ご祝儀袋をマッキーで書くのはNG！マナー的にアウトな理由

ご祝儀袋をマッキーで書こうか迷っているあなた、めっちゃ気持ちわかります！

急な冠婚葬祭で「あ、筆ペンないじゃん！」って焦った経験、私も何度もあります。

手元にあるのがマッキーだけで「これで書いちゃっていいの？」って不安になりますよね。

最初に結論だけお伝えしておくと…

• ご祝儀袋にマッキーを使うのは基本的にNGの可能性が高い
• どうしても使う場合は水性の細めの黒マッキーを
• バレる可能性はあるので余裕があればコンビニで筆ペンを買おう

それでは、先輩花嫁としての経験と調査をもとに、具体的な解説をしていきますね。

ご祝儀袋にマッキーで書くのはアリ？（マナーや性能面）

結婚式って本当に細かいマナーがたくさんありますよね。

私も結婚式を挙げたときは「ここまで気を使わなきゃいけないの？」と思うことがたくさんありました。

特にお金を包む側になると、失礼がないようにと気を遣いますよね。

ご祝儀袋の書き方も実はかなり重要なポイント。

筆ペンを使うのが正式なのは知っているけど、手元にマッキーしかない…そんな時、使っても大丈夫なのでしょうか？

マナー面と性能面から詳しく見ていきましょう。

マナー面での問題点

結論からいうと、ご祝儀袋にマッキーを使うのはマナー的にはあまり良くありません。

マナー本などでも基本的に「筆ペンか毛筆を使いましょう」と書かれていることがほとんど。

なぜかというと

• フォーマル感がない
• 誠意が伝わりにくい
• カジュアルすぎる印象を与える

特に表書き（ご祝儀袋の表面に書く「御祝」などの文字）は、格式を重んじる場面なので、マッキーのようなカジュアルな筆記具はふさわしくないとされています。

「でも私、筆ペン苦手なんだよね…」という声が聞こえてきそうですが、そこは気持ち。

丁寧に書こうという思いが大切なんです。

マッキーは普段使いの道具というイメージが強すぎるんですよね。

段ボールに名前を書いたり、ポスターを作ったり…といった実用的な場面で使うものという印象が根強いです。

性能面での問題点

マナー以外にも、マッキーをご祝儀袋に使う際には実用的な問題もあります。

特に注意すべき点は

• 裏写りやにじみのリスクが高い
• 線のコントロールが難しい
• 油性マーカー特有の匂いが気になる

ご祝儀袋は一般的に和紙でできていることが多く、普通の紙よりも繊維が粗いです。

そのため、マッキーの濃いインクが紙に染み込みやすく、裏側までインクが透けてしまうことがあります。

これが中袋（お金を入れる内側の袋）にまで透けてしまうと、見た目が悪くなるだけでなく、「丁寧さに欠ける」という印象を与えてしまいます。

また、マッキーは線の太さが均一で、筆ペンのような「とめ・はね・はらい」の表現が難しいです。

これも「手軽に済ませた」という印象を与える原因になってしまいます。

このように、マナー面でも性能面でも、ご祝儀袋にマッキーを使うのはあまりおすすめできません。

特に結婚式のような人生の大切なセレモニーでは、形式を重んじることで「相手を敬う気持ち」を表現することができるのです。

でも、どうしても筆ペンが苦手、練習する時間もない…という方のために、次は「ギリギリ使えるマッキー」についてお話ししますね。

ギリギリご祝儀袋を書くのに使えるマッキーの種類（色や太さ）

そんな緊急事態、ありますよね。

私も結婚式当日に知人（まだハタチそこそこ）が持ってきたご祝儀袋を見て「え、これマッキーで書いてある…？」と思ったことがあります。

でも、心を込めて書いてくれたのは伝わってきましたよ。

そこで、「絶対に他に選択肢がない！」という究極の緊急時に、ギリギリ許容されるかもしれないマッキーの種類を紹介します。

あくまで「最終手段」であることをご理解ください！

色選びは「黒一択」

まず、色については絶対に「黒」しかありません。

赤や青などのカラフルなマッキーは冠婚葬祭の場では論外です。

特に注意したいのは

• 濃い黒を選ぶ（薄いと誠意が感じられない）
• 光沢が強すぎないもの（テカテカしていると目立つ）
• 退色しにくいもの（時間が経つと色が変わるものはNG）

ご祝儀袋は慶事用の文書なので、黒以外の色を使うことはマナー違反になります。

特に結婚式の場合は、赤色は「血」を連想させるため避けるべきとされています。

青や緑も公文書ではないカジュアルな印象を与えるので避けましょう。

太さは「細め〜中字」がベター

次に、マッキーの太さについてです。

極太のマッキーはインクの量が多く、裏写りやにじみのリスクが高まります。

もし選べるなら

• 細字タイプ（0.5mm前後）が理想的
• 中字タイプ（0.8mm前後）も許容範囲
• 極細タイプはかすれる可能性があるので注意

細すぎると力強さに欠け、太すぎると和紙ににじむ可能性が高くなります。

バランスを考えると、一般的な細字〜中字タイプのマッキーが最も無難でしょう。

中袋（住所や名前を書く内側の部分）は、表書きよりも少しカジュアルでも許されることが多いので、そちらに使うのであればより許容範囲は広がります。

インクタイプは「水性マッキー」が優秀

マッキーには大きく分けて「油性」と「水性」があります。

ご祝儀袋に使うならば、水性タイプの方が和紙ににじみにくい傾向があります。

