私も10年前に結婚式を挙げた経験があるのですが、そのときにゲストの皆さんから聞かれた質問のひとつが「腕時計はつけていっていいの?」でした。
たしかに、昔から「結婚式では腕時計を外すのがマナー」と言われてきましたよね。
でも、最近は時代とともにマナーの考え方も少しずつ変化してきているみたい。
腕時計は時間を確認するためだけのものから、おしゃれなアクセサリーとしての役割も果たすようになってきました。
そのため、結婚式での腕時計の着用については、今では以下のように考えられています。
- 腕時計の着用自体は必ずしもマナー違反ではない
- 式中に何度も時計を見るような仕草はNG
- フォーマルな場にふさわしい控えめなデザインを選ぶ
- 高齢者の多い伝統的な結婚式では、外したほうが無難
この記事では、結婚式での腕時計に関するマナーや、もしつける場合の選び方のポイント、時計を外した場合の時間確認の方法まで、私の経験を交えながら詳しくお話ししていきますね。
結婚式で腕時計を外すのはマナー?最新の考え方をご紹介
結婚式に腕時計をつけていくことは、昔は完全にマナー違反とされていました。
でも、最近は少しずつ考え方が変わってきているんです。
私が結婚式を挙げたときも、ゲストの半分くらいは腕時計をつけていらっしゃいましたね。
特に若い世代の方は、時計をアクセサリー感覚で楽しんでいる印象でした。
では、なぜ昔は腕時計がNGだったのでしょうか?
その理由は、結婚式は「時間を忘れて、新郎新婦のお祝いを楽しむ場」だからなんです。
腕時計を見る仕草は「もう帰りたいな」とか「つまらないな」という印象を与えかねません。
特に、新郎新婦やご両親の前で腕時計をチラチラ見てしまうと、せっかくの晴れの日に水を差してしまうことになりかねないんです。
でも、最近は時代とともにマナーも変化してきました。腕時計は、もはや時間を確認するだけのものではなくなってきています。
たとえば、スーツやドレスに合わせてコーディネートを楽しんだり、結婚式のドレスコードに合わせたおしゃれなアイテムとして取り入れたり。
そんな楽しみ方が一般的になってきているんです。
結婚式での腕時計の着用マナー、意見が分かれる理由とは?
腕時計の着用について、なぜ意見が分かれるのでしょうか?
実は、これには大きく分けて3つの理由があります。
1. 世代による価値観の違い
高齢の方々は、やはり伝統的なマナーを重視する傾向にあります。
式の最中は時計を外して、心をこめてお祝いに専念するべきだという考え方ですね。
一方、若い世代は腕時計をファッションアイテムとして捉える傾向が強いです。
私の結婚式でも、20代、30代のゲストの多くは、スーツやドレスに合わせてお洒落な時計を選んでいらっしゃいました。
2. 結婚式のスタイルの多様化
最近は結婚式のスタイルも多様化しています。
たとえば、伝統的な神前式やチャペル式では、腕時計を外すことが推奨されます。
でも、カジュアルなガーデンウェディングやレストランウェディングでは、腕時計の着用も自然に受け入れられるようになってきていますね。
3. 時計の役割の変化
かつての腕時計は、「時間を確認するためのもの」という機能的な側面が強かったのです。
でも今では、ファッションアイテムとしての存在感も大きくなってきました。
私の周りでも、結婚式用に特別なドレスウォッチを用意する方が増えています。
むしろ、スマートフォンで時間を確認する方が多くなった分、腕時計はアクセサリーとしての価値が高まっているような気がします。
結婚式にふさわしい腕時計の選び方
では、結婚式に腕時計をつけていく場合、どんな時計を選べばいいのでしょうか?
私の経験も踏まえて、男性と女性それぞれにおすすめのポイントをご紹介します。
男性の場合のポイント
男性の場合は、以下のような特徴の時計がおすすめです。
- シンプルな文字盤のアナログ時計
- シルバーのメタルバンドか黒の革ベルト
- 派手な装飾や色使いを避けたもの
- サイズは控えめなもの
特に気をつけたいのが、スポーツタイプの時計は避けることです。
ゴツい形状や派手な色使いは、フォーマルな場にはふさわしくありません。
また、ゴールドの時計も派手すぎる印象を与えかねないので、控えめなシルバーか黒を選ぶのがおすすめです。
女性の場合のポイント
女性の場合は、以下のような特徴の時計が結婚式にぴったりです。
- ブレスレットのような華奢なデザイン
- ドレスに合わせた上品な色使い
- キラキラした装飾は控えめに
- 文字盤は小ぶりなもの
女性の場合、ドレスの袖が短かったり、ノースリーブだったりすることが多いので、時計が目立ちやすいんです。
だからこそ、なるべく控えめなデザインを選ぶことをおすすめします。
私の場合は、シルバーの細身のブレスレットウォッチを選びました。
遠目で見るとブレスレットのように見えて、でも必要なときは時間も確認できる。そんな便利なアイテムでしたね。
腕時計を外した結婚式での時間確認、どうする?
