ある日突然、「結婚式に来てください!」と招待状が届いたけれど、ご祝儀袋を用意するのを忘れていた…なんてことありますよね。
私も昔、友人の結婚式の前日になって「あっ!ご祝儀袋買ってない!」と気づいて慌てた経験があります。
そんなとき、24時間空いているコンビニが頼りになるけれど、「ご祝儀袋はコンビニだと失礼になるのかな?」と不安になりますよね。
結論から先にお伝えしておくと…
- コンビニのご祝儀袋でも基本的には失礼ではない
- ただし、格式の高い結婚式や目上の方へは避けた方が無難
- マナーを守って正しく選べば問題なし
- 急いでいる時やカジュアルな結婚式なら十分OK
今回は、急にご祝儀袋が必要になった方のために、コンビニで買ってもいい場合といけない場合、実際の品揃えはどうなのか、選び方のポイントまで詳しくご紹介します。
「コンビニ」と「結婚式」というちょっとミスマッチな組み合わせ。
でも、知っておくと困った時に本当に役立つ情報ですよ!
結婚式に使うご祝儀袋はコンビニのものだと失礼?(OKな場合とNGな場合や相手)
結婚式のご祝儀袋といえば、「キチンとしたもの」を用意するのがマナーだと思いがち。
でも実は、コンビニで購入したご祝儀袋が一概に「失礼」になるわけではないんです。
大切なのは「どこで買ったか」ではなく、「結婚式に適したものを選んでいるか」「マナーを守って使っているか」なんですよね。
ただ、やはり場面によって使い分けるのが賢明です。
コンビニのご祝儀袋がOKな場合と避けた方がいい場合について、詳しく見ていきましょう。
- 友人や親しい間柄の結婚式ならOK
- 格式の高い結婚式や目上の方への贈答にはNG
- 急いで用意する必要がある場合は便利
友人や親しい間柄の結婚式ならOK
親しい友人や気の置けない間柄の結婚式なら、コンビニで購入したご祝儀袋でも全く問題ありません。
特に最近の若い世代の結婚式は、カジュアルな雰囲気のものも増えていますよね。
私の友人の結婚式では、「とにかく来てくれるだけで嬉しい!」と言ってくれる新郎新婦も多かったです。
そういった親しい間柄では、ご祝儀袋の見た目よりも、お祝いの気持ちや参列してくれること自体を喜んでくれることが多いもの。
コンビニのご祝儀袋も、基本的には結婚式に適した「結び切り」や「あわじ結び」の水引がついており、シンプルながらも清潔感のあるデザインが多いです。
マナー的には全く問題ないので、親しい友人の結婚式なら安心して使えますよ。
格式の高い結婚式や目上の方への贈答にはNG
一方で、格式の高いホテルや老舗料亭での結婚式、上司や目上の方、あまり親しくない方への贈り物としては、コンビニのご祝儀袋は避けた方が無難です。
なぜなら、コンビニのご祝儀袋は一般的に紙質や水引の質感が、専門店や百貨店で売られているものに比べると少しシンプルだからです。
特に高級ホテルでのフォーマルな結婚式や、お相手が年配の方、会社関係の方の場合は、より格式のある専門店や百貨店で購入した上質なご祝儀袋を選ぶことで、敬意や祝意をより丁寧に表すことができます。
実際、私は上司の娘さんの結婚式に招かれた時は、大手百貨店の文具コーナーで水引が立体的になっている少し豪華なものを選びました。
そのほうが「お祝いの場にふさわしい敬意」を示せると思ったからです。
急いで用意する必要がある場合は便利
忘れていた、突然の招待、地方での結婚式で現地調達が必要になった…など、緊急事態の場合は、コンビニのご祝儀袋が本当に頼りになります。
24時間いつでも買える便利さは、まさに「困った時のコンビニ頼み」の典型例。
私も地方の友人の結婚式に行った際、ご祝儀袋を家に忘れてきたことに現地で気づいて慌てたことがありますが、コンビニで無事に購入できて本当に助かりました。
そんな時、どこで買ったかよりも、ご祝儀袋のマナーをきちんと守っていることの方が重要です。
結婚式にふさわしい水引(結び切りやあわじ結び)を選び、名前の書き方や包み方などの基本マナーを守れば、コンビニのご祝儀袋でも全く失礼にはなりません。
緊急時こそ、無いよりもあった方がいいというシンプルな原則が役立ちます。
実際、コンビニの結婚式用のご祝儀袋ってどうなの?品揃えや種類や買いやすさ
では実際のところ、コンビニで売られている結婚式用のご祝儀袋はどのようなものなのでしょうか?
