結婚式の主催者側として、タクシーチケットの準備は悩みの種。
「タクシーチケットを誰に渡せばいいの?」
「いつ渡すのがベストなタイミング?」
「もしゲストが遠慮したらどうしよう…」
私も10年前に結婚式を挙げたときに、こんな悩みを抱えていました。
きっとあなたも同じような不安を感じているのではないでしょうか。
そこで今回は、結婚式でタクシーチケットを渡すときの基準やタイミング、遠慮された場合の対応方法などについて、私の経験を交えながら詳しくお話ししていきますね。
まずは、タクシーチケットを渡す基準をまとめておきましょう。
- 年配の方や妊婦さん、小さな子ども連れの方には必ず渡す
- 駅から式場まで徒歩20分以上かかる場合は全員に渡す
- 遠方から来てくれるゲストには往復分を用意する
これらの基準を知っていれば、「誰に渡すべきか」という不安も解消できるはずです。
それでは、くわしい内容を見ていきましょう。
結婚式のタクシーチケットは誰に渡す?渡す人の範囲や条件
結婚式場までの移動手段って、ゲストの方々にとって大きな悩みのタネなんですよね。
たとえば年配の親戚の方、妊婦さん、小さなお子さま連れのご家族。
みなさん「駅から会場まで歩けるかな…」って不安を感じていらっしゃるはず。
私も結婚式を挙げたとき、こんな声を聞きました。
「足が悪いから、歩くのはちょっと…」
「ベビーカーを押しながらの移動は心配」
「お着物で長距離を歩くのは大変そう」
そこで、タクシーチケットを渡す対象は以下のような方々がおすすめです。
- 年配の親族や、体の不自由な方
- 妊娠中の方や、小さなお子さま連れのゲスト
- お着物で参列される女性の方
- 目上の方や、会社の上司
- 遠方から来てくださるゲスト
とくに気をつけたいのが、駅から式場までの距離です。
歩いて20分以上かかる会場の場合は、全てのゲストにタクシーチケットを渡すことをおすすめします。
また公共交通機関からの移動が不便な場合も、全員分のタクシーチケットを用意するのがベター。
たとえば、会場の最寄り駅からバスが出ていない場合や、バスの本数が少ない場合は要注意です。
ここでワンポイント。
タクシーチケットを渡すゲストを選ぶとき、もっとも大切なのは「相手の立場に立って考える」こと。
たとえば、駅から結婚式場まで徒歩10分の距離でも、年配の方にとっては遠く感じるものです。
雨の日は当然タクシーを利用されることも。
とくに目上の方をお招きする場合は、タクシーチケットを準備しておくと好印象を与えられます。
式場までタクシーを乗り合いしてもらいたい場合は誰に渡す?(渡す際の伝え方)
さて、タクシーの乗り合いについて触れていきましょう。
正直に言うと、私も結婚式の準備中「タクシーチケットの枚数を節約したいけど、どうしよう…」って悩んだんです。
でも、同じ方面から来てくださるゲストに乗り合いをお願いするのは、れっきとしたマナー。
むしろ「同じ方向の人と一緒に乗っていけたら楽しいですよね」って感じで、さりげなくお願いするのがおすすめです。
乗り合いをお願いしたい場合、タクシーチケットは以下のような方に渡すといいでしょう。
- 同じ方面から来るゲスト同士
- 年配の方や妊婦さん、小さな子ども連れのゲスト
- 同じホテルに宿泊するゲスト
ここで大切なのが「伝え方」です。
タクシーチケットは必ず封筒に入れて渡しましょう。
そして以下のような一筆を添えると丁寧です。
「お手数ですが、式場までの移動にこちらのタクシーチケットをご利用ください。○○様ご家族と乗り合わせてのご利用をお願いできますと幸いです」
さらに、以下の情報も一緒に伝えておくと安心です。
- タクシーチケットの使用方法の説明書
- 乗り合わせる相手の連絡先(了承を得た上で)
- 集合場所や時間の目安
このように丁寧に説明することで、ゲストの負担を減らしつつ、スムーズな乗り合いが実現できるんです。
結婚式のタクシーチケットはいつ渡す?どのタイミングで?
