結婚式の友人代表スピーチで「幼なじみにあてた手紙」の例文をご紹介します。
幼なじみへの手紙は、長年の思い出がたくさんあるので、書き方に悩むことも多いと思います。
でも、大丈夫です。幼なじみならではの楽しいエピソードを交えながら、心のこもった手紙を書くことができますよ。
ポイントは以下の3つです。
- 思い出のエピソードを盛り込む
- 新婦の良いところを伝える
- これからの幸せを祈る言葉を添える
これらを意識しながら書くと、素敵な手紙になりますよ。
それでは、具体的な例文と一緒に、幼なじみへの手紙の書き方をご紹介していきますね。
結婚式のスピーチ「友人代表の幼なじみへの手紙」例文
それでは、実際の「幼なじみの手紙」を含んだ結婚式のスピーチの例文をご紹介しますね。
「本日は健太様、友美様のご結婚を心よりお喜び申し上げます。
ご列席の皆様、とりわけご両家並びにご親族の方々におかれましても、この慶びの日を共に迎えられましたこと、心からお祝い申し上げます。
只今ご紹介いただきました、新婦友美さんの友人、山田美咲と申します。本日は、友人代表としてご挨拶の機会を賜り、誠に光栄に存じます。
私と友美さんとの縁は、小学校1年生の時に遡ります。同じクラスになったことをきっかけに、以来20年以上の長きにわたり親交を深めて参りました。本日は、友美さんへの思いを手紙に認めて参りましたので、ここでお読みさせていただきたいと存じます。
(手紙を取り出し、朗読を始める)
親愛なる友美へ
結婚おめでとう。心からの祝福を込めて。
私たちの友情は、小学校での出会いから20年以上も続いているのね。
懐かしい思い出がたくさんあるよ。セーラームーンに夢中だった頃、公園を”月の宮殿”と呼んで毎日遊んでいたこと。デパートでセーラー服を買いに行ったこと。夏祭りにセーラー服で参加して、周りと違っていたこと。今思えば、とても愛おしい思い出だよ。
中学、高校と別々になっても、私たちの絆は変わらなかったね。手紙や電話でのやりとり、駅での待ち合わせ。すべてが大切な思い出です。
大学で離れても、休暇には必ず会っていたね。京都旅行、いちご狩り、沖縄旅行。そして、22歳の時のフランス旅行。初めてのヨーロッパで、すべてが新鮮で楽しかったな。
友美、あなたは私の人生の大切な思い出の中に、いつもいてくれたんだよ。
優しくて、正直で、悩みを共に考えてくれて、時には叱ってくれて、そして今でも全力で楽しんでくれる友美が大好き。
あなたの結婚を聞いた時、少し寂しく思ったけれど、同時にとても嬉しかった。健太さんとお会いして、この方なら友美を任せられると心から思えました。
健太さん、どうか友美をよろしくお願いします。
そして友美、結婚しても、年を重ねても、ずっと親友でいてね。
美咲より
(手紙を丁寧に折りたたみ、再び参列者に向き直る)
長々とお話しいたしましたが、これをもって私の挨拶とさせていただきます。
健太様、友美様、本日は誠におめでとうございます。お二人の末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます。
ご清聴ありがとうございました。」
幼なじみへの手紙例文のポイント
幼なじみへの手紙を書く際のポイントをいくつかご紹介します。
1. 共通の思い出から始める
幼なじみならではの、懐かしい思い出から手紙を始めるのがおすすめです。
たとえば「覚えてる?私たち、小学校の頃、毎日公園で秘密基地を作ってたよね」といった感じで、二人にしか分からない思い出を引き出すと、新婦もきっと笑顔になるはずです。
2. 時系列で思い出を並べる
幼い頃から現在に至るまでの思い出を、時系列で並べていくと分かりやすい手紙になります。
「小学生の頃は〜、中学生になると〜、高校生の時は〜」というように、成長と共に変わっていく二人の関係を描写すると、聞いている人も二人の歴史を感じられて素敵ですよ。
3. 新郎との出会いにも触れる
幼なじみの新婦と新郎との出会いについても触れると良いでしょう。
「あなたが初めて彼の話をしてくれた時、とてもキラキラした目をしていたのを覚えています」といった感じで、新郎との出会いで変わった新婦の様子を伝えると、より温かみのある手紙になりますよ。
4. これからの幸せを祈る言葉で締めくくる
最後は、二人の幸せを心から祈る言葉で締めくくりましょう。
「これからもずっと仲良し夫婦でいてね。私も、あなたたちの幸せをいつも応援しています」といった感じで、温かい言葉を添えると素敵です。
