結納金なしで親が激怒してしまった…そんな状況に直面して困っていませんか?
私も結婚式を挙げた経験者として、結婚準備の中で親世代との価値観の違いに頭を抱えた時期がありました。
特に結納金のような伝統的な部分は、若い世代とのギャップが生じやすいポイント。
でもご安心ください!今回は結納金なしで親が激怒してしまった状況から、どうやって事態を収拾させるかについて、私の経験と多くの花嫁さんたちの体験談をもとにお伝えしていきますね。
最初に結論だけ言っちゃうと…
- 親が激怒する理由は「けじめ」「誠意」「体面」など複数ある
- 謝罪と共感から始め、代替案を提案するのが効果的
- 新婦自身も気持ちの整理が必要
- 最終的には「二人らしい結婚」を尊重してもらう
それではたくさんの先輩花嫁さんの体験談をもとに、具体的な対応策をご紹介していきますね。
結納金なしで激怒!親がそこまで怒る理由とは?
「結納金なし」と伝えたとたん、親が予想以上に怒り出してしまった…そんな経験をした花嫁さんは少なくありません。
なぜ親世代はそこまで結納金にこだわるのでしょうか?その心理を理解することが、解決への第一歩です。
- 伝統的な「けじめ」を重視する気持ち
- 「誠意」の表現として結納金を捉える価値観
- 社会的な体面や周囲との比較
- 娘への愛情表現としての期待
それぞれの心理について詳しく見ていきましょう。
伝統的な「けじめ」を重視する気持ち
親世代にとって結納は単なるお金のやりとりではなく、両家の「けじめ」をつける大切な儀式なんです。
「娘を大切に迎え入れます」という新郎側の姿勢を示すものであり、長い間受け継がれてきた日本の結婚文化の一部でもあります。
そのため「結納金なし」と言われると、「けじめがない」「儀式を軽んじている」と感じて怒りを覚えてしまうのです。
私の友人のケースでも、お母さんが

顔合わせだけで娘をよそにやるなんて考えられない
と激怒したことがありました。
この場合、結納金そのものより、「きちんとした手順を踏む」という過程が重視されているわけです。
「誠意」の表現として結納金を捉える価値観
親世代にとって結納金は「誠意」の象徴でもあります。

大切な娘を託す相手の誠意が見えない、娘を軽く見ている!
と感じてしまうのです。
特に親世代自身が結納を経験している場合、「自分たちの時はちゃんとやったのに」という思いが強く出ることもあります。
ある花嫁さんの父親は「誠意を見せろ」と息子さんに直接言ってしまったそうです。
これは決してお金に固執しているわけではなく、形として示される「誠意」に価値を見出しているからこそです。
社会的な体面や周囲との比較
「同級生の子どもは皆結納をしている」「親戚から変に思われる」など、社会的な体面や周囲との比較も親の反発につながります。
特に地方や保守的な地域では、結納は当たり前の儀式として認識されていることが多いもの。
周囲の目を気にする親心として、理解することも大切です。
私の出身地では「ちゃんとした家の子」は結納をするという暗黙の了解があり、それを省略することは「何か問題があるのでは?」と勘繰られることもありました。
社会的な体面を気にするのは、決して悪いことではなく、その地域で生きてきた親の自然な感覚なのです。
娘への愛情表現としての期待

大切な娘をただで渡すわけにはいかない!犬猫の子をやるのではないんだから!
というよくある文句に象徴されるように、親にとっては娘への愛情表現でもあります。
生まれてから大切に育ててきた娘だからこそ、それなりの「けじめ」を求めるのは当然の親心とも言えるでしょう。
ある方の母親は

あなたを大事に思っていないのなら、結婚を許せない
と涙ながらに訴えたそうです。
これは結納金の金額自体ではなく、自分の娘が大切にされているかどうかを確かめたい気持ちの表れだったのです。
親の怒りの裏には、こうした複雑な感情や伝統的価値観が絡み合っています。
単純に「時代遅れ」と片付けるのではなく、まずはその心理を理解することから始めましょう。
そもそも現在の「結納金」事情とは?
