結婚式の費用が払えなかったと焦っている花嫁・花婿さんたち、大丈夫ですか?私も数年前に結婚式を挙げた経験がありますが、予算オーバーで夜も眠れない日々を過ごしました。
結論だけをまとめると……
- 結婚式の費用が払えなかった原因は、予算計画の甘さや見積もりの差、資金準備不足が主な要因
- 費用が払えない場合でも、式場との交渉や計画変更、資金調達方法など複数の対処法がある
- 多くのカップルが同じ問題に直面しており、工夫次第で乗り越えられる
「もう誰にも相談できない…」「このままだとキャンセル料も払えない…」そんな思いで胸がつまる方もいるかもしれませんね。
でも安心してください。この記事では同じ悩みを乗り越えた先輩カップルたちの知恵をたっぷりご紹介します。
どうして結婚式の費用が払えなかった?よくある6つの原因
結婚式って、想像以上にお金がかかるんです。全国平均で約327万円(2023年調査)もかかるって、ビックリですよね。
私が結婚した時も「こんなにかかるの!?」と目が点になりました。
多くのカップルが途中で「このままじゃ払えない…」と不安になる瞬間があります。
その原因は以下の6パターンに分かれます。ありがちな原因を知っておくと、今後の対策も立てやすくなりますよ。
- 予算計画の甘さと見積もりの差
- 資金準備の不足
- 理想と現実のギャップ
- 両家間の資金調達の不均衡
- 経済状況の変化
- 支払いタイミングの問題
それぞれの原因について、もう少し詳しく見ていきましょう。
予算計画の甘さと見積もりの差
これが一番多い原因なんです。
結婚式場からもらう最初の見積もりと実際の請求額には、平均で97.2万円もの差があるって知っていましたか?
私の友人は

見積もりでは250万円だったのに、最終的には350万円近くになった
と言っていました。
式場は契約を取るために、最初は基本プランだけの金額を提示することが多いんです。
そこから衣装のグレードアップや装花の追加、ビデオ撮影のオプションなど、どんどん費用が積み重なっていきます。
「このくらいなら大丈夫」と思っていたのに、気づいたら予算オーバー。
そして多くの場合、追加オプションへのサインは式の数ヶ月前から当日までバラバラのタイミングで行うので、トータルでいくらになるのか把握しにくいんですよね。
資金準備の不足
結婚式の費用って、実は「先払い」が基本なんです。
私も知らなかったのですが、多くの式場では挙式当日までに全額か、少なくとも大部分の支払いを求められます。
「ご祝儀で払えばいいや」と思っていると、大変なことになります。
特に問題なのが、結婚を決めてから式までの期間が短い場合。
十分な貯蓄期間がないまま、大きな出費が待っているんです。
平均的な結婚式の自己負担額は130〜180万円。
これだけの金額を短期間で用意するのは、よほどの高収入でない限り難しいですよね。
理想と現実のギャップ
「一生に一度だから」と理想を追い求めすぎると、あっという間に予算オーバーしてしまいます。
衣装や料理、装花など、こだわりだしたらキリがないもの。
私自身も「このドレスが着たい!」「この料理じゃないと!」と主張して、夫と喧嘩したこともありました。
特に招待客数が増えると比例して費用も増えます。
1人あたり約7万円かかるので、「この人も呼びたい」が10人増えただけで70万円アップ。
気づいたら予算オーバーで、支払いが厳しくなるというパターンです。
両家間の資金調達の不均衡
結婚式の費用は、両家からの援助が一般的です。
でも、その金額や出し方についての認識が両家で異なると、トラブルの元に。
「うちは全額出せない」「こちらはこれだけしか出せない」など、事前の話し合いがないまま計画を進めると、後から「思っていたより援助が少なかった」ということも。
私の知り合いは、両親が「全額出す」と言っていたのに、実際は半分しか出してもらえず、慌てて貯金を崩したというケースもありました。
経済状況の変化
結婚式の準備中に予期せぬ経済状況の変化があると、計画が狂ってしまいます。
失業や収入減、あるいは病気やケガなど、突然の出来事で予定していた支払いができなくなることも。
また、結婚と同時に新居を構えるカップルも多いですよね。
引越し費用や新生活の家具・家電購入など、結婚式以外にもお金がかかる出費が重なると、資金が足りなくなることもあります。
支払いタイミングの問題
結婚式場への支払いは、一度にまとめて行うわけではありません。
一般的には、契約時の頭金(10〜20万円程度)、中間金(見積額の50%程度)、そして残金という形で複数回に分けて支払います。
特に中間金の支払いが厳しいケースが多いです。
式の1〜2ヶ月前に見積額の半分以上を支払うことになりますが、この時点ではまだご祝儀を受け取っていません。
つまり、自己資金だけで大きな額を用意する必要があるんです。
これが予想以上に厳しく、「支払いができない」という状況に陥ることがあります。
結婚式の費用が払えなかった場合の段階的な対処法
さて、ここからが本題です。
もし「このままじゃ結婚式の費用が払えない…」と気づいたら、どうすればいいのでしょうか?