この例文のように、思い出を交えながら、新郎新婦への祝福の気持ちを伝えると、心のこもった素敵な手紙になりますよ。
幼なじみへの手紙を書く際の注意点
幼なじみへの手紙を書く際には、いくつか注意点があります。
1. 新郎を置いてけぼりにしない
幼なじみ二人の思い出話に夢中になりすぎて、新郎のことを忘れてしまわないように気をつけましょう。
新郎との出会いや、新郎と付き合ってからの新婦の変化なども織り交ぜると、バランスの取れた手紙になりますよ。
2. 恥ずかしい思い出は控えめに
幼なじみならではの恥ずかしい思い出もたくさんあると思いますが、あまり深く触れすぎないようにしましょう。
新婦が赤面してしまうような内容は避け、楽しかった思い出を中心に書くのがおすすめです。
3. 結婚式にふさわしくない言葉は使わない
結婚式では、別れや不幸を連想させる言葉は避けるのがマナーです。
たとえば「別れる」「終わる」「苦しい」「悲しい」といった言葉は使わないようにしましょう。
4. 読む時間を考慮する
結婚式でのスピーチは、通常5分程度が目安です。
手紙を書く際も、読み上げる時間を考慮して、長すぎないように気をつけましょう。1500字程度が適当です。
幼なじみへの手紙を書くコツ
最後に、幼なじみへの手紙を書くコツをいくつかご紹介します。
1. 全体の構成を決める
手紙を書き始める前に、全体の構成を決めておくと書きやすくなります。
たとえば「導入→思い出話→新郎との出会い→これからの幸せを祈る言葉」といった感じで、大まかな流れを決めておきましょう。
2. 笑いを取り入れる
結婚式の場を和ませるためにも、ちょっとした笑いを取り入れるのがおすすめです。
二人にしか分からない面白いエピソードや、ちょっとしたドジな思い出など、聞いている人も楽しめる内容を入れると良いでしょう。
3. 言葉の繰り返しで強調する
大切な言葉は繰り返すことで、より印象に残ります。
たとえば「ずっとずっと親友でいてね」といった感じで、言葉を繰り返すことで想いが強調されますよ。
4. 練習をしっかりする
書き上げた手紙は、実際に読み上げる練習をしてみましょう。
読みづらい箇所や、言い回しを変えたほうが良い部分が見つかるかもしれません。
本番でスムーズに読めるよう、何度か練習することをおすすめします。
幼なじみに宛てた手紙を含んだ結婚式のスピーチに関するよくある質問
Q. 幼なじみへの手紙で、新郎のことをどのくらい書けばいいですか?
新郎のことは、手紙全体の3分の1程度触れるのが適当です。
幼なじみとの思い出が中心になりますが、新郎との出会いや、新郎と付き合ってからの新婦の変化なども織り交ぜると、バランスの取れた手紙になります。
たとえば「愛子が初めて達也さんのことを話してくれた時、目をキラキラさせていたのを覚えています」といった感じで、新郎との出会いで変わった新婦の様子を伝えるのもいいですね。
また、最後に「達也さん、これからも愛子のことをよろしくお願いします」といった言葉を添えると、新郎への配慮も感じられて素敵です。
Q. 幼なじみへの手紙で、どんな思い出を書けばいいですか?
幼なじみならではの、楽しかった思い出を中心に書くのがおすすめです。
例えば、以下のような思い出がいいでしょう。
- 小学生の頃の遊びの思い出
- 一緒に夢中になった趣味や好きだったもの
- 学校行事での出来事
- 一緒に旅行に行った思い出
- 悩みを打ち明けあった経験
ただし、あまり恥ずかしすぎる思い出や、新婦が赤面してしまうような内容は避けたほうが良いでしょう。
また、時系列で思い出を並べていくと、二人の成長と共に変わっていく関係性が伝わって素敵です。
「小学生の頃は〜、中学生になると〜、高校生の時は〜」というように、成長に合わせた思い出を書いていくと、聞いている人も二人の歴史を感じられて心温まりますよ。
まとめ
幼なじみへの結婚式スピーチの手紙例文について、ポイントをおさらいしましょう。
- 共通の思い出から始める
- 時系列で思い出を並べる
- 新郎との出会いにも触れる
- これからの幸せを祈る言葉で締めくくる
- 新郎を置いてけぼりにしない
- 恥ずかしい思い出は控えめに
- 結婚式にふさわしくない言葉は使わない
- 読む時間を考慮し、長すぎないようにする
- 全体の構成を事前に決める
- 適度に笑いを取り入れる
- 言葉の繰り返しで想いを強調する
- 本番前に読み上げ練習をする
これらのポイントを押さえながら、心のこもった手紙を書いてくださいね。
コメント