当日はというと…。
うん、正直なところ緊張で手が震えて、足取りもフラフラ。
でも、会場に集まってくれた大切な人たちの温かい視線に包まれているうちに、不思議と心が落ち着いてきたんです。
「今日という日を、みんなが祝福してくれているんだな」
そう実感できた瞬間は、今でも鮮明に覚えています。
結果として「やってよかったかな」という気持ちが8割、「やっぱり恥ずかしかった…」という気持ちが2割。
予想以上にポジティブな気持ちで終われました。
やりたくなかった結婚式だけどやってみて良かった点
結婚式をやって驚いたのは、想像していなかった「いいこと」がたくさんあったこと。
あれから10年経った今でも「あの時、やっぱりやってよかったな」と思える瞬間がたくさんあります。
両親の喜ぶ顔が見られた
私の両親は、普段はあまり感情を表に出さないタイプ。
特に父は無口で、「ありがとう」なんて言葉を聞いたことがありませんでした。
でも結婚式の日、父は涙ぐみながら「ありがとう」と私に言ってくれたんです。
その時の父の表情は、今でも鮮明に覚えています。
母は式の準備中から「楽しみだわ」と目を輝かせていて、当日は私の着付けを手伝ってくれながら「こんな日が来るなんて…」と何度も涙をぬぐっていました。
結婚式は、両親への感謝を伝える絶好の機会になったんです。
友人との絆が深まった
忙しい中、遠方から駆けつけてくれた友人たち。
学生時代からの親友は前日から泊まりがけで来てくれて、夜遅くまでおしゃべりしました。
友人の一人は「久しぶりに会えて嬉しい」と涙ぐんでくれて、私も思わずもらい泣き。
結婚式は、大切な友人たちと絆を確かめ合える素敵な機会になりました。
夫婦の絆が深まった
結婚式の準備は確かに大変でしたが、その過程で夫との絆が深まったと感じています。
最初は消極的だった夫も、打ち合わせを重ねるうちに積極的に意見を言ってくれるように。
二人で真剣に話し合う時間が増えました。
- 会場選びで意見を出し合う
- 招待状のデザインを一緒に選ぶ
- 当日の段取りを相談する
- 予算のやりくりを考える
- お互いの家族との調整を協力してする
こういった経験の積み重ねが、私たち夫婦の信頼関係を築いてくれました。
今思えば、結婚式の準備は私たちの「夫婦修行」だったのかもしれません。
一生の思い出になる写真が残せた
プロのカメラマンに撮影してもらった写真は、本当に宝物になりました。
10年経った今、結婚式のアルバムを開くと「若かったなぁ」としみじみ。
子どもたちも「パパとママの結婚式の写真だ!」と興味津々で見てくれます。
特に嬉しかったのは、両家の家族写真が残せたこと。
今となっては、もうこのメンバーで写真が撮れる機会はないので、本当に貴重な1枚になりました。
嫌々ながら結婚式を挙げてやっぱり嫌だった点
でも正直に言うと、「やっぱり嫌だったなぁ」と思う部分も少なからずありました。
想像以上に大変だった準備
結婚式の準備って、本当に時間も体力も使うんです。
休日は朝から晩まで打ち合わせ。平日は仕事が終わってから招待状の住所書き。
「もう無理…」と何度泣きそうになったことか。
- 土日の打ち合わせで休む暇がない
- 仕事終わりの疲れた頭で準備をする
- 家事の時間が削られてクタクタ
- ストレスで体調を崩しそうに
結婚式に向けてダイエットもしなきゃいけないのに、忙しさのあまり逆に暴飲暴食…。
体重は増える一方でした。ため息。
予算が想定以上にかかってしまった
当初の予算をオーバーしてしまい、新婚旅行の予算を削ることに。今でも少し後悔が残ります。
具体的にはこんな感じです。
想定外の出費 | 金額の目安 |
---|---|
衣装の小物代 | 5万円以上 |
美容関係の施術費 | 15万円以上 |
記念写真のオプション | 10万円以上 |
引出物の追加 | 8万円以上 |
「これくらいなら…」と少しずつ追加していった結果、予想以上の出費に。
新婚旅行は国内の温泉旅行で我慢することになってしまいました。
演出は想像以上に恥ずかしかった
ケーキ入刀や手紙の朗読など、人前での演出は想像以上に恥ずかしかったです。
特に辛かったのが「花嫁の手紙」。
