結婚式のスピーチでカンペを使うかどうか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
私も結婚式でのスピーチを何度か経験していますが、カンペの扱いについては本当に迷うポイントですよね。
今回は結婚式でのスピーチにおけるカンペの扱い方について、実体験を交えながら詳しくお話ししていきますね。
大事なポイントがこちらの3つ。
- スピーチでのカンペ使用は完全にOK
- 断りを入れる・入れないは自由(入れない方が自然)
- 手紙形式の場合は演出として断りを入れるのもアリ
それでは、カンペの効果的な使い方から準備方法まで、実践的なアドバイスをご紹介していきましょう。
結婚式のスピーチでカンペを使うには断りが必要?
カンペを使用する際の断りについて、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
- 断りを入れることは必須ではない
- スピーチの内容や気持ちを伝えることが最優先
- 断る場合は簡潔に一言程度
- 長々と説明する必要はない
断りは必要ないと考えられる理由
カンペを使用することは、もはや一般的な光景となっています。
実際のところ、ゲストの皆さんはスピーチする方がカンペを見るかどうかにはあまり関心がありません。
むしろ、スピーチの内容や話し手の態度に注目しているのです。
断ることで得られる効果
ただし、カンペを使用する際に一言断りを入れることで、以下のような良い印象を与えることができます。
- 丁寧な印象を与えられる
- 誠実な態度が伝わる
- 準備をしっかりしてきた姿勢が伝わる
結婚式のスピーチで断りを述べる場合の例文
それでは、具体的な断りの例文をご紹介します。
一般的な断りの例文
- 「準備してきましたので、読ませていただきます」
- 「メモを用意してまいりましたので、確認しながらお話しさせていただきます」
- 「気持ちを込めて準備してきた言葉を読ませていただきます」
手紙形式の場合の断りの例文
- 「お二人への感謝の気持ちを手紙にしてまいりました」
- 「これまでの思いを手紙に綴ってきましたので、読ませていただきます」
- 「大切な思い出と感謝の気持ちを手紙に書いてまいりました」
結婚式のスピーチでカンペの3つのメリット
結論を先に言うと、カンペを準備しておくことを強くおすすめします。
その理由は以下の3つです。
- 緊張での記憶飛びを防げる
- 話す順序が明確になる
- 時間配分がしやすい
1. 緊張での記憶飛びを防げる
結婚式でのスピーチは、普段以上に緊張するものなんです。
私の経験では、どんなにベテランの方でも、いざマイクを持つと頭が真っ白になってしまうことがあります。
特に以下のような場面で記憶が飛びやすいんですよ。
- 出席者の人数が多い時
- 主賓や上司が参列している時
- 新郎新婦との思い出を話す時
- 感動的なエピソードを話す時
カンペがあれば、たとえ一時的に記憶が飛んでも、すぐに話を戻すことができます。
2. 話す順序が明確になる
スピーチは、ストーリー性を持って話を進めることが大切です。
例えば友人代表スピーチであれば、以下のような流れが理想的です。
- 新郎新婦への祝福の言葉
- 新郎新婦との出会い
- 印象的なエピソード
- 新郎新婦の素敵なところ
- これからの二人への願い
カンペに要点を書いておくことで、話の順序が明確になり、スムーズなスピーチができるんです。
3. 時間配分がしやすい
結婚式では、タイムスケジュールがとても重要です。
スピーチの持ち時間は通常3〜5分。
この時間内に収めるためには、話す内容をきちんと整理しておく必要があります。
カンペに内容を書き出すことで、以下のようなメリットがあります。
- 話す量の調整がしやすい
- 練習で時間を計れる
- 本番での時間配分の目安になる
私の場合は、カンペに目安の時間も書き添えています。
例えば「エピソード①(1分)」「エピソード②(1分)」といった具合ですね。
結婚式のスピーチでカンペを使うときの4つの基本ルール
カンペを効果的に使うためには、いくつかの基本ルールがあります。
以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
- 冒頭と締めの挨拶はカンペを見ない
- コソコソ見るのではなく、堂々と持つ
