結婚式で貯金を使い果たしてしまった…そんな経験をされた方、とても多いんですよね。私も実は結婚式後、口座を見て「あれ?お金がない…」と青ざめた一人です。
でも大丈夫!今日はそんな状況から立ち直るためのリアルな体験談と具体的なアドバイスをシェアしていきます。
- 結婚式費用で貯金がゼロになるカップルの実態
- 貯金を使い果たす本当の原因とは?
- 結婚式後の家計再建のための実践的なステップ
何年経っても「あの時の結婚式、本当に素敵だった」と思い出せる思い出と、安定した新生活。両方手に入れるためのヒントがきっと見つかるはず!
結婚式で貯金を使い果たすカップルは多い?
結婚式で貯金をすべて使い果たしてしまうカップル。実は、私たちが想像している以上に一般的な現象なんです。
でも、すべてのカップルがそうなるわけではありません。あるデータによると、貯金を全額使ってしまうのは約2割のカップル。決して多数派ではないけれど、けっして少ないとは言えない数字です。
貯蓄状況の現実
結婚式を控えたカップルの貯蓄額を見てみると、興味深い傾向が見えてきます。
- 最も多い貯蓄額は101万~200万円(4割弱のカップル)
- 400万円以上の貯蓄があるのはわずか1割未満
- 平均的な結婚式費用は415.7万円
この数字を見ただけでも、「あれ?足りない…」と感じる方が多いのではないでしょうか。私も結婚が決まった時、貯金は150万円ほど。「これで足りるかな?」と思っていましたが、実際には全然足りませんでした。
結婚式費用の差額はどうしているのかというと、親からの援助やブライダルローン、職場からのお祝い金などで補っているケースが多いようです。
資金調達の工夫
貯蓄だけでは足りない現実を前に、多くのカップルが様々な工夫を凝らしています。
- 親からの援助(10万~120万円程度)
- 無利息のブライダルローン
- 職場からのお祝い金(最大40万円)
- 不用品のフリマアプリでの売却
中には車を売却して80万円を捻出したカップルや、自治体の結婚祝い金制度を活用したケースも。私の友人は引っ越しを機に家具をすべて売り払い、35万円ほど工面していました。
驚くべきことに、ある程度の貯金がある状態でも、結婚式の費用を賄いきれないケースが少なくないのです。
リスクとバランス
貯金を全額使うことを選択するカップルが一定数いる一方で、そのリスクも見過ごせません。
- 新生活スタートに必要な資金の不足
- 予期せぬ出費への対応力の低下
- 精神的な不安の増大
実際に貯金ゼロからスタートした方からは「引っ越しや新生活費用との両立で本当に苦労した」という声も聞かれます。私自身も結婚式直後、突然の歯の治療が必要になり、クレジットカードでやりくりするしかありませんでした。
結婚式は人生の大切な節目ですが、その後の生活とのバランスを考えることも同じくらい重要なのではないでしょうか。特に最近では、「分不相応」な結婚式を避け、自分たちのペースで資金計画を立てるカップルも増えています。
結婚式で貯金を使い果たした原因は計画性の無さやりくりが下手だったから?

結婚式で貯金を使い果たしたのは、単に計画性がなかったから?