普段、人前で感情を表に出すのが苦手な私にとって、会場の皆さんの前で手紙を読むのは本当に苦痛でした。
読んでいる最中、手が震えて紙が揺れるし、声は上ずるし…。思い出すだけでも赤面してしまいます。
今思えば、こういう演出は「やりたくない」とはっきり断ればよかったんです。
親族関係のストレスが半端なかった
親族への気遣いや、席次の調整など、想像以上に気を使うことが多くて疲れました。
- 両家の希望が食い違う
- 親戚の序列を考えるのが面倒
- 遠方の親戚の送迎の手配
- 不仲な親族同士の席の配置
特に大変だったのが、実家と義実家の意見の食い違い。
実家は「できるだけ多くの親戚を呼びたい」、義実家は「親戚は最小限に」という希望で、その調整に苦労しました。
結局、どちらの言い分も完全には叶えられず、中途半端な形に。これは今でも心残りです。
噂になるのが嫌だった
田舎ならではの悩みかもしれませんが、親戚や近所の噂も気になりました。
「あの家の結婚式は地味だった」とか「料理が足りなかった」なんて噂が広まるのが怖くて、本当はやりたくない演出も「やらないと…」という気持ちになってしまったんです。
結婚式をやりたくない人におすすめの工夫や改善案
ここからは、結婚式をやりたくないと思っているあなたに、私の経験から得た具体的なアドバイスをお伝えします。
身内だけの小規模な結婚式という選択
最近は「家族婚」という言葉も定着してきましたよね。
私の友人のなかにも、家族だけの小規模な結婚式を選ぶ人が増えています。
たとえば、私の友達の優子(仮名)は20人程度の食事会形式で結婚式を済ませました。
会場はホテルの小さな個室。おしゃれなコース料理を楽しみながら、ゆっくりと歓談。
「こじんまりとしていて、かえって心が通い合えた」と、とても満足そうでした。
演出は最小限に抑える作戦
「恥ずかしい演出はイヤ!」という人には、思い切って演出を最小限に抑えることをおすすめします。
- ケーキ入刀は写真だけにする
- 手紙は事前に直接渡す
- 余興は一切なしでOK
- お色直しは1回だけ、もしくはなし
- 歓談の時間を多めに設定する
実は、最近の結婚式場はこういったリクエストにも柔軟に対応してくれるんです。
私の後輩がつい先日挙げた結婚式では、演出を最小限にして、その分料理にこだわったそう。
ゲストからは「ゆっくり料理を楽しめて良かった」と好評だったとか。
フォトウェディングという新しい選択肢
結婚式は挙げたくないけど、記念に残る写真は欲しい…。
そんな人には「フォトウェディング」がぴったり。
私の従姉妹は、結婚式はせずにフォトウェディングだけにしました。
- 衣装代と写真撮影で20万円程度
- 好きな場所でゆっくり撮影できる
- 二人の思い出の場所で撮れる
- 人前で緊張せずに済む
出来上がった写真は本当に素敵で、結婚式の写真よりもリラックスした表情が印象的でした。
1.5次会スタイルで気楽に
披露宴ではなく、カジュアルな1.5次会形式にするのも人気上昇中です。
友人の結婚パーティーでは、こんな工夫が。
- ドレスコードはセミフォーマル
- 着席ではなく立食形式
- 乾杯の後は自由に歓談
- 好きな時間に来て帰れる
- 会費制で予算も明確
堅苦しい雰囲気がなく、ゲストもリラックスして楽しめたそうです。
記念日婚という新発想
最近注目されているのが「記念日婚」。
結婚式は一旦保留にして、結婚記念日や子どもが生まれてから挙げる形式です。
私の同僚は、子どもが2歳になったタイミングで結婚式を挙げました。
- 子どもも一緒に思い出作り
- 心の準備ができてから挙げられる
- 貯金に余裕をもって準備できる
- 親族との関係も落ち着いている
「2年間の夫婦生活を経て、改めて誓いを立てられて良かった」と話してくれました。
結婚式に対する価値観は変わってきている
ここまでお話ししてきて、最近よく考えるのは「結婚式の本質的な意味」についてです。
結婚式を「自分たちの晴れ舞台」と捉えてしまうと、どうしても重圧を感じてしまいますよね。
私もそうでした。結婚式のことを考えると眠れない夜が何度あったことか……。
でも今、10年という時を経て気づいたのは、結婚式には違った側面があるということ。