- 定期的にゲストの方を見る
- 感情表現は自然に
1. 冒頭と締めの挨拶はカンペを見ない
スピーチで最も印象に残るのは、始めと終わりの部分です。
特に以下の場面では、必ずゲストの方を見て話すようにしましょう。
- 「本日は…」という出だしの挨拶
- 自己紹介
- 新郎新婦への直接的な呼びかけ
- 締めの言葉
この部分は短い文章なので、暗記して話せるようにしておくといいですよ。
2. コソコソ見るのではなく、堂々と持つ
カンペを隠すように持つと、かえって不自然な印象になってしまいます。
以下のような持ち方がおすすめです。
- 手紙形式なら両手でしっかりと持つ
- メモ程度なら片手で自然に持つ
- 胸の高さで持ち、顔を大きく下げすぎない
3. 定期的にゲストの方を見る
カンペばかり見ていると、一方的な話になってしまいます。
私の経験では、以下のタイミングでゲストの方を見るとちょうどいいですね。
- 文章の区切り目
- エピソードの切り替わり時
- 笑いを誘うフレーズを話すとき
- 感動的なシーンを語るとき
4. 感情表現は自然に
カンペがあるからといって、棒読みになってはもったいないです。
以下のような工夫で、より自然な話し方ができます。
- 要点だけをメモして言葉は自分で紡ぐ
- 練習時から感情を込めて読む
- 声の大きさや速さに変化をつける
効果的なカンペの作り方 – 実例つき解説
カンペは、以下の3つのポイントを押さえて作成しましょう。
- 読みやすい文字サイズと行間
- 箇条書きを活用
- 時間配分の目安を記入
具体的な作例を見てみましょう。
【友人代表スピーチのカンペ例】
- 出だしの挨拶(15秒)
– 本日はおめでとうございます - 自己紹介(30秒)
– 大学からの親友
– サークルでの思い出 - エピソード①(1分)
– 就活で悩んでいた時の話
– ○○さんの優しさ - エピソード②(1分)
– 新婦との出会いを聞いた時
– イキイキしていた様子 - これからの願い(30秒)
– 二人の良さを活かして
– 素敵な家庭を - 締めの挨拶(15秒)
– 末永くお幸せに
このように時間配分まで記入しておくと、本番でも焦らず話せます。
カンペに適した用紙の選び方と準備のコツ
カンペの用紙選びも、見た目の印象を左右する重要なポイントです。
おすすめの用紙は以下の通りです。
- 白の上質紙(A5サイズ)
- スピーチ用カード
- レターセット(手紙形式の場合)
逆に、以下の用紙は避けましょう。
- しわになりやすい薄い紙
- メモ用紙の切れ端
- 再生紙
- 色つきの派手な紙
特に手紙形式でスピーチする場合は、以下の準備もお忘れなく。
- 新郎新婦に渡すための封筒
- 予備の清書用紙
- 下書き用の原稿用紙
よくある質問
Q.スマートフォンをカンペとして使ってもいいですか?
A.フォーマルな結婚式での使用は避けましょう。
スマートフォンの使用は以下のような印象を与える可能性があります。
- 準備不足に見える
- 誠意が感じられない
- 年配のゲストへの配慮に欠ける
ただし、友人だけの二次会などでは問題ありません。
Q.手紙形式のスピーチで、途中で感極まって泣いてしまったらどうすればいいですか?
A.少し間を置いて、落ち着いてから再開しましょう。
以下のような対処方法があります。
- 深呼吸をする
- 水を一口飲む
- 「少々お待ちください」と一言添える
ただし、あまりに長く泣き続けると場が白けてしまうので、早めの立て直しを心がけましょう。
まとめ – 成功するスピーチのために
結婚式でのスピーチにおけるカンペの使用について、重要なポイントをまとめました。
- カンペの使用は完全にOK
- 断りの言葉は不要
- 要点を箇条書きで準備
- 時間配分も記入
- 見た目にも配慮した用紙選び
最後に、私からのアドバイスです。
カンペは、あくまでも「補助ツール」です。
大切なのは、新郎新婦への想いや感謝の気持ちをしっかりと伝えること。
カンペに頼りすぎず、時にはゲストの反応を見ながら、臨機応変に言葉を選んでいくことをおすすめします。
きっと、心のこもった素敵なスピーチになることでしょう。
ぜひ、この記事を参考に、自分らしいスピーチの準備を進めてくださいね。
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