結婚式を挙げるかどうか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。特に「お金がない」という理由で諦めようとしている方へ、私からのメッセージです。
結論からお伝えしますと…
- 結婚式をお金の事情で諦めることは全く「変」ではない
- 約20%のカップルが「ナシ婚」を選択している
- 「お金がない」ことを理由に結婚式を挙げない人は非常に多く、最大の理由となっている
- 経済的な理由を隠して周囲に説明する方法はいくつもある
- 低予算でも素敵な結婚式を挙げる方法が存在する
「式場の見学に行ったら予算オーバーで…」「貯金が思うように進まなくて…」そんな悩みを抱えていませんか?この記事では、同じ悩みを持つカップルのリアルな声や、実際に取り入れられている対策法をたっぷりとご紹介していきます。
私自身、数多くのカップルの相談に乗ってきた経験から、「お金がない」と感じていても素敵な結婚式を実現した方々の知恵をお伝えします。さあ、一緒に可能性を探っていきましょう。
結婚式をお金がないから諦めるのは変?

周りの友達はみんな豪華な結婚式を挙げてるけど、私たちはお金がなくて…
って思ってしまう気持ち、すごくわかります。
でも、結論からいうと、お金の事情で結婚式を諦めることは全く「変」なことではありません。むしろ、とても現実的な判断です。
結婚式を挙げない選択をする人たち
最近では「ナシ婚」という言葉も広く知られるようになりました。
- 全体の約20%(5組に1組)が結婚式を挙げていない
- 若年層では、20代の約4割が「ナシ婚」を選択している
- 社会情勢の影響から一時期は「ナシ婚」層が66.6%に急増した
つまり、お金の事情で結婚式を諦めることは、決して珍しいことではないんです。
私の友人カップルも「家を買うお金に回したい」と結婚式をしませんでした。今では素敵なマイホームで幸せに暮らしています。
「でも、親や親族が残念がるんじゃ…」という心配もあるかもしれませんね。確かに年配の方は伝統的な結婚式への思い入れが強い傾向があります。
結婚式の費用の現実
まず、結婚式にかかる費用の現実を直視してみましょう。
- 結婚式の全国平均総額:約343.9万円
- 夫婦の平均自己負担額:約129.3万円~161.3万円
- 招待客数の全国平均:約49.1人
正直なところ、これはかなりの大金です。
私が知ってるカップルの中にも「一生に一度だから」と無理をして借金をしてしまい、新婚生活がスタートする前から経済的なストレスを抱えるケースを見てきました。
これからの人生には住宅購入や子育てなど、結婚式以外にもお金がかかる場面がたくさんあります。そのことを考えると、結婚式への投資を躊躇するのは当然のことだと思います。
結婚式を挙げない選択と後悔の関係
ただし、興味深いデータとして、結婚式を挙げなかった人の約20.1%が後悔しているという調査結果もあります。
- 両親や親族に晴れ姿を見せる機会を逃した
- 友人や家族と共に祝う場がなかった
- 結婚の節目としての記念が少ない
一方で、後悔していない人は以下のような理由を挙げています。
- 資金を住居や旅行などの実用的なものに回せた
- 結婚式の準備に伴うストレスから解放された
- 代替となる思い出づくりができた
つまり、重要なのは「自分たちがどうしたいか」という気持ちです。
周りの目や一般的な常識に縛られず、二人の価値観や状況に合った選択をすることが、将来の後悔を減らす鍵になるのではないでしょうか。
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「お金が無い」ことを理由に結婚式を挙げない人は多い?