私も何度かコンビニでご祝儀袋を購入した経験がありますが、品揃えや種類、買いやすさなど、実際のところをお伝えします。
コンビニのご祝儀袋は、一般的なイメージよりも意外と使えるものが多いんですよ。
- 品揃えと種類の実態
- 買いやすさと価格帯
- コンビニ別の特徴
品揃えと種類の実態
コンビニのご祝儀袋コーナーは、意外と充実しています。
基本的には結婚式用(「寿」や「御結婚御祝」と書かれ、水引が「結び切り」や「あわじ結び」になっているもの)、その他のお祝い事用(水引が「蝶結び」のもの)、香典袋(仏事用)の3種類が揃っていることが多いです。
結婚式用のご祝儀袋に限って言えば、一般的に2〜5種類程度のデザインが用意されていることが多いですね。
シンプルな白ベースのものから、少し柄や装飾が入ったものまで、バリエーションは限られますが必要最低限の選択肢はあります。
紙質は専門店のものと比べるとやや薄めですが、一般的な結婚式には十分対応できる品質です。
特に、コンビニ各社がオリジナルで開発している文具シリーズの一部として扱われているご祝儀袋は、意外とデザイン性も高く、使いやすいものが多いと感じます。
最近のコンビニのご祝儀袋は、シンプルながらも落ち着いた雰囲気のものが増えてきていて、一見してコンビニで買ったとは分からないレベルのものも出てきています。
ただし、特に高額(5万円以上など)を包むような場合の豪華な水引がついたものは、コンビニではあまり見かけませんね。
買いやすさと価格帯
コンビニの最大の強みは、やはり「買いやすさ」でしょう。
24時間営業の店舗が多いため、急に思い出した夜中でも、朝早くでも購入できます。
全国にあるコンビニチェーンなら、地方に行ってもほぼ確実に見つけられるのも心強いポイント。
披露宴も挙式も100人規模ワロタwww
知り合い一人もいないからツイッターやり放題ちなみに式場近くのコンビニはご祝儀袋の種類が豊富だった pic.twitter.com/1DCxwTRYOX
— ぷにチコ (@punipunichikori) November 30, 2019
価格帯は、だいたい100円〜400円程度と、専門店や百貨店で購入するものに比べてリーズナブル。
基本的な機能性は備えているので、コストパフォーマンスは良好です。
また、レジで購入する際も、特に恥ずかしいものでもないので、気軽に買い物かごに入れられるのも良いところ。
文房具や祝儀袋を扱う専門店だと、「どれが良いのか相談されそう」と緊張する方もいますが、コンビニなら自分のペースで選んで購入できるのも魅力的です。
ただ、ご祝儀袋を袱紗(ふくさ)に包むためのふくさ自体は、ほとんどのコンビニでは取り扱いがないので、必要な場合は別途用意する必要があります。
コンビニ別の特徴
意外と知られていませんが、コンビニによってご祝儀袋の品揃えや特徴に違いがあります。
セブンイレブンは比較的種類が多く、デザイン性も高めのものが見つかることが多いです。
オリジナルブランドの「セブンプレミアム」の文具シリーズとして、結婚式用のご祝儀袋も取り扱っている店舗が多く、水引の質も悪くありません。
ローソンやファミリーマートも基本的な種類は揃っていますが、店舗によって品揃えにばらつきがあるように感じます。
小さな店舗だと、特に結婚式シーズン以外は品揃えが少なめになることもあります。
私の経験上、複数のコンビニを見て回る時間がある場合は、まずセブンイレブンをチェックし、なければ他のチェーンを見てみるという方法が効率的でした。
また、結婚式シーズン(6月や秋)は比較的品揃えが良い傾向にあるので、タイミングによっても状況が変わることを覚えておくと良いでしょう。
結婚式用のご祝儀袋をコンビニで買う際のポイント
いざコンビニでご祝儀袋を購入するとなると、限られた選択肢の中でどれを選べば良いのか迷いますよね。
私も何度かコンビニでご祝儀袋を購入しましたが、失敗しないためのポイントがいくつかあります。
コンビニの商品棚に並んでいるご祝儀袋から、結婚式にふさわしいものを選ぶための具体的なポイントをご紹介します。
- 正しい種類を選ぶための重要チェックポイント
- デザインと品質の見極め方
- 購入後の準備と注意点
正しい種類を選ぶための重要チェックポイント
まず最も重要なのは、結婚式に適したご祝儀袋を選ぶことです。
コンビニには様々な種類のご祝儀袋が並んでいますが、それぞれ用途が異なります。
以下の表は、ご祝儀袋を正しく選ぶための重要なチェックポイントをまとめたものです。
チェック項目 | 結婚式用として正しい選択 | 避けるべき選択 |
---|---|---|
水引の種類 | 「結び切り」または「あわじ結び」 | 「蝶結び」(何度でも繰り返すお祝い用) |
水引の色 | 紅白または金銀 | 黒白(仏事用) |