それは「人生の節目に、大切な人たちと時間を共有する機会」という捉え方です。
人は誰でも、忙しい毎日を送っています。
仕事に追われ、家事に追われ、なかなか立ち止まって大切な人と向き合う時間が取れません。
結婚式は、そんな日常から一歩離れて、互いの存在を確かめ合える特別な時間なのかもしれません。
完璧を求めすぎない勇気
もう一つ、大切だと感じているのは「完璧を求めすぎない」ということ。
結婚式の細かい演出や、料理のグレード、引出物の品定めに一喜一憂するよりも、その場に集まってくれた人たちとの時間を大切にする。
そんな気持ちでいると、不思議と心が楽になってきます。
あの時の私も、もっと肩の力を抜いていれば、もっと楽しめたのかもしれません。
よくある質問
結婚式について、みなさんからよくいただく質問にお答えします。
Q.親に結婚式をやってほしいと言われて困っています
これは本当によくある悩みですよね。私の周りでも、多くの人が経験しています。
親の希望と自分の気持ちの間で板挟みになって、眠れない夜を過ごしている人も少なくないはず。
でも、ここで大切なのは「対話」です。
親の「結婚式をやってほしい」という気持ちの裏には、きっと「娘の幸せを祝いたい」「親族にお披露目したい」といった思いが隠れています。
まずはその気持ちを受け止めた上で、あなたの考えを丁寧に説明してみてはどうでしょう?
私の場合は、親と何度も話し合って「規模は小さくする」「演出は最小限にする」という条件付きで合意に至りました。
最初は大きな式を望んでいた親も、私の気持ちを理解してくれて「あなたが幸せならそれでいい」と言ってくれたんです。
Q.結婚式の費用が気になって夜も眠れません
お金の心配は、本当に切実な問題ですよね。私も毎晩、電卓をたたいていました。
でも、最近は結婚式のスタイルも多様化していて、必ずしも何百万円もかける必要はないんです。
たとえば、少人数の会食スタイルなら100万円程度で済ませることも可能です。
式場との打ち合わせでは、最初に予算をはっきり伝えることが大切。
あいまいにしておくと、あとで追加料金の提案をされて困ることになります。
まとめ:結婚式をめぐる本音と向き合う
結婚式をやりたくないと思っているあなたへ。
「やりたくない」という気持ちは、決して特別なことではありません。
むしろ、とても自然な感情なのかもしれません。
ここまでお話ししてきた内容を、もう一度整理してみましょう。
- 結婚式に消極的な人の方が、実は多数派かもしれない
- やってみたら意外な発見があり、気持ちが変わることも
- 準備は確かに大変だけど、その過程で得られる学びもある
- 演出は自分たちの好きなようにカスタマイズできる時代
- 小規模でシンプルな形式を選ぶのも、立派な選択肢
- 完璧を目指さない方が、気持ちに余裕が生まれる
- 家族婚やフォトウェディングなど、新しい選択肢もある
結婚式は決して「こうでなければならない」というものではありません。
むしろ、「やりたくない」という気持ちを素直に認めることから、あなたらしい形が見えてくるのかもしれません。
私の10年前の経験を振り返ると、全てが完璧だったわけではありませんでした。
でも、あの時の緊張や不安、そして喜びは、確かに私たち夫婦の大切な思い出になっています。
もしかしたら、結婚式は「完璧な一日」を目指すものではなく、少しの失敗や照れくささも含めて「ありのままの自分たち」を祝福する場なのかもしれません。
どんな形を選ぶにせよ、大切なのは「自分たちらしさ」を大切にすること。
派手な演出や豪華な料理、完璧な進行よりも、あなたとパートナーの気持ちが一番大切です。
きっと、そこから始めれば、自然とあなたにぴったりの形が見えてくるはずです。そして、それが必ずしも「一般的な結婚式」である必要はないのです。
結婚式をやるかやらないか、どんな形にするか…。その答えは、あなたの中にあります。
この記事があなたの気持ちの整理のヒントになれば、とても嬉しく思います。
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