特におすすめは

• 紙用水性マッキー（紙専用でにじみにくい）
• 水性顔料タイプ（表面に定着しやすい）
• にじみ防止タイプ（和紙向けではないが比較的マシ）

油性マッキーは強い匂いもあるので、受け取った方に不快感を与える可能性もあります。

可能であれば水性タイプを選びましょう。

以上が「もし本当に他に選択肢がないとき」のギリギリ使えるマッキーの選び方です。

でも、実は100円ショップでも筆ペンは売っていますし、コンビニでも手に入ります。

時間があれば、そちらを購入するのが圧倒的におすすめです。

筆ペンが苦手な方でも、練習用の紙で1〜2回練習するだけでも印象はだいぶ変わりますよ。

それでは次に、「マッキーで書いたらバレるのか？」という疑問にお答えします。

ご祝儀袋をマッキーで書いたらバレる？不安な人はコンビニへGO！

そんな淡い期待を抱いているあなた、実はその不安、私もすごくわかります。

結婚式前日に急に親戚から連絡が来て「明日行くわ！」と言われ、筆ペンがなくて焦ったことがあります。

でも、残念ながら、ご祝儀袋をマッキーで書くと、ほとんどの場合「バレます」。

なぜバレるのか、そして不安な人はどうすべきか、具体的に解説しますね。

マッキーはこんな理由でバレる

マッキーで書いたご祝儀袋が「バレる」理由はいくつかあります。

特に顕著なのは

• 線の質が筆ペンと全く違う
• インクの裏写りやにじみが目立つ
• 光沢や匂いで判別できる

筆ペンは線に強弱があり、「とめ・はね・はらい」という特徴的な表情を持っています。

一方、マッキーの線は均一で機械的な印象を与えます。

これは一目見ただけでわかる違いなんです。

また、マッキーの油性インクは和紙ににじみやすく、裏写りしやすいという特徴があります。

特に表書きのインクが中袋に透けて見えると、「あ、これはマッキーだな」とすぐにバレてしまいます。

さらに、マッキー特有の光沢や匂いも、識別されやすい要素です。

受け取った側はどう思う？

では、マッキーで書かれたご祝儀袋を受け取った側は、どう感じるのでしょうか？

個人差はありますが、一般的には

• 若い世代は比較的気にしない傾向
• 年配の方や格式を重んじる人は気にする可能性大
• 心のこもった中身が大事という意見も

私が結婚式でマッキーで書かれたご祝儀袋をもらったときは、正直、少し「あれ？」と思いました。

でも、中身の金額や添えられたメッセージカードの内容に心がこもっていれば、筆記具の種類はそこまで重要ではないという気持ちもあります。

ただ、特に年配の方や格式を重んじる方からは「マナーを知らない人」と思われてしまう可能性は否定できません。

やっぱり、できれば正式な筆記具を使いたいところですよね。

コンビニへGO！が最善策

「マッキーしかない！」と焦っている方へ、一番おすすめしたいのは「コンビニへGO！」という選択肢です。

理由はこちら

• ほとんどのコンビニには筆ペンが売っている
• 価格も200〜500円程度でお手頃
• 使い切りタイプなら練習なしでも書きやすい

実は、ほとんどのコンビニには「使い切り筆ペン」や「カートリッジ式筆ペン」が売られています。

しかも、初心者向けの書きやすいタイプも多いので、筆ペンが苦手な方でも比較的簡単に使えます。

少し足を延ばして買いに行くだけで、マナー違反の心配がなくなり、気持ちよくお祝いを贈ることができますよ。

私の体験談をお話しすると、結婚式の前日に「明日どうしても行きたい」と言われた親戚のために、夜10時にコンビニに駆け込んで筆ペンを買いました。

100円ショップでも筆ペンは売っているので、時間があればそちらも選択肢になります。

マッキーを使うことに不安を感じているなら、その不安をわざわざ抱えたまま大切なお祝いの場に臨むより、一度コンビニに足を運んで筆ペンを購入することをおすすめします。

その方が心にも余裕が生まれ、お祝いの気持ちも素直に伝わりますよ。

「ご祝儀袋をマッキーで」のまとめ

今回は「ご祝儀袋をマッキーで書いてもいいのか」という疑問について、マナー面と実用面の両方からお伝えしてきました。

私も結婚式を経験した身として、細かいマナーに悩む気持ちはとてもよくわかります。

ここで改めて、本記事のポイントをおさらいしておきましょう。

• ご祝儀袋にマッキーを使うのは基本的にマナー違反の可能性が高い
• 緊急時に使うなら、黒の細字・水性タイプを選ぶ
• マッキーで書くとほぼ確実にバレる
• 不安ならコンビニで筆ペンを購入するのが最善策

結婚式や冠婚葬祭は人生の大切な節目。

小さなマナーの一つ一つが、相手を敬う気持ちの表れになります。

手元にマッキーしかなくて「これでご祝儀袋を書いちゃおうかな」と考えていたあなた、ぜひコンビニに足を運んでみてください。

数百円で筆ペンが手に入り、心配や不安なく気持ちを伝えることができますよ。

マナーに「絶対」はありませんが、できる範囲で相手を思いやる気持ちを形にするのが、お祝いの本質ではないでしょうか。

ご祝儀袋をマッキーで書くことに不安を感じているあなたの気持ち、私には痛いほどわかります。

でも大丈夫！ちょっとした工夫で、その不安は解消できるはずです。

素敵なお祝いの席が、あなたと大切な方の素晴らしい思い出になりますように。