慌てず、段階的に対処していくことが大切です。
私も含め、多くのカップルが同じ悩みを抱えながらも乗り越えてきました。
あなたも以下のステップで進めれば、光が見えてきますよ。
- 現状の把握と内容の見直し
- 式場との交渉
- 費用を抑える見直し
- 資金調達の方法
- 最終手段としての選択肢
- 長期的な対策
それでは、一つひとつ見ていきましょう。
現状の把握と内容の見直し
まずは冷静に現状を把握することが大切です。
「いくら足りないのか」を明確にしないと、対策も立てられません。
結婚式にかかる費用の内訳を細かく確認してみましょう。
全国平均費用は約327万円ですが、これはあくまで平均値。
あなたの結婚式では何にいくらかかっているのか、一度すべての見積もりを洗い出してみてください。
そして、何を優先するかを明確にします。
特にこだわりたい部分(例:衣装、料理、写真など)と、妥協できる部分(例:装飾、演出、引き出物など)を分けて考えましょう。
私の場合は「ドレスとヘアメイクだけは妥協したくない」と決めて、他の部分ではコストカットしました。
優先順位をつけることで、どこで費用を削減できるかが見えてきます。
式場との交渉
意外かもしれませんが、式場との交渉は効果的です。
多くの式場では前払いが基本ですが、支払い方法の変更を交渉してみましょう。
例えば「当日払い」の可能性について聞いてみる。
ご祝儀を受け取った後に支払えれば、資金繰りがずっと楽になります。
または「後払い」(結婚式後数日以内に支払う方法)や「分割払い」(複数回に分けて支払う方法)も交渉の余地があります。
「後払いがOKなら契約したい」など、具体的な条件を提示することで、柔軟に対応してくれる可能性が高まります。
費用の値引き交渉も効果的です。
特に契約前の交渉が最も効果的ですが、すでに契約済みでも「予算オーバーしてしまったので、何か調整できないか」と相談してみる価値はあります。
持ち込み料の免除や割引を交渉したり、特定の条件(平日や早朝・夜間の時間帯など)での割引を確認したりすることで、総額を下げられることもあります。
費用を抑える見直し
もう一度プランを見直して、費用を抑える方法を探しましょう。
大幅に費用を抑えるためにプランの変更を検討するのも一つの手です。
例えば「少人数婚」に切り替える。
親族や親しい友人だけの小規模な結婚式にすれば、費用は大きく下がります。
または日程を変更する。
オフシーズン(1〜2月や7〜8月)や平日、人気の少ない時間帯(午前中や夕方以降)に変更すれば、割引が適用されることも多いです。
会場自体の変更も検討できます。
より手頃な価格の会場へ変更したり、ホテルからレストランウェディングに切り替えたりするのも一案です。
また、演出を簡素化することで費用を抑えられます。
こだわりの少ない部分は思い切って省略してみましょう。
私の友人は、ウェディングケーキのセレモニーを省略して、その分のケーキ代(約5万円)を節約していました。
手作りアイテムの活用も効果的です。