タクシーチケットを渡すタイミング、実はとっても重要なんです。
私の経験上「早すぎず、遅すぎず」がポイント。
タクシーチケットを渡すタイミングは、主に以下の3つがあります。
招待状に同封 | ・ゲストの参加率を上げる効果あり ・式場が駅から遠い場合に有効 |
---|---|
出席の返信後に郵送 | ・確実に出席するゲストにのみ送れる ・無駄を減らせる |
結婚式当日の受付で渡す | ・帰宅用や二次会への移動に使用する場合 ・早朝からの結婚式の場合は避ける |
一番おすすめなのは「出席の返信が届いてから郵送」するパターン。
なぜなら、タクシーチケットって貴重品。確実に出席される方にだけ渡したいですよね。
また、ゲストの方も「交通手段はどうしよう…」って悩んでいる時期。
返信ハガキが届いたらすぐにタクシーチケットを送ることで、その不安も解消できます。
タクシーチケットを送るときは、以下のような一筆を添えるのがオススメです。
結婚式のタクシーチケットをゲストに遠慮されたらどうする?
ゲストから「タクシーチケットは結構です」って言われたら、どうすればいいんでしょうか。
実は、これって結構よくある話なんです。
私の結婚式のときも「そんな気を遣わなくても…」って言われて、ちょっと戸惑った経験があります。
でも、ここで諦めちゃダメ。
タクシーチケットは、招待側の当然のマナーとして交通費を出すという意味があるんです。
遠慮された場合は、以下のように対応するのがおすすめです。
- 「ゲストの皆様に安心して来ていただくための私たちの気持ちです」と伝える
- お酒を飲める利点や、駅から会場までの距離が遠い場合の快適さを説明する
- 使用しなくても料金は発生しないことを説明する
とくに「後払いタイプのタクシーチケットは、使用しなかった場合は料金が発生しない」という点は、強調して伝えると効果的。
これなら「もらったけど使わなかったら申し訳ない…」という心配も解消できます。
結婚式のタクシーチケットを渡さないでいいケース
さて、タクシーチケットって、実は全てのゲストに渡す必要はないんです。
以下のような場合は、タクシーチケットを渡さなくても大丈夫。
- 会場が駅から近く、徒歩で簡単にアクセスできる場合
- 自家用車で来場するゲスト
- 送迎バスやワゴン車を手配している場合
- 健康で歩行に問題のない若い世代のゲスト(特に会場が駅から近い場合)
- 宿泊付きのプランで、会場まで送迎がある場合
- 二次会のみの参加者で、会場が駅の近くにある場合
たとえば、近隣に住んでいるゲストは、交通費があまりかからないのでタクシーチケットは不要です。
また、自家用車での来場を事前に伝えているゲストにも、タクシーチケットを渡す必要はありません。
送迎バスを手配している場合も、基本的にタクシーチケットは不要。
ただし、以下のゲストには配慮が必要です。
- 年配の方
- 妊娠している方
- 小さな子ども連れの方
- その他、移動に困難を感じる可能性のあるゲスト
たとえ送迎バスがあっても、これらのゲストには安全と快適さを考慮して、タクシーチケットを渡すことをおすすめします。
よくある質問
タクシーチケットについて、ゲストの方からよく質問される内容をご紹介します。
Q.タクシーチケットの金額の上限ってあるの?
タクシーチケットには、金額の上限を設定することができます。
たとえば、会場までの移動に必要な金額に若干の余裕を持たせた額を設定するのがおすすめ。
これは、ゲストに気を遣わせないためにも大切なポイントです。
まとめ
結婚式のタクシーチケット、意外と悩みどころが多いですよね。
でも、基本的なルールさえ押さえておけば安心です。
今回お伝えした内容を、最後におさらいしておきましょう。
- 駅から20分以上かかる会場なら、全員分用意
- 年配者や妊婦さんには、距離に関係なく渡すのがベスト
- 返信ハガキが届いたらすぐに郵送するのが理想的
- 遠慮されても「私たちの気持ち」と説明
- 送迎バスがある場合は不要だが、状況に応じて判断
結婚式のタクシーチケットは、ゲストへのおもてなしの一つ。
必要な方に必要な枚数を、心を込めて渡してあげてくださいね。
コメント