「結婚式なのに旦那にお金がない…」そう気づいた瞬間、多くの花嫁さんは頭を抱えてしまいますよね。私の身近にもそんなカップルがいて他人事ではありません。
でも大丈夫です。深呼吸して。あなたは一人じゃありませんよ。
結論だけをまとめると……
- 旦那さんにお金がなくても、工夫次第で素敵な結婚式は可能
- お金の問題は結婚後も続く可能性があるため、今こそ価値観をすり合わせるチャンス
- 自分たちらしさを大切に、無理のない範囲での結婚式計画が大切
「でも私たちの場合は特別で…」と思っているあなた。ご安心ください。これから具体的な対処法と、旦那さんとのお金の問題について一緒に考えていきましょう。
結婚式なのに旦那にお金がない場合の3ステップの対処法
結婚式を控えているのに旦那さんにお金がないと分かった時、ショックと不安でいっぱいになりますよね。でも、その気持ちを抱えたまま何も対策を講じないのは、もったいない。
実はこれ、意外と多くのカップルが直面する問題なんです。何も特別なことじゃないんですよ。
まずは冷静に現状を把握して、二人で向き合うことが第一歩です。
ステップ1.現状をしっかり把握する
「旦那さんにお金がない」と一言で言っても、その状況は様々。
- 完全にゼロなのか、一部足りないのか
- 一時的な出費があって今だけなのか、慢性的な問題なのか
- 結婚式までにどれくらいの期間があるのか
- 借金などの負債はあるのか
これらの状況をきちんと把握することが、対策を立てる第一歩です。
「なんで今まで言わなかったの?」と責めたくなる気持ちもわかります。でもここで責めても状況は改善しません。
むしろ、これを機に二人のお金の話をオープンにできたことはプラスと考えましょう。結婚生活ではお金の問題は必ず出てくるもの。
この機会に、お互いの収入や支出、貯金の状況、お金の使い方の価値観をしっかり話し合うのが大切です。
ステップ2.あなたが負担できる範囲を明確にする
次に考えるべきは、あなた自身がどこまで負担できるか、そしてどこまで負担したいかということ。
- 貯金をすべて結婚式に使いたいか
- 一部を負担してもらうことを期待しているか
- 結婚後の生活資金も考慮したいか
- 式の規模を縮小することで納得できるか
これは人それぞれの価値観で、正解はありません。
「新婚旅行や新生活の資金も必要だから、結婚式にすべての貯金は使えない」という考えも、「一生に一度だから思い切り素敵な結婚式をしたい」という考えも、どちらも尊重されるべきです。
大切なのは、自分の気持ちと相手の状況をすり合わせること。
無理をして後悔するよりも、自分の中で「ここまではOK」というラインを決めておくと、話し合いがスムーズになります。
ステップ3.実際的な対処法を考える
さて、ここからが本題。具体的にどうすれば良いのでしょうか?
- 両家からの援助を相談する
- 結婚式の規模やスタイルを見直す
- 日程を延期して資金準備の時間を作る
- ご祝儀を活用した後払いの可能性を探る
- DIYやハンドメイドで費用を抑える
両家からの援助を相談する
まず、両家からの援助について。
これは非常にデリケートな問題ですが、多くの日本のカップルは親からの援助を受けて結婚式を挙げています。
相談する際は、「すべて出してほしい」というよりも、「私たちはこれだけ貯金していて、これだけ足りないので、もし可能であれば援助してほしい」という具体的な金額と理由を伝えるとスムーズです。
規模やスタイルの見直し
次に、結婚式の規模やスタイルの見直し。
ゲスト数を減らす、平日や午前中の式にする、オフシーズンを選ぶなど、工夫次第で費用は大幅に抑えられます。
少人数の家族婚や、挙式と食事会のみのシンプルな形にすることで、100万円以下で素敵な式を挙げることも可能です。
日程の延期
日程を延期するという選択肢も。
無理に急いで挙げるより、1年くらい延期して二人で貯金するという方法もあります。その期間に二人でお金の管理について学び、実践する良い機会になります。
ご祝儀の活用
ご祝儀の活用も忘れずに。
式場によっては後払いプランがあり、当日いただくご祝儀を費用に充てることができます。これは特に、親族が多く参加する場合に効果的です。
DIYやハンドメイドで節約
最後に、DIYやハンドメイドも費用を抑える良い方法。
招待状、装飾品、プチギフトなどを手作りすることで、費用を抑えつつオリジナリティを出すことができます。
友人に協力を依頼して、写真撮影やヘアメイクを頼むという方法もあります。
「結婚式にお金をかけられないなんてダサい」なんて思う必要はまったくありません。
むしろ、工夫を凝らした結婚式は参加者の心に残りますし、二人で乗り越えた経験は宝物になります。
結婚式の費用を用意できない旦那と結婚して本当に大丈夫?