招待状や席次表、ウェルカムボードなど、外注せずに自分たちや家族・友人の協力で手作りすれば、かなりの節約になります。
私も招待状は手作りして、印刷代だけで済ませました。
引き出物やプチギフトも、市販のお菓子を可愛くラッピングするだけで十分喜ばれますよ。
資金調達の方法
資金不足を補うための調達方法も考えてみましょう。
まずは親族への相談です。
両親や親族に相談し、援助してもらえるか検討するのも一つの手段です。
結婚式費用の約半分程度は両親からの援助が一般的とされています。
もし可能であれば、借用書を作成するなど、返済計画を明確にした上で一時的に援助してもらうことも検討しましょう。
クレジットカード払いの検討も一案です。
式場がクレジットカード払いに対応していれば、支払いを分散させることができます。
ポイント還元のメリットもありますし、引き落とし日がご祝儀受け取り後になるよう調整できれば、資金繰りが楽になります。
事前に利用限度額の引き上げを依頼しておくとよいでしょう。
クレジットカードの分割払いも選択肢の一つです。
結婚式のための専用「ブライダルローン」の利用を検討するのもアリです。
メリットとしては、用途が限定されているため借りすぎを防止できること、金利が比較的低めなことなどが挙げられます。
申請は早めに手続きを進めましょう。
審査に2週間〜1ヶ月程度かかる場合もあります。
最終手段としての選択肢
どうしても資金が足りない場合は、より大きな決断をする必要があります。
結婚式の規模縮小や延期を検討しましょう。
家族だけの挙式のみに切り替えたり、披露宴を省略して会食のみにしたりするのも選択肢の一つです。
資金が貯まるまで延期するという選択肢もありますが、延期にもキャンセル料がかかる場合があるので注意が必要です。
キャンセルと代替案の検討も視野に入れます。
キャンセルを検討する場合は、キャンセル料と代替案を比較検討しましょう。
キャンセル料は一般的に直前ほど高額(結婚式の3割〜全額)になります。
レストランウェディングや1.5次会など、より費用を抑えた形式に切り替えることも検討できます。
少人数の会食とアフターパーティーの組み合わせなど、オリジナルの形を考えるのも良いでしょう。
長期的な対策
結婚式の費用問題を解決した後も、結婚生活は続きます。
長期的な視点での対策も考えておきましょう。
貯蓄計画の見直しをします。
結婚後の生活も見据えて、貯蓄計画を立てることが大切です。
目標と期限を明確にし、生活費の見直しを行いましょう。
結婚式用の専用口座を作っておくと、資金管理がしやすくなります。同棲して生活費を節約するのも一つの手。
もしローンを組んだ場合は、返済計画の作成が重要です。無理のない返済計画を立てましょう。
毎月の返済額と期間を明確にし、余裕を持ったスケジュールを組むことがポイントです。
ご祝儀で返済可能な分を事前に計算しておくと、心の準備もできますね。
実際に結婚式の費用が払えなかった人の匿名体験談
理論だけでなく、実際に結婚式の費用が払えなくなった人たちは、どのように対処したのでしょうか?
