結婚式を挙げるにあたって誰を招待するかは、とても悩ましい問題ですよね。
特に親戚関係は長く付き合っていかなければならない関係なので、呼びたくない人がいても簡単には断れないもの……。
今回は結婚式に呼びたくない親戚がいる場合の対処法についてくわしくお話ししていきたいと思います。
この記事では以下のポイントについて解説していきますね。
- 招待したくない親戚への対処法は状況によって使い分けが必要
- 招待しない場合は今後の付き合いを考慮した対応が重要
- 両親や親族の理解を得ることがスムーズな式の実現につながる
それでは、呼びたくない親戚がいる場合の具体的な対処法について見ていきましょう。
結婚式に呼びたくない親戚がいる場合の3つの対処法
親戚を結婚式に呼びたくない理由はさまざまだと思います。
たとえば以下のような理由が考えられます。
- 過去に嫌な思いをさせられた経験がある
- 普段から関係が良好ではない
- マナーや常識に欠ける言動が気になる
- 式の雰囲気を乱されそうで心配
このような場合の対処法を3つご紹介します。
1. 会場のキャパシティを理由にした招待の調整
ひとつめの方法は、会場の収容人数を理由に招待者を調整する方法です。
「会場の都合で人数を制限せざるを得ない」という説明であれば、相手も納得しやすいでしょう。
この場合は以下のような対応がおすすめです。
- 親戚全体に「会場の制限で限られた人数しか招待できない」と説明
- 年長者を優先して招待することを明確にする
- 招待できない方には後日改めて報告会を設けることを伝える
このように明確な基準を設けることで、特定の人だけを外すという印象を与えずに済みます。
2. 遠方での挙式による自然な制限
ふたつめの方法は、遠方での挙式を選択する方法です。
たとえば、新婦の実家から遠い場所で挙式をすれば、おのずと参加者は限られてきます。
この方法のメリットは以下の通りです。
- 物理的な距離による自然な制限が可能
- 招待を断る理由として説得力がある
- 招待されなかった側も納得しやすい
ただし、本当に出席してほしい人にとっても負担になる可能性があるので、慎重に検討する必要があります。
3. 挙式と披露宴の分離開催
みっつめの方法は、挙式と披露宴を分けて開催する方法です。
挙式は家族や親しい友人だけで行い、披露宴は別日に開催するという形です。
この方法には以下のようなメリットがあります。
- 挙式を親密な関係者だけで執り行える
- 披露宴は地域や参加者に合わせて複数回開催可能
- それぞれの会の規模や形式を柔軟に調整できる
参加者を分けることで、気まずい思いをせずに済む可能性が高くなります。
結婚式に嫌いな親戚を呼ばない場合のデメリット
親戚を招待しないことで生じる可能性のあるデメリットについて考えてみましょう。
両親との関係への影響
まず考えられるのは、両親との関係に影響が出る可能性です。
両親にとって兄弟姉妹の家族は大切な存在なので、招待しないことへの理解を得るのは難しいかもしれません。
また、以下のような事態も想定されます。
- 両親が親戚に気を遣って謝罪に回る
- 両親同士の付き合いにも影響が出る
- 親戚付き合いの場で両親が肩身の狭い思いをする
親戚付き合いへの長期的な影響
結婚式への不招待は、その後の親戚付き合いに大きな影響を与える可能性があります。
特に以下のような場面での気まずさが予想されます。
- 親戚が集まる冠婚葬祭での対面
- 実家での親戚との顔合わせ
- SNSでの写真投稿時の気遣い
予期せぬトラブルの可能性
招待しないことで、思わぬトラブルに発展するケースもあります。
たとえば以下のようなことが起こり得ます。
- 親戚間での噂話の発生
- 招待された親戚と招待されなかった親戚との間での確執
- 親戚からの抗議や苦情
結婚式に嫌いな親戚を呼ばなかった場合のアフターフォロー
親戚を招待しなかった場合は、その後のフォローが重要になってきます。
結婚報告の丁寧な実施
まずは結婚の報告をしっかりと行うことが大切です。
以下のような方法でのフォローがおすすめです。
- 結婚報告のはがきを丁寧な文面で送付
- 可能であれば直接の挨拶回りを実施
- 両親からも状況を説明してもらう
お祝いへの誠実な対応
招待していなくても結婚祝いを贈ってくださる方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は以下のような対応を心がけましょう。
- すみやかにお礼状を送付
- 近況報告を添えて感謝の気持ちを伝える
- 機会があれば直接お礼を伝える
よくある質問
Q. 招待状を出したあとに断るのは失礼ですか?
A. 一度招待状を出した後に断るのは、よほどの理由がない限り避けたほうが無難です。
招待状を出す前に十分に検討することをおすすめします。
どうしても断らなければならない場合は、直接会って誠意を持って説明することが大切です。
Q. 親戚の一部だけを招待するのは問題ありませんか?
A. 親戚の中で一部の人だけを招待する場合は、明確な基準を設けることが重要です。
たとえば「おじ・おば世代まで」「同居している家族のみ」など、誰もが納得できる線引きを心がけましょう。
不公平感を抱かせないよう、基準は一貫性を持たせることがポイントです。
まとめ
結婚式に呼びたくない親戚への対応について、ポイントをまとめてみました。
- 会場のキャパシティや遠方開催など自然な形での制限が有効
- 招待しない場合は両親の理解と協力が不可欠
- 招待しない場合でも丁寧なアフターフォローが重要
- 親戚付き合いは長期的な視点での判断が必要
- 明確な基準を設けることで不公平感を軽減
結婚式は人生の大切な節目のイベントです。
できるだけ後悔のない選択ができるよう、両親とよく相談しながら決めていくことをおすすめします。
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