表書き | 「寿」「御結婚御祝」「御祝」 | 「御見舞」「御霊前」など他の用途 |
袋の色 | 白色または明るい色調 | 黒や紺色(仏事用) |
包む金額 | 友人:3〜5万円、上司:5万円以上が目安 | 1万円以下は一般的に少なすぎる |
特に「水引の種類」は最も間違いやすいポイントです。
結婚式は「一度きりであってほしいお祝い」なので、「結び切り」または「あわじ結び」の水引が付いたご祝儀袋を選ぶ必要があります。
「蝶結び」は何度あっても良いお祝い(出産祝いや入学祝いなど)に使うもので、結婚式には不適切です。
コンビニの商品棚では、これらが並んで置かれていることが多いので、必ず確認してから購入しましょう。
また、袋に表記されている金額の目安も重要です。
一般的に友人の結婚式なら3万円前後、上司など目上の方なら5万円以上が相場ですが、これに見合った袋を選ぶことで、金額とご祝儀袋のバランスが取れます。
デザインと品質の見極め方
コンビニのご祝儀袋は、専門店のものに比べるとシンプルなデザインが多いですが、その中でも選ぶ際のポイントがあります。
まず、紙質がしっかりしているかどうか。
あまりにも薄っぺらいと安っぽく見えてしまうので、手に取った時にある程度の厚みや張りがあるものを選びましょう。
水引の質感も重要です。
平面的な印刷だけのものより、少しでも立体感のある水引が付いているものの方が高級感があります。
また、コンビニでは陳列の仕方が雑な場合もあるので、折れや汚れがないかをしっかりチェックすることも大切です。
特に角が折れていたり、水引が曲がっていたりすると、せっかくのお祝いが台無しになってしまいます。
複数あればじっくり比較して、一番状態の良いものを選びましょう。
デザイン面では、あまり奇抜なものよりも、シンプルで上品なデザインを選ぶのが無難です。
花柄や和柄など、控えめな装飾が入ったものもありますが、派手すぎないものを選ぶと失敗が少ないです。
購入後の準備と注意点
ご祝儀袋を選んで購入したら、次は正しく使うための準備が必要です。
多くのコンビニのご祝儀袋には、中袋(お金を入れる中の封筒)と短冊(名前や金額を書く紙)が付属しています。
まず、表書きを確認しましょう。
すでに「寿」や「御結婚御祝」と印刷されているものなら問題ありませんが、無地の短冊に自分で書く必要がある場合は、濃い黒の筆ペンで丁寧に書きます。
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次に、裏面に自分の名前を書きます。
結婚式の場合は苗字と名前の両方を書くのがマナーです。
お札は新札を用意し、向きを揃えて中袋に入れます。
中袋にも金額や住所を書く欄があるので、忘れずに記入しましょう。
最後に、当日はご祝儀袋を袱紗(ふくさ)に包んで持参するのがマナーです。
前述の通り、袱紗はコンビニでは販売していないことが多いので、必要な場合は百貨店や専門店、またはネットで別途購入しておきましょう。
ちなみに、袱紗は慶事用の明るい色(赤や紫など)を選びます。
これらの準備をしっかりと行えば、コンビニで購入したご祝儀袋でも、マナーを守った丁寧なお祝いを届けることができますよ。
ご祝儀袋はコンビニだと失礼のまとめ
今回は「ご祝儀袋はコンビニだと失礼」なのかどうか、実際のところを詳しくお伝えしてきました。
結婚式のご祝儀袋選びで悩んでいる方、特に急いでご祝儀袋を用意しなければならない状況の方の参考になれば嬉しいです。
ご祝儀袋選びで大切なことは、「どこで買ったか」ではなく「相手や場面に合ったものを選び、マナーを守って使う」ということ。
コンビニのご祝儀袋でもマナーを守れば十分失礼にはなりません。
改めて、今回お伝えしたポイントをまとめると
- コンビニのご祝儀袋は友人や親しい間柄の結婚式なら問題なし
- 格式の高い結婚式や目上の方への贈答には専門店のものが望ましい
- コンビニのご祝儀袋は24時間購入可能で急な時にとても便利
- 結婚式用は必ず「結び切り」か「あわじ結び」の水引を選ぶ
- 状態の良いもの、紙質がしっかりしているものを選ぶこと
私も何度か急遽コンビニでご祝儀袋を買ったことがありますが、正しく選んで丁寧に使えば、お祝いの気持ちはきちんと伝わります。
特に親しい友人の結婚式なら、コンビニのご祝儀袋でも全く問題ありません。
逆に、会社の上司や目上の方、格式の高い場での結婚式なら、時間に余裕を持って専門店や百貨店で購入するのが無難です。
コンビニのご祝儀袋が失礼かどうかは、結局のところ、TPOや相手との関係性によって変わってくるもの。
自分の状況に合わせて、今回ご紹介したポイントを参考に選んでみてくださいね。
どんなご祝儀袋を選んでも、中身のお祝いの気持ちが一番大切なことを忘れずに!
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