実際の体験談から学ぶことも多いはずです。
ここでは、実際に結婚式の費用に苦労した方々の匿名体験談をご紹介します。
- ご祝儀で足りると思っていたケース
- 挙げられなかったケース
- こだわりを諦められなかったケース
それぞれの体験から、どのような教訓が得られるのか、見ていきましょう。
ご祝儀で足りると思っていたケース
Aさん(28歳・会社員・女性)の体験談です。
Aさんの結婚式の費用は約300万円。
「ご祝儀である程度まかなえる」と考えていたそうですが、実際に集まった金額は200万円弱だったとのこと。
両家の親からは「自分たちでやる」と宣言していた手前、頼るのも恥ずかしく、結局、支払いができず、式場の担当者に頭を下げて、1年かけての分割払いにしてもらったそうです。
Aさんが一番辛かったのは、式の後の「幸せいっぱい」なはずの時間に、お金のことで喧嘩になったこと。

もっと正直に親に相談すればよかった
と後悔していたそうです。
しかし、支払いの過程で「ふたりで乗り越える力」が身についたとも話しています。
お金の話は、逃げずに向き合うことが大切ですね。これは多くのカップルが陥りがちな落とし穴です。
「ご祝儀で回収できる」という甘い考えが、後で大きな問題になることも……。
事前に現実的な見積もりを立て、最悪のケースを想定しておくことが大切です。
挙げられなかったケース
Bさん(33歳・公務員・男性)の体験談です。
付き合って7年でようやく結婚が決まり、式を予定していたBさんですが、直前で身内の入院と収入減が重なり、費用がどうしても払えなくなったそうです。
キャンセル料の請求が怖くて、しばらく眠れない日々を過ごしたとのこと。
式場に相談したところ、半額だけ支払えばキャンセル扱いにしてもらえるということで、その金額を親に頭を下げて借りたそうです。
結局、式はやめてフォトウェディングと家族だけの食事会に変更。
寂しさもあったけれど、思った以上にアットホームで良かったと話しています。

無理して見栄を張らなくてよかった
と今では心から思っているとのことです。
このケースから学べるのは、「結婚式」の形にこだわりすぎないことの大切さかもしれません。
形式より実質、見栄より本質を大切にする姿勢が、結果的に幸せな結婚生活につながることもあるのです。
こだわりを諦められなかったケース
Cさん(26歳・フリーランス・女性)の体験談です。
子どもの頃から「お姫様みたいな結婚式」に憧れていたCさん。
しかし、パートナーは結婚式にそこまでこだわりがなく、予算の話になるとぶつかることが多かったそうです。
結局、Cさんの理想を押し通した形になり、費用は400万円を超えてしまいました。
ご祝儀と貯金を使っても足りず、親に一部を立て替えてもらうことに。
その後、返済と生活費のバランスでストレスが溜まり、結婚後1年は毎月喧嘩が絶えなかったとのこと。
しかし、ある日

幸せの形って”完璧な結婚式”じゃなくて、毎日笑って暮らせることだよね
と、二人で話し合ったことがターニングポイントになったそうです。
今では、あの経験が二人の「はじまり」だったと振り返っています。
この体験談からは、「理想」と「現実」のバランスの重要性が伝わってきます。
素敵な結婚式は確かに思い出になりますが、その後の生活がストレスで満ちていては本末転倒。
二人で納得できる優先順位を決めることが、結婚生活の第一歩なのかもしれませんね。
「結婚式の費用 払えなかった」のまとめ
結婚式の費用が払えなくなるという状況は、決して珍しいことではありません。
むしろ、多くのカップルが同じ悩みを抱えながらも、それぞれの形で乗り越えてきたのです。
この記事では、結婚式の費用が払えなくなる原因と対処法、そして実際の体験談をご紹介しました。
改めて大切なポイントをまとめると
- 結婚式の費用が払えなくなる主な原因は、予算計画の甘さ、見積もりとの差、資金準備不足など
- 問題に気づいたら、現状把握→式場交渉→プラン見直し→資金調達→最終手段の順で対処する
- お金の問題で悩むのはあなただけではない。多くのカップルが同じ経験をしている
- 結婚式は一日のイベントだが、結婚生活は長い。無理な支出で後の生活が苦しくならないよう注意する
結婚式の費用について悩むのは、決して恥ずかしいことではありません。
むしろ、二人の将来のためにしっかりと向き合うべき大切な問題です。
理想の結婚式と現実的な資金バランスを取りながら、二人らしい門出を迎えられることを心から願っています。
あなたの結婚式、そしてその先の結婚生活が幸せなものになりますように!
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