お金がないから結婚式を挙げられない…
と悩んでいるのは、実はあなただけではありません。
多くのカップルが同じ理由で式を諦めているという現実があります。具体的なデータから見ていきましょう。
「お金がない」は最大の理由
調査によると、「お金がない」ことは結婚式を挙げない最大の理由となっています。
- 結婚式をしない理由として最も多いのは「お金がないから」
- 44.1%の人がこれを理由に挙げている
- 「ほかのことにお金をかけたかった」という実用的な理由も上位にランクイン
- 若年層ほど経済的な理由から結婚式を諦める傾向が強い
私の知るカップルの中にも「家のローンを組むための頭金に回したい」「子どもが生まれる予定だから教育費に充てたい」など、将来を見据えた現実的な理由で結婚式を諦める方が少なくありませんでした。
時代による変化と価値観の多様化
「ナシ婚」が増えている背景には、単に経済的な理由だけでなく、価値観の変化も見られます。
- 「結婚式は形式的なものであり、重要なのは二人の関係性や絆だ」と考える若者が増加
- 結婚に関する価値観の多様化が進み、伝統的な結婚式よりも実用的な選択を優先する傾向
- ジェンダーバイアスに違和感を持つ若者も増加しており、伝統的な結婚式の形式に抵抗を感じる人も
つまり、「お金がない」という理由だけでなく、そもそも結婚式という形式にこだわらない若者が増えているという側面もあるのです。
私の妹も「親の世代のような形式的な結婚式より、二人の思い出になる旅行に行きたい」と言って、結婚式の代わりに新婚旅行に力を入れていました。帰国後は家族だけの食事会で報告し、みんなに喜んでもらえていましたよ。
経済状況と結婚式の関係性
結婚式を挙げるかどうかの判断には、カップルの経済状況が大きく影響します。
- 結婚式の平均費用343.9万円は、若いカップルにとって大きな負担
- 住宅購入、新婚旅行、子育て費用などに優先的にお金を使いたいという実用的な考えが浸透
- 結婚年齢の上昇に伴い、親からの援助を期待しにくくなっているケースも
特に、非正規雇用や収入が安定しない職業に就いている場合、数百万円規模の支出を決断するのは簡単ではありません。
あるカップルは

二人とも非正規雇用で将来が不安定だから、貯金を取り崩してまで結婚式はできない
と話していました。代わりに、入籍の記念日にはちょっと贅沢なレストランでディナーを楽しむという小さなお祝いを大切にしているそうです。
後悔のリスクとその対策
ただし、結婚式を挙げなかったことへの後悔を感じる人も少なくありません。
- ゼクシィの調査では、結婚式を挙げなかった人の約4割が何らかの後悔を感じている
- 「親に晴れ姿を見せられなかった」という後悔が最も多い
- 「記念の写真や映像が少ない」という声も
これらの後悔を防ぐためには、結婚式を挙げなくても代替となる思い出づくりを計画することが大切です。
例えば、私の友人カップルはフォトウェディングだけを行い、素敵なドレスと和装で写真撮影をしました。その写真はアルバムにまとめて両家の親にプレゼントし、とても喜ばれていました。写真撮影だけなら、結婚式の10分の1程度の費用で済みますからね。
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「お金がない」理由を隠して結婚式を挙げないことを周囲に納得させる方法

「お金がない」という本音を周りに言いづらい…
そんな気持ち、よくわかります。
特に親族や親しい友人に対して、経済的な理由を打ち明けるのは勇気がいるものです。ここでは、お金の話をせずに結婚式を挙げない理由を周囲に納得してもらう方法をご紹介します。
個人的な価値観を強調する
経済的な理由を隠すなら、二人の価値観として伝えるのが効果的です。
- 「二人だけの時間を大切にしたい」と伝える
- 「形式にとらわれない関係性を重視している」と説明する
- 「シンプルなライフスタイルが二人の理想」と価値観を伝える
