「結婚式が気持ち悪い」と感じる?、それ、私も分かります。
新郎新婦の幸せをゲストに対して押し付ける感じが、ちょっと苦手です。(私も自分の結婚式を挙げるかどうかすごく悩みました)
新郎新婦を祝福する気持ちはあるのに、なんだかモヤモヤする。そんな気持ち、よーくわかります。
実は、そう感じている人は少なくないんです。
そこで今回は「結婚式が気持ち悪い」と感じる理由や、そんなときの対処法について、私の経験も交えながらお話しさせていただきますね。
ポイントはこの3つ。
- 結婚式が気持ち悪いと感じるのは決しておかしなことではない
- 気持ち悪さの正体は演出や形式的な部分にある
- 工夫次第で気持ち悪くない結婚式は可能
結婚式が気持ち悪いと思うのは私だけ?おかしい?
「結婚式が気持ち悪い」なんて思うのは、自分だけかも…。
そう悩んでいるあなた、安心してください。
実は、特に若い世代の中で「主役になりたくない」という理由から結婚式を挙げたくないと考える人が増えているんです。
たとえば、人前で注目されるのが苦手な人にとって、結婚式はまさに苦行。
特に、以下のような場面は本当に気が重いですよね。
- 大勢の前で愛を誓うシーン
- 両親への手紙朗読
- ゲストへの挨拶まわり
- 人前でキスをする演出
私の知り合いのみさき(仮名)は、こんなことを言っていました。

「学芸会の主役ですら嫌だったのに、結婚式なんて無理…。でも、そう言うと『普通の女の子と感覚が違うの?』って言われて余計に不安になっちゃって…」
でも大丈夫。これって全然おかしなことではありません。
むしろ、真面目に考えているからこそ感じる違和感なんです。
結婚式の5つの気持ち悪い部分(演出やふるまい)
結婚式の気持ち悪い部分って、実はたくさんあるんです。
私の経験も交えながら、5つのポイントについて詳しくお話ししていきますね。
1. 過剰な幸せアピールと自慢
まず気になるのが、度を超した幸せアピール。
- SNSの投稿みたいな見栄え重視の演出
- 「こんなに素晴らしい夫(妻)と出会えました!」という自慢
- 仕事も家族も友人関係も完璧!という押しつけ
- 「主役は私たち!」という自意識の押し付け
普段なら「うわ、自慢げ…」って思われることも、結婚式だと許されちゃうんですよね。
なんだかモヤモヤ…。
2. 意味不明な演出の数々
次に気になるのが、なんの意味があるのか分からない演出の数々。
- わざと大きく口を開けさせられるファーストバイト
- 独身の女性を晒し者にするブーケトス
- キャンドルを持って会場を回るサービス
- プロポーズの再現ムービー
特にファーストバイトって「男性は稼ぎ手、女性は家事」という古い価値観の象徴みたい。
時代錯誤も甚だしいですよね。
3. 過剰な演技と涙の強要
3つ目は、感動を無理やり作り出そうとする演出。
- 号泣しながらの親への手紙朗読
- テンションの高すぎる司会者
- わざとらしい感動エピソード
- サプライズ演出で泣かせようとする瞬間
普段から感謝を伝えていれば、わざわざ大勢の前で泣きながら手紙を読む必要なんてないはずです。
なのに、なぜかみんな号泣…。
4. 不自然な人間関係の演出
4つ目は、普段の人間関係を無視した演出。
- 職場の上司を主賓として特別扱い
- 普段会わない親戚との形式的な挨拶
- 友人代表のよそよそしいスピーチ
- 本当は仲良くない人との記念撮影
特に、新郎新婦のメインテーブルより職場の上司が近い席に座るって、なんだか変ですよね。
5. ゲストへの過度な要求
最後は、ゲストに強いる負担の数々。
- 3万円以上のご祝儀を当たり前とする文化
- ヘアメイクやドレスにかかる費用負担
- 長時間の拘束と形式的な応酬
- 引き出物の持ち運びという重労働
特に引き出物は、かさばるし重いし、二次会にも持っていかなきゃいけないし…。
考えた人、ゲストの気持ちを全く考えていないんでしょうね。
これらの演出、どれも「形式的」で「不自然」なものばかり。
そして、それらが「当たり前」として受け入れられている現状に、なんとも言えない違和感を覚えるんです。
ゲストが気持ち悪い結婚式に参列する場合の乗り切り方
さて、ここからは気持ち悪いと感じる結婚式に招待された時の対処法についてお話しします。
1. 心の準備をする
まずは気持ちの面から。
- これは新郎新婦の晴れの日
- 完璧を求められているわけではない
- 自分のペースで楽しめばOK
気負いすぎないことが大切です。
2. 距離感の取り方を工夫
実際の対処法としては
- 無理に笑顔を作らず、静かに祝福
- 演出中は自然な相づちで対応
- 気分転換にトイレ休憩を活用
3. 他のゲストとの交流を楽しむ
意外と有効なのが
- 同じテーブルの人との会話を楽しむ
- 共通の思い出話で盛り上がる
- 料理や飲み物をじっくり味わうことに専念
気持ち悪く感じさせない結婚式にするために新郎新婦ができること
最後に、結婚式を挙げる側の工夫についてお話しします。
1. ゲストとのコミュニケーションを大切に
- ゲストの希望や好みを事前にリサーチ
- 強制的な演出は避ける
- リラックスした雰囲気作りを心がける
2. 演出は最小限に
- 堅苦しい儀式は省略
- 自然な交流を重視
- ゲストが参加しやすい雰囲気づくり
よくある質問
結婚式に抵抗がある方の「ありがちな質問」にお答えしていきます。
Q. 結婚式を挙げないと後悔しませんか?
これは人それぞれです。式を挙げなくても、二人の記念になる思い出を作ることはできます。
たとえば
- 家族だけの食事会
- フォトウェディング
- 思い出の場所での二人きりの挙式
Q. 招待された結婚式を断るのは失礼ですか?
結論から言うと、決して失礼ではありません。
むしろ、無理して参加するより、正直に欠席を伝える方が誠実です。
ただし、以下の点に気をつけましょう。
- 早めに連絡する
- 丁寧に理由を説明する
- 心からの祝福の気持ちを伝える
まとめ
今回は「結婚式が気持ち悪い」と感じる理由や対処法についてお話ししてきました。
ポイントをおさらいしましょう。
- 気持ち悪いと感じるのは珍しいことではない
- 過剰な演出や形式的な部分に違和感の原因がある
- ゲストも新郎新婦も、自分らしい関わり方でOK
- 無理に従来のスタイルを踏襲する必要はない
- 大切なのは、参加者全員が心から楽しめる雰囲気作り
結婚式に関する価値観は人それぞれ。気持ち悪いと感じるのも、むしろ自然な感情かもしれません。
大切なのは、そんな気持ちを受け入れたうえで、自分らしい関わり方を見つけること。それが、結婚式を真に楽しむコツなのかもしれません。
あなたらしい結婚式との付き合い方が、きっと見つかるはずです。
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