結納金に関する現代の実態はどうなっているのでしょうか?実は近年、結納のあり方は大きく変化しています。
現在の結納事情を正しく理解することで、親との対話の糸口も見えてくるかもしれません。
- 結納の実施率と現代の傾向
- 結納金の相場と地域差
- 結納金なしを選ぶカップルの理由
- 代替方法の多様化
データで見る結納事情について詳しく解説していきましょう。
結納の実施率と現代の傾向
現代の結納事情は大きく変化しています。
全国調査によれば、正式な結納を行うカップルは全体の8%程度と、かなりの少数派になっているのが現状です。
多くのカップルは「顔合わせ食事会」のみを行い、正式な結納儀式や結納金のやりとりを省略する傾向にあります。
これは若い世代の価値観の変化や、結婚スタイルの多様化を反映したものと言えるでしょう。
時代の変化とともに、結婚の形式も柔軟になっているわけです。
結納金の相場と地域差
結納金を渡す場合の相場についても見ていきましょう。
金額帯 | 割合 | 特徴 |
---|---|---|
100万円~150万円未満 | 約40% | 最も一般的な金額帯 |
50万円~100万円未満 | 約30% | 次に多い金額帯 |
100万円ちょうど | 約20% | キリの良い金額として人気 |
150万円以上 | 約10% | 都市部や特定の地域に多い |
全国平均では約92万~97万円程度が相場となっており、100万円という金額が最も多く選ばれています。
これには地域差も大きく関わっており、関東と関西では傾向が異なります。
関西式の結納では関東に比べて金額が高めに設定される傾向があり、結納返しの割合も異なるのが特徴です。
また、縁起を担いで奇数金額(特に70万円や100万円など)を選ぶケースも多く見られます。
結納金なしを選ぶカップルの理由
結納金なしを選ぶカップルにも、様々な理由があります。
「金銭的負担を減らしたい」という経済的な理由が最も多く、若い世代の経済状況を反映しています。
次いで「両家の慣習が異なる」という理由も多く、どちらかの家庭では結納の習慣がないケースもあります。
「新生活や結婚式にお金を回したい」という実利的な考えも増えており、形式よりも実質を重視する価値観の変化が見られます。
これらは決して相手家族に対する敬意の欠如ではなく、現代の社会状況に合わせた選択と言えるでしょう。
代替方法の多様化
結納金を渡さない代わりに、様々な代替方法を選ぶカップルも増えています。
「支度金」として少額を渡すケースや、「婚約記念品」(指輪など)で代替するケースもあります。
また、結納金の代わりに「結婚式費用を多めに負担する」という選択をする新郎側も増えてきました。
こうした多様な選択肢があることを知っておくと、親との話し合いの際にも役立つでしょう。
現代の結納事情を知ることで、「結納金なし」が特別なことではなく、一つの選択肢として受け入れられつつある現状が理解できます。
この情報をもとに、親世代との対話を進めていくことが大切です。
結納金なしで激怒した親の怒りを抑える対処法
親が結納金なしの決断に激怒してしまったら、どう対応すればいいのでしょうか?