例えば、「私たちは形式的なセレモニーよりも、二人の日常を大切にしたいと考えています。結婚式という一日のためではなく、これからの毎日を豊かにすることを選びました」というように伝えると、理解を得やすいでしょう。
私の知人カップルは

二人とも控えめな性格なので、大勢の前で注目されることにストレスを感じる
と周囲に説明していました。実際には費用の問題もあったようですが、この説明で多くの人が納得してくれたそうです。
社会的に受け入れられやすい理由を伝える
社会的に理解されやすい理由を選ぶと、相手も反論しにくくなります。
- 「環境への配慮」を理由にする
- 「新婚生活への投資」を優先していると伝える
- 「プライバシーの重視」を価値観として主張する
「大きなイベントを開くことの環境負荷を考えると、シンプルな形で結婚を祝いたいと考えています。これは私たちの環境に対する考え方の表れでもあります」といった説明は、現代社会では特に受け入れられやすいです。
最近のカップルには、「SDGsの観点から考えて、花や料理の無駄が多い従来の結婚式ではなく、サステナブルな形で祝いたい」と説明している方もいました。実際には経済的な理由もあったようですが、周囲からは「考え方が素敵」と好意的に受け止められていましたよ。
代替案を提案する
結婚式の代わりに何か別の形でお祝いする提案をすると、周囲も納得しやすくなります。
- 親族のみの食事会を計画する
- フォトウェディングで記念を残す
- 報告はがきや記念品を送付する
「大きな結婚式ではなく、ご家族だけで和やかな食事会を計画しています。より親密な形で皆さまに感謝の気持ちをお伝えしたいと思っています」と伝えれば、反対されにくいでしょう。
私の知り合いは「披露宴はしませんが、二人の記念として素敵な写真を残すフォトウェディングを予定しています。その写真入りの報告カードを皆様にお送りする予定です」と周囲に説明していました。
実際のフォトウェディングは結婚式の5分の1程度の費用で済んだそうです。
伝え方のポイント
どのような理由を選ぶにしても、伝え方には注意が必要です。
- ポジティブな表現を心がける
- 感謝の気持ちを忘れない
- 断固とした態度で決意を伝える
- 重要な人には直接会って伝える
「〜をしない」ではなく「〜を選びました」という前向きな言い方をすることで、相手にネガティブな印象を与えません。
また、特に親族や親しい友人には、できれば直接会って丁寧に伝えることが大切です。メールやLINEだけで済ませると、相手を軽視しているように受け取られる可能性があります。
私がアドバイスしたカップルには「感謝の気持ちを忘れずに、でも決意は曲げないように」と伝えています。「皆さんの理解に感謝します。私たちにとって最善の選択であると確信しています」というスタンスが大切です。
諦めないで!お金がなくても挙げられる結婚式も!

結婚式は諦めたけど、本当はやりたかった…
という気持ちがあるなら、まだチャンスはあります!
実は、予算が少なくても素敵な結婚式を実現する方法はたくさんあるんです。ここでは、お金がない状況でも結婚式を諦めなくて良い具体的な方法を紹介します。
低予算の結婚式プラン
従来の結婚式よりも大幅に費用を抑えられるプランがあります。
- 家族婚・少人数婚:親族のみで10~20人程度の小規模な式
- 会費制ウェディング:ゲストに会費の形で負担してもらう方式
- オフシーズン・平日開催:土日祝日や繁忙期を避けることで費用を抑える
- フロア貸切ではなく一部利用:レストランの一部を使って行う小規模な式
特に少人数婚は、30万円~100万円程度で実現可能です。招待する人数を絞ることで、料理や引出物などの費用を大幅に削減できます。
私が知るあるカップルは、親族と親しい友人だけの20人規模の結婚式を、レストランの個室を使って行いました。総額70万円ほどでしたが、アットホームで温かい雰囲気の素敵な式になりましたよ。
代替となるお祝いの方法
結婚式という形式にこだわらなければ、もっと自由な発想でお祝いすることができます。
- フォトウェディング:結婚式を行わずドレスや和装での写真撮影だけを行う
