新郎新婦として「結婚式の招待状を事前連絡なしで送っていいものか?」、迷うところですよね?
私も過去に何度か突然の招待状を受け取った経験があるので、今回は結婚式の招待状における「事前連絡の重要性」についてくわしくお話ししていきます。
まずは結論から簡潔にお伝えしますね。
- 事前連絡なしの招待状送付はマナー違反とまでは言えない
- ただし招待する側/される側の双方にとってデメリットが多い
- 招待状を送る1〜2ヶ月前には何らかの形で一報を入れるのがベスト
- 直接会って伝えるのが難しい場合は個別の電話やメッセージで連絡を
それでは、なぜ事前連絡が望ましいのか、どのようなデメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。
結婚式の招待状における事前連絡の3つの意味
結婚式の招待状を送る前の事前連絡には、以下のような重要な意味があります。
- ゲストが予定を調整しやすくなる
- 招待する側の準備がスムーズになる
- 大切な人への思いやりを示せる
それぞれの理由についてくわしく解説していきますね。
1. ゲストが予定を調整しやすくなる
いきなり招待状が届くと、ゲストは予定調整に苦労することになります。
特に土日のシフト勤務がある方や、繁忙期が決まっている職種の方は、2ヶ月前では休暇を取るのが難しい場合もあります。
また、遠方からの参列者は交通手段や宿泊の手配も必要になるため、より余裕を持った準備時間が必要です。
事前に日程をお知らせすることで、ゲストは無理なく予定を組むことができます。
2. 招待する側の準備がスムーズになる
新郎新婦にとっても、事前連絡には大きなメリットがあります。
まず、おおよその出席者数を早めに把握できることで、会場のキャパシティや予算の調整がしやすくなります。
また、招待状の印刷費用や返信用はがきの郵送費用も、実際に出席できる方に絞って送ることができます。
席次表の作成や引き出物の手配なども、見込みを立てやすくなりますね。
3. 大切な人への思いやりを示せる
結婚式に招待するということは「大切な人と喜びを分かち合いたい」という気持ちの表れです。
その思いを伝えるためにも、いきなり招待状を送るのではなく、まずは直接会ったり電話をしたりして、気持ちを込めて伝えることが望ましいですね。
特に疎遠になっていた友人や、普段なかなか会えない友人には、結婚の報告と共に近況を話す良いきっかけにもなります。
事前連絡なしで結婚式の招待状を送るデメリット
続いて事前連絡なしで結婚式の招待状を送った場合に起こりうるデメリットを見ていきましょう。
ゲスト側のデメリット
突然、結婚式の招待状が届くと、以下のような不安や戸惑いを感じる可能性があります。
- 予定が合わず欠席の連絡をしなければならない申し訳なさ
- 「数合わせなのかな」という不安な気持ち
- 「本当に呼びたかったのかな」という疑問
- 準備期間が短く、慌ただしい思い
招待する側のデメリット
新郎新婦側にも以下のようなリスクが考えられます。
- 予想以上に欠席者が多くなる可能性
- 人数調整や席次表作成の手間が増える
- 招待状や返信用はがきの無駄な出費
- ゲストとの関係性に影響が出る可能性
ゲストに喜ばれる結婚式の招待状の出し方や心遣い
では、具体的にどのような手順で招待状を出せばよいのでしょうか。
基本的な流れ
- 挙式日が決まったら、まずは口頭やメッセージで一報を入れる
- 場所や時間などの詳細が決まったら、改めて連絡
- 出席の意向を確認
- 招待状を送付(挙式の2〜3ヶ月前が目安)
連絡手段の選び方
状況に応じて、以下の方法から最適な手段を選びましょう。
直接会って | 最も望ましい方法。気持ちも十分に伝わる |
---|---|
電話 | タイミングを見計らって個別に連絡 |
SNSやメール | 必ず個別に送る。グループでの一斉送信は避ける |
よくある質問
Q. 遠方の親戚には事前連絡は必要?
A. 親戚の場合は、まずは両親から一報を入れてもらうのがスムーズです。
特に年配の方は、突然の招待状に戸惑う可能性が高いので、両親を通じて状況を説明してもらうと安心です。
また、遠方の場合は交通手段や宿泊の手配も必要になるので、より早めの連絡が望ましいですね。
Q. 職場の同僚には個別に連絡する必要がある?
A. 職場の方への招待状は、状況に応じて柔軟に対応しましょう。
親しい同僚には個別に声をかけ、その他の方には部署ごとにまとめて案内するなど、職場の雰囲気や人間関係に合わせて進めるのがおすすめです。
ただし、いきなり招待状を机に置いていくようなことは避けましょう。
まとめ
結婚式の招待状における事前連絡について、重要なポイントをおさらいしましょう。
- 事前連絡は礼儀としても実務としても重要
- 挙式日が決まったら早めに一報を
- 連絡手段は相手との関係性に応じて選択
- グループでの一斉連絡は避け、個別に連絡
- 遠方の方にはより早めの連絡を心がける
結婚式は人生の大切な節目のイベント。
ゲストにも気持ちよく参加してもらえるよう、丁寧な準備と心遣いを忘れずに進めていきたいですね。
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