感情的になって反論するのではなく、丁寧なコミュニケーションが重要です。
ここでは親の怒りを和らげるための効果的な対処法をご紹介します。
- まずは誠意ある謝罪と傾聴から
- 結納金なしの理由を丁寧に説明
- 具体的な代替案の提案
- 誤解を解消し信頼関係を構築
- 時間をかけて粘り強く対話
順番に見ていきましょう。
まずは誠意ある謝罪と傾聴から
親が怒っている時は、まず素直に謝ることから始めましょう。
「順序を間違えてしまった」「親の気持ちを十分に考えられなかった」と心から謝罪することが大切です。
反論や言い訳はせず、親の言いたいことをすべて聞きましょう。

お父さん(お母さん)の気持ちはよく分かります
と共感を示しながら、最後まで話を聞くことで、親の気持ちも少しずつ落ち着いてきます。
私の場合も、最初は母が結納金なしの話に強く反発しましたが、まずはその気持ちを受け止めることから始めました。
怒りの感情が収まるまで、じっくりと話を聞く姿勢を見せることが何より大切です。
結納金なしの理由を丁寧に説明
親の気持ちが少し落ち着いたら、結納金なしにした理由を丁寧に説明しましょう。
「今は結納金なしのカップルも多い」という時代の流れや、「新生活や結婚式にお金を回したい」という現実的な理由を伝えます。
ただし、「相手側が結納金を出し渋っている」といった誤解を招かないよう、「私たち二人で決めたこと」と強調するのが大切です。
数字やデータを示しながら客観的に説明すると、感情論よりも理解を得やすくなります。
友人の例では、現代の結納事情についての記事を見せながら説明したことで、親の理解を少しずつ得ることができたそうです。
具体的な代替案の提案
結納金なしでも、他の形で「けじめ」や「誠意」を示す方法を提案しましょう。
たとえば、結納金の代わりに「支度金」や「婚約記念品」を贈る方法があります。
または、結婚式費用を新郎側が多めに負担することで、経済的なバランスを取る提案も効果的です。
略式の結納や、格式ある顔合わせ食事会でけじめをつける方法も検討してみましょう。
ある花嫁さんの場合は、正式な結納はなしにする代わりに、顔合わせの食事会を格式高いホテルで行い、その場で婚約指輪を渡すセレモニーを行ったそうです。
それによって親も「きちんとしている」と納得できたと言います。
誤解を解消し信頼関係を構築
親が激怒する背景には「相手家族への不信感」があることも多いものです。
「相手の家が失礼なわけではない」「自分たちの意思で決めた」と丁寧に伝え、誤解を解消することが重要です。
可能であれば、新郎からも直接親に説明してもらうと効果的でしょう。
私の友人は、新郎から直接義両親に

結納金ではなく、その分を新生活の準備に使わせてください
と誠意をもって伝えたことで、理解を得られたと言っていました。
相手家族との良好な関係構築は、結婚後の生活にも大きく影響します。
時間をかけて粘り強く対話
一度の話し合いで解決できないこともあります。
時間をかけて何度も話し合い、親の気持ちが落ち着くまで根気強く向き合いましょう。
最初は激怒していても、何度か話し合ううちに徐々に受け入れてくれることも少なくありません。
親の意向を再度確認し、柔軟に対応する姿勢も大切です。
場合によっては、少し譲歩して親の希望に沿う形を取ることで、円満な解決に至ることもあります。
友人は最初の話し合いから約1ヶ月かけて、少しずつ両親の理解を得ていったそうです。
焦らず、粘り強く対話を続けることが、結果的には最良の解決策になるでしょう。
親の気持ちに寄り添いながら、自分たちの考えも丁寧に伝える。
その誠実なコミュニケーションこそが、結納金なしで激怒した親の怒りを鎮める鍵なのです。
結納金がない場合の新婦自身の折り合いの付け方
結納金なしで親が激怒するケースでは、親への対応だけでなく、新婦自身の心の整理も重要です。
「本当にこれでいいのだろうか」「何か大切なものを失っているのでは」と悩む方も少なくありません。
ここでは、新婦自身が結納金なしという選択に折り合いをつける方法をお伝えします。
- 自分の気持ちと向き合う時間を持つ
- パートナーと率直に話し合う
- 代替となる意味のある儀式を考える
- 新しい価値観を大切にする
- 親の心情も理解する
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
自分の気持ちと向き合う時間を持つ
自分自身が結納金についてどう感じているのか、一度じっくり考えてみることが大切です。
モヤモヤした気持ちや不満があるなら、それを無理に押し込めず、「なぜ自分はそう感じるのか」を探ってみましょう。