- レストランでの食事会:フォーマルな披露宴ではなく、カジュアルな食事会で祝う
- 旅行+写真撮影:思い出の場所や海外での旅行と写真撮影を組み合わせる
- 後日パーティー:入籍から時間をおいて、貯金ができてから小規模なパーティーを開く
フォトウェディングは10万円台から可能で、結婚式の約10分の1の費用で済みます。さらに旅行と組み合わせることで、結婚式以上の思い出を作ることができます。
私の姪は結婚式を挙げる代わりに、ドレスと和装での写真撮影と、沖縄への3泊4日の旅行を選びました。総額は80万円ほどでしたが、「一生の思い出になった」と大満足していました。
費用を工面する方法
どうしても結婚式を挙げたいなら、費用を工面する方法も検討してみましょう。
- 長期計画を立てる:1年以上の準備期間で計画的に貯蓄する
- 親からの援助:可能であれば両家の親に相談する
- ご祝儀後払い可能な会場:ゲストからのご祝儀を式場費用に充当できる会場を選ぶ
- 優先順位の明確化:必要な項目と削れる項目を明確にする
特にご祝儀後払い可能な会場を選ぶことで、手元に大きな資金がなくても結婚式を挙げることができます。
私のクライアントの一組は、ご祝儀後払いのプランと平日割引を組み合わせて、手元に50万円ほどしかない状態で結婚式を挙げることができました。ゲストからのご祝儀で費用のほとんどをカバーできたそうです。
DIYで費用を抑える工夫
手作りの要素を取り入れることで、費用を大幅に抑えることができます。
- 招待状やプログラムを手作りする
- 装花やテーブル装飾をDIYする
- 友人にスキルを提供してもらう(例:カメラマン、司会者など)
- 引出物を手作りする
特に招待状やプログラムは、パソコンと家庭用プリンターで十分に素敵なものが作れます。市販のキットを使えば、さらに本格的に仕上がります。
私の友人カップルは、テーブル装花を全て手作りし、約15万円の費用を節約しました。100均の花瓶に季節の花を生けただけでしたが、とても素敵な雰囲気になっていましたよ。
結婚式のタイプ | 平均費用 | 特徴 |
---|---|---|
従来の結婚式 | 343.9万円 | ホテルや専門式場での正式な挙式と披露宴 |
家族婚(10人程度) | 80~100万円 | 親族のみの小規模な式 |
レストランウェディング | 150~200万円 | レストランを貸し切りにした非公式な式 |
フォトウェディング | 10~30万円 | 写真撮影のみ |
結婚式を諦める前に、まずは様々な選択肢を検討してみることをおすすめします。自分たちの価値観と予算に合った方法で、素敵な思い出を作ることができるはずです。
「結婚式はお金がないから諦める」のまとめ
この記事では、「お金がないから結婚式を諦める」というテーマについて、様々な角度から考えてきました。
ここまでの内容を振り返り、おさらいしてみましょう。
- 結婚式をお金の事情で諦めることは全く「変」ではなく、約20%のカップルが同じ選択をしている
- 「お金がない」ことは結婚式を挙げない最大の理由(44.1%)となっている
- 経済的な理由を隠して周囲に説明する方法はいくつもあり、個人的な価値観や社会的に受け入れられやすい理由を伝えるのが効果的
- 低予算でも素敵な結婚式を挙げる方法は存在し、少人数婚やフォトウェディングなどの選択肢がある
最も大切なのは、あなたたち二人がどうしたいかという気持ちです。結婚式はお金がないから諦めることも、代替案を模索することも、低予算でチャレンジすることも、どれも正しい選択です。
世間の常識や周囲の期待に振り回されず、自分たちの価値観と現実的な状況に合った選択をすることが、将来の後悔を減らす鍵になります。
お金がなくても、愛を祝う方法はたくさんあります。形式にこだわらず、二人らしい形でこの人生の節目を大切にしてください。それが、きっと一番素敵な「お祝い」になるはずです。
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