そう思われがちですが、実はそれだけではないんです。
私も最初は自分を責めました。「もっと計画的に準備すればよかった…」と。でも、様々なカップルの体験を聞くうちに、もっと複雑な要因が絡み合っていることがわかってきました。
収入格差と費用分担の難しさ
カップル間での収入や貯蓄額の差は、思った以上に大きな問題になりえます。
- 片方が専業や低収入の場合の負担バランスの難しさ
- 貯金額の差(例:100万円と0円)による心理的プレッシャー
- 「誰がいくら払うか」という微妙な話し合いの回避
友人のAさんは新郎側が「会社員」、新婦側が「フリーランス」でした。収入格差があるため、最初は「折半」で話していたものの、実際にはほとんど新郎側が負担することに。結果として新郎の貯金はゼロになってしまったそうです。
このように、収入格差があるカップルでは、話し合いが不十分だと一方に大きな負担がかかりがちです。
想定外の出費増加
結婚式の費用は、計画段階から実施までの間に膨らみがちです。
- 当初予算を超える会場グレードアップ
- 招待客数の予想外の増加
- 「せっかくだから」という気持ちによる追加オプション
私の場合は「基本プラン」に含まれていると思っていた装花やペーパーアイテムが、実はオプション扱いだったことで、予想より80万円も費用が膨らんでしまいました。
また、新郎新婦の希望のズレも大きな要因になります。例えば、新郎側が100万円程度の費用を想定していたのに対し、新婦側がずっと夢見ていた豪華な結婚式を希望する場合など、コミュニケーション不足から予算オーバーになるケースも少なくありません。
現実的な貯蓄目標の設定ミス
結婚式費用の実態を知らないまま計画を立ててしまうことも、貯金を使い果たす原因の一つです。
- 平均的な結婚式の自己負担額は150万円前後
- 親からの援助やご祝儀収入の過大評価
- 新生活スタートに必要な資金の見落とし
結婚式だけでなく、新居の敷金礼金や家具家電の購入など、結婚に伴う出費は結婚式以外にもたくさんあります。私も結婚式費用だけに目を向けていて、引っ越し代や新居の家具購入費用を十分に考慮していませんでした。
さらに、親からの援助を当てにしていたものの、実際には思ったほど出してもらえなかったというケースも。こうした誤算が重なると、あっという間に貯金はゼロになってしまいます。
節約手法の未実施
成功事例では、様々な節約テクニックが活用されています。
- 給与天引きによる強制貯蓄(月5万円~13万円)
- 外食抑制と自炊による食費節約
- 衝動買いの抑制(特に服飾品)
こうした節約方法を知らなかったり、実行できなかったりすることも、貯金不足につながります。私も結婚式の準備中はストレスから「ご褒美ショッピング」をしてしまい、貯金するべき時に余計な出費を重ねてしまいました。
結局のところ、結婚式で貯金を使い果たす原因は「計画性がない」という単純な問題ではなく、収入状況、コミュニケーション、知識不足など、複合的な要因が絡み合っているのです。自分を責めるのではなく、こうした複雑な要因を理解することが、立て直しの第一歩かもしれません。
結婚式で貯金を使い果たしたあとの生活を立て直すコツ
結婚式で貯金を使い果たしてしまった…そんな状況から立ち直るのは大変ですが、決して不可能ではありません。私も含め、多くのカップルが経験し、乗り越えてきた道です。
焦らず一歩ずつ、夫婦で協力して取り組むことが何より大切です。ここでは実体験をもとに、具体的な立て直し方法をお伝えします。
現状把握と目標設定
まずは今の状況を正確に把握し、明確な目標を立てることから始めましょう。
- 収支の可視化(アプリや家計簿で徹底管理)
- 無駄な支出の洗い出し
- 緊急予備金確保の目標設定(最低3ヶ月分)
私たち夫婦は、まず「月末の残高を確認する習慣」から始めました。最初は怖くて見たくなかったのですが、現実を直視することで初めて対策が打てるようになったんです。
家計簿アプリを使って、毎日の支出を細かく記録。「えっ、こんなにスタバに使ってたの?」と驚くことも多かったです。こうして無駄な支出を発見できると、次のステップに進みやすくなります。
そして、まずは「3ヶ月分の生活費」を緊急予備金として貯めることを最初の目標に設定しました。大きな目標だと挫折しやすいので、まずは小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
支出の削減戦略
貯金ゼロからの再出発には、支出の見直しが不可欠です。でも、ただ我慢するだけではストレスがたまるので、スマートな削減方法を知ることが重要です。
- 固定費の見直し(携帯料金・サブスク・保険等)
- 食費の効率化(週末まとめ買い・作り置き)