ここからは少し踏み込んだ話になります。
結婚式の費用が用意できない旦那さんと結婚して大丈夫なのか…その不安、実はとても自然なことです。
ネット上でも

結婚式のお金が用意できない彼と本当に幸せになれるのか不安です
という相談をよく見かけますから……。
結婚は一生の決断。
将来のパートナーとしての不安が生じるのは当然です。でも、この問題は単純に「大丈夫か、大丈夫じゃないか」と二分できるものではありません。
金銭感覚と価値観が一致しているか
まず考えたいのは、お互いの金銭感覚や価値観の一致度です。
- 旦那さんがお金を用意できない理由は何か
- 普段の金銭管理に対する姿勢はどうか
- 将来のために計画的に貯金する意志はあるか
- お金に対する考え方に根本的な違いはないか
例えば、「急な出費があって今は用意できないけど、計画的に貯めていきたい」という場合と、「結婚式にお金をかける価値がないと思っている」という場合では、問題の本質が全く異なります。
前者は一時的な資金不足であり、後者は価値観の相違です。
また、普段の金銭管理についても注目する価値があります。
給料日後すぐに使い切ってしまうタイプなのか、計画的に使うタイプなのか。
浪費癖がないか、ギャンブルやゲームなどについ使いすぎてしまう傾向はないか。
「結婚式のためにお金を貯められない」ということは、将来的にも「子どもの教育費」「マイホーム購入」「老後の備え」などに対しても同じ問題が起こる可能性があります。
今回の件を通じて、彼のお金に対する姿勢や考え方をよく観察することが大切です。
協力して解決する姿勢があるか
次に注目したいのは、この問題に対する彼の姿勢です。
- 問題を認識し、解決しようとする気持ちがあるか
- あなたの気持ちや価値観を理解しようとしているか
- 二人で力を合わせる意識があるか
- 自分の責任を認めているか
お金がないこと自体より、その状況にどう向き合うかが重要です。
「ごめん、俺が悪かった。これからどうすべきか一緒に考えよう」と言える人と、「そんなに立派な結婚式が必要なの?」と責任転嫁する人では、将来のパートナーとしての資質が大きく異なります。
結婚生活では様々な困難が訪れます。
その時に二人で向き合い、協力して乗り越えられるかどうかが幸せな結婚の鍵です。
この結婚式費用の問題は、そんな二人の関係性を試す最初のハードルかもしれません。
将来設計を共有できているか
最後に考えたいのは、将来設計です。
- 二人の収入と支出のバランスはどうなるか
- 共働きか、将来的に片方が専業になる可能性はあるか
- 子どもを持つ計画はあるか
- 住居や生活水準についての考え方は一致しているか
結婚式はあくまでスタート地点。
そこからの長い人生をどう過ごすかのビジョンを共有できているかが重要です。
例えば、「今は彼の収入が少なくても、将来的にはもっと稼げるようになる見込みがある」という場合と、「今後も大きな収入アップは期待できない」という場合では、判断が変わるかもしれません。
また、「二人で力を合わせて頑張っていこう」という姿勢があれば、多少の経済的な不安は乗り越えられるでしょう。
一方で、「男が稼ぐべき」「専業主婦になりたい」という価値観を持っている場合は、彼の経済力がより重要な要素となります。
「結婚式のお金が用意できないから絶対にダメ」ということではありません。
むしろ、この問題をきっかけに、お互いの価値観や将来設計をしっかり話し合うことができれば、それは結婚前に得られた貴重な機会と言えます。
大切なのは、「自分が何を大切にしたいのか」「何なら妥協できるのか」をよく考え、パートナーとしっかり対話することです。
これからの長い人生、幸せな結婚生活を送るためには、お互いを尊重し、協力し合える関係が何より重要です。
「結婚式が豪華かどうか」より「二人の関係性の質」こそが、幸せな結婚の鍵なのです。
「結婚式なのに旦那にお金ない」のまとめ
結婚式を控えているのに旦那さんにお金がないという状況は、確かに不安になりますよね。
でも、これを乗り越えた先には素敵な二人の新生活が待っています。
今回のポイントを振り返ってみましょう。
- 現状を正確に把握し、冷静に対策を考えることが大切
- 両家からの援助、式の規模見直し、日程延期などの選択肢がある
- この問題を通じて相手の金銭感覚や協力姿勢を観察できる
- 結婚後の幸せには「お金」だけでなく「関係性の質」が重要
結婚式なのに旦那にお金がないという状況は、実は二人の関係を深める貴重な機会でもあります。
お互いの価値観を知り、困難を乗り越える経験は、これからの結婚生活できっと役立つはずです。
何より大切なのは、「自分たちらしさ」。
世間体や他の人の期待に振り回されず、二人が本当に望む形で新生活をスタートさせることができれば、それが最高の結婚ではないでしょうか。
あなたの結婚式と、その先の人生が幸せなものになることを心から願っています。
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