親の期待、伝統的な価値観、経済的な安心感など、何が自分の中で引っかかっているのかを明確にすることで、気持ちの整理がしやすくなります。
私自身も結婚準備中、「これでいいのか」と悩む時期がありました。
ノートに自分の気持ちを書き出してみたところ、実は「親を安心させたい」という気持ちが強かったことに気づいたのです。
自分の本音と向き合うことで、解決の糸口が見えてくることもあります。
パートナーと率直に話し合う
結納金なしにした理由や背景を、パートナーと改めて話し合ってみましょう。
「新生活や結婚式にお金を回したい」「形式よりも実質を重視したい」など、納得できる理由があれば、自分の中でも受け入れやすくなります。
また、結納金の代わりに二人でどんな形で気持ちや誠意を示すか、具体的に話し合うことも大切です。
友人は、パートナーと「結納金は省略するけれど、その分の予算で両親に感謝の気持ちを伝える何かをしよう」と約束したことで、気持ちの整理がついたと言っていました。
二人で同じ方向を向いていることを確認できれば、不安も和らぎます。
代替となる意味のある儀式を考える
結納金という形式にこだわらず、自分たちなりの「けじめ」や「感謝の表現」を考えてみましょう。
たとえば、両家顔合わせの食事会を特別なものにしたり、両親への感謝の手紙を用意したりするのもいいでしょう。
また、結婚式の中で両親への感謝を表す演出を加えるなど、別の形で誠意や感謝を示す方法を模索してみてください。
私の場合は、結納金の代わりに両家の記念写真撮影を企画し、素敵なアルバムを贈りました。
形は違っても、気持ちが伝わる儀式や形を見つけることで、自分自身も納得できるようになるものです。
新しい価値観を大切にする
現代は結納金を省略するカップルも増えており、「自分たちらしい結婚の形」を選ぶことも十分に尊重される時代です。
周囲と比較せず、パートナーとの信頼関係や今後の生活を重視する価値観も大切にしましょう。
「親世代の価値観」と「自分たち世代の価値観」は違って当然。
どちらが正しいというわけではなく、時代とともに変化するものだと捉えることも必要です。
友人は「結納金より、二人で力を合わせて新生活を築くことに意味がある」と割り切ったことで、前向きな気持ちになれたと言っていました。
自分たちの選択に自信を持つことも、心の安定につながります。
親の心情も理解する
親が結納金にこだわる背景には、娘を思う深い愛情があることを理解しましょう。
「大切な娘を嫁に出す」という大きな節目に、何らかの形で「けじめ」を求めるのは、親としては自然な感情です。
その気持ちを理解した上で、別の形で親を安心させる方法を考えることも大切です。
私の母も最初は結納金なしに強く反対しましたが、私たちの結婚に対する真剣な気持ちと将来設計を繰り返し伝えることで、少しずつ理解してくれるようになりました。
親の気持ちを尊重しながらも、自分たちの選択を大切にする。
そのバランスを取ることが、結納金がない場合の新婦自身の折り合いの付け方につながるのです。
親世代と若い世代の価値観の違いを互いに理解し、尊重し合う関係を築くことが、結婚という大きな節目を円満に乗り越える鍵となるでしょう。
結納金なしで激怒!のまとめ
結納金なしで親が激怒するという状況は、若い世代と親世代の価値観の違いが鮮明に表れる場面です。
伝統と現代、形式と実質、様々な価値観が交錯しますが、丁寧なコミュニケーションと相互理解が解決の糸口となります。
これまでの内容を振り返り、もう一度ポイントをおさらいしましょう。
- 親が激怒する背景には「けじめ」「誠意」「体面」など複合的な理由がある
- 現代は結納金なしも増加傾向だが、親世代の価値観も尊重する姿勢が大切
- 誠意ある謝罪と傾聴から始め、理由説明と代替案提案で対話を進める
- 新婦自身も自分の気持ちと向き合い、パートナーと話し合って折り合いをつける
結納金なしで親が激怒した状況を乗り越えるには、感情的な対立を避け、互いの立場を理解し合う姿勢が何より重要です。
親の思いを受け止めつつ、自分たちの考えも丁寧に伝え、納得できる落としどころを見つけていきましょう。
「結納金なし」という選択肢は、決して親に対する敬意の欠如ではなく、時代や状況に合わせた一つの形であること。
そして、形は違えど親への感謝や敬意を示す方法は他にもあることを、誠意を持って伝えることが大切です。
結婚は二人の出発点であり、それを祝福してくれる家族との関係も大切にしたいもの。
時間をかけて丁寧に対話し、互いを尊重し合える関係を築いていけることを願っています。
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