腕時計を外して結婚式に参加する場合、時間はどうやって確認すればいいのでしょうか?
実は、いくつかの賢い方法があるんです。
1. お手洗いのときに確認
一番自然なのが、お手洗いに行ったときにスマートフォンで確認する方法です。
私も結婚式に出席するときは、この方法をよく使っています。
トイレに行くついでに時間を確認すれば、誰の目も気にすることなく自然に時間がわかりますよね。
2. 会場の時計を活用
結婚式場には、たいてい壁掛け時計が設置されています。
でも、あからさまに時計を見上げるのはNGです。
お料理やお酒を運んでくれるスタッフさんを見送るふりをして、さりげなく確認するのがコツですね。
3. 式次第を参考に
結婚式では、たいていタイムスケジュールが決まっています。
たとえば、「乾杯が17時」と決まっていれば、そこから1時間半程度で終宴、という具合に大まかな時間の流れが把握できます。
私は招待状に書かれていた式次第をスマートフォンで撮影して、お手洗いで確認していました。
これなら、いちいち時計を見なくても、だいたいの時間がわかって便利でしたよ。
4. スマートフォンのマナーモード活用法
スマートフォンには、バイブレーションで時間を知らせてくれる機能があります。
たとえば、終宴の30分前にバイブレーションが鳴るように設定しておけば、こっそりと時間を確認することができます。
ただし、バイブレーションが周りの人に聞こえてしまう可能性もあるので、設定する際は要注意です。
私の場合は、バッグの中に入れておいて、お手洗いに行ったときだけ確認していました。
結婚式での腕時計、私なりの提案
ここまでいろいろとお話ししてきましたが、私なりの提案をさせていただきます。
結婚式での腕時計、実はつけるかつけないかよりも大切なのは、「新郎新婦への思いやり」だと思うんです。
腕時計をつけていても、何度も見ることなく、お二人のお祝いを心から楽しむ。
あるいは、腕時計を外して、純粋にお祝いの時間を過ごす。
どちらを選んでも、大切なのは新郎新婦への気持ちですよね。
そして、もしつけるなら、次のような点に気をつけると安心です。
- 式場に入る前に、時計が汚れていないかチェック
- 傷やヒビが入っていないか確認
- アラーム音やチャイムは必ずオフに
- 写真撮影のときは、さりげなく袖で隠す
結婚式は、新郎新婦にとって人生の大切な思い出になる日。
その特別な一日を、ゲストとしてどう過ごすか。
それを考えることが、一番大切なことなのかもしれません。
みんなが気になる!よくある質問
結婚式での腕時計について、よく聞かれる質問をご紹介します。
Q. 高級時計はNGですか?
高級時計だからといって、必ずしもNGというわけではありません。
むしろ、高級時計は上品でシンプルなデザインが多いので、結婚式にふさわしい場合も。
ただし、ロゴが目立つものや、派手な装飾が施されているものは避けたほうが無難です。
Q. スマートウォッチはどうですか?
基本的には、スマートウォッチは結婚式には向いていません。
でも、どうしても外せない場合は、以下のような工夫をすることをおすすめします。
- 文字盤をアナログ表示に変更
- 通知やアラームは必ずオフに
- スポーティーなバンドは革製に付け替え
まとめ:結婚式での腕時計問題
結婚式での腕時計について、これまでのお話をまとめてみましょう。
腕時計を身につけるかどうかは、以下のポイントを参考に判断してみてください。
- 結婚式のスタイルや雰囲気に合わせて判断
- つける場合は控えめなデザインを選択
- 頻繁に時計を見ることは避ける
- 高齢者が多い伝統的な式では外すことを推奨
- 時計を外す場合は、トイレなどで確認
- 新郎新婦への思いやりを第一に考える
結婚式は、大切な人の人生の節目をお祝いする特別な日。
腕時計の着用について迷ったときは、「新郎新婦への思いやり」を第一に考えて判断してみてくださいね。
コメント