- 「3日ルール」の導入(欲しいものは3日待ってから)
私たち夫婦が特に効果を感じたのは、固定費の見直しでした。携帯電話を格安SIMに変更して二人で月2万円の節約。不要なサブスクリプションを解約して月5千円の節約。こうした「一度見直せば継続的に効果が出る」項目から手をつけるのがおすすめです。
食費も大きな削減ポイント。外食を減らし、週末にまとめて作り置きする習慣をつけたところ、月の食費が4万円も減りました。レシピ本を買ったりクックパッドで研究したり、節約自体を楽しむ工夫も大切です。
また、衝動買いを防ぐ「3日ルール」も効果的でした。欲しいものがあっても、必ず3日間待ってから購入するというルール。驚くことに、3日後には「やっぱり必要ない」と感じることが多いんです。
収入アップの取り組み
支出を減らすだけでなく、収入を増やす努力も並行して行うと、立て直しのスピードが格段に上がります。
- スキルや趣味を活かした副業
- 不用品の売却(特に結婚関連アイテム)
- キャリアアップのための資格取得
友人のBさんは、結婚式後の貯金ゼロ状態から、空いた時間にWeb記事のライティングを始めました。最初は月1万円程度でしたが、徐々に仕事が増え、今では月5万円の副収入に。本業の合間にできる副業を見つけるのも一つの手です。
また、結婚式で使わなくなったアイテム(ウェルカムボードや余った引出物など)や新居に合わない家具・家電をフリマアプリで売却するのも即効性があります。私も断捨離を兼ねて不用品を売り、3ヶ月で約15万円を捻出できました。
さらに、長期的な視点では資格取得などでキャリアアップを目指すのも重要です。私は結婚を機に、より収入の安定した職場に転職するため、資格の勉強を始めました。すぐに効果は出なくても、将来的な家計安定につながります。
夫婦で取り組む家計管理
結婚式後の家計立て直しには、夫婦の協力体制が何より重要です。お互いを責めるのではなく、二人三脚で乗り越える意識が大切です。
- 定期的な「マネー会議」の開催
- 役割分担の明確化
- 小さな成功の共有と祝福
私たち夫婦は毎月第一日曜日を「マネー会議の日」と決めて、その月の収支や貯金状況、次月の予算を話し合います。最初は気まずい空気になることもありましたが、徐々に「チームとして家計を良くしていく」という意識が芽生えました。
また、得意分野での役割分担も効果的です。例えば、細かい家計簿をつけるのが得意な方と、投資や資産運用の知識がある方で役割を分担するなど。私の場合は夫が固定費の見直し、私が変動費の管理と決めて取り組みました。
そして何より大切なのが、小さな成功を共有し、互いを褒め合うこと。「今月は予算内に収まったね!」「不用品売却でこんなに稼げたよ!」など、ポジティブな部分に目を向けると、モチベーションが続きやすくなります。
結婚式で貯金を使い果たしたことを後悔するより、新しい家計管理のスキルを身につけるチャンスと捉えてみてください。私たち夫婦も、この経験があったからこそ、今では安定した資産形成ができるようになりました。一時的な挫折は、長い人生の中での学びの機会なのかもしれません。
「結婚式で貯金を使い果たし」のまとめ
結婚式で貯金を使い果たしてしまったあなた。もう充分に自分を責めたでしょう?ここからは未来に向けて前向きに歩みを進めていきましょう。
この記事でご紹介した内容を振り返ってみると、結婚式で貯金を使い果たすのは、決して特殊なケースではないことがわかります。様々な要因が複雑に絡み合い、計画的なつもりでも想定外の出費に見舞われることは多いのです。
- 貯金を全額使うカップルは約2割も存在する
- 原因は単なる計画性の欠如ではなく複合的な要因
- 収入格差・想定外の出費・現実的な目標設定ミスなど様々な要素が影響
- 立て直しには現状把握・支出削減・収入アップ・夫婦の協力が鍵
結婚式で貯金を使い果たしたとしても、それは一時的な状況に過ぎません。大切なのは、その経験から学び、夫婦で協力して新しい家計管理の習慣を築いていくこと。
私自身、結婚式後の「貯金ゼロショック」から立ち直るまでに約1年かかりました。でも、その過程で身についた家計管理の知識や夫婦での話し合いの習慣は、今でも私たち家族の大きな財産になっています。
「結婚式で貯金を使い果たし」たことは、決してあなたの人生のマイナスではありません。むしろ、より賢明な家計管理を学ぶきっかけになるかもしれません。焦らず、一歩ずつ、パートナーと手を取り合って前に進んでいきましょう。
きっと数年後には「あのピンチがあったからこそ、今の私たちがある」と笑って振り返る日が来るはずです。
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