「命日と結婚式」…、この2つの言葉を並べただけで、なんだかモヤモヤした気持ちになりますよね。
私も10年前に結婚式を挙げましたが、たまたま祖母の命日と近い日取りで、正直どうしようか迷いました。
でも大丈夫。結論からお伝えすると、命日に結婚式を挙げることは一概に否定されるものではありません。
- 法事と重ならなければ問題なし
- 故人を偲ぶ気持ちと祝福の気持ちは両立できる
- 両家の理解があれば実施可能
とはいえ、やっぱり気になりますよね。「親族から非常識だと思われないかな…」「ご先祖様に申し訳ないかも…」って。
そこで今回は、私の経験も交えながら、命日と結婚式が重なった場合の対処法についてくわしくお話ししていきたいと思います。
これから結婚式の日取りで悩んでいるあなたの、心強い味方になれたら嬉しいです。」
命日の結婚式は非常識?実は意見が分かれるデリケートな問題
「非常識です」、「別にやめたほうがいいほど常識外れじゃない」。
命日の結婚式について、インターネットで検索してみると、いろんな意見があふれています。
正直に言うと、答えはひとつではありません。
世代によっても考え方は大きく異なりますし、地域の風習によっても捉え方は変わってきます。
たとえば、私の友人の美咲(仮名)は祖父の命日に結婚式を挙げました。
当初、反対の声もありましたが、「おじいちゃんが天国から見守ってくれる特別な日にしたい」という美咲の想いに、最終的には家族みんなが賛成してくれたそうです。
一方で、別の知人は「やっぱり命日は避けるべき」という意見。
どちらが正しいわけでもありません。
命日の結婚式に賛成派の主な意見
- 故人を身近に感じられる特別な日になる
- 結婚を喜んでくれるはずの大切な人の命日だからこそ意味がある
- 悲しい記憶を幸せな思い出に変えられる
命日の結婚式に反対派の主な意見
- 命日は静かに故人を偲ぶ日であるべき
- 親族から誤解を受ける可能性がある
- 毎年の結婚記念日と命日が重なることへの懸念
実際のところ、命日に結婚式を挙げることについて「絶対にダメ」というルールは存在しません。
むしろ、近年では「故人への感謝と新たな門出を重ねる意味がある」と前向きに捉える声も増えているんです。
大切なのは、お二人と両家の気持ち。
そして、その想いを親族にきちんと伝えられるかどうか、なのかもしれません。
意外と知らない!両親や兄弟以外の命日での結婚式事情
「じゃあ、おじいちゃんやおばあちゃんの命日はどうなの?」
「親戚の命日と重なったらどうする?」
実は、この問題について悩む花嫁さんって、とっても多いんです。
私の場合は母方の伯父の命日と結婚式が重なってしまい、すごく迷った経験があります。
結論から言うと、両親や兄弟以外の命日の場合は、以下のポイントを考慮して判断するのがおすすめです。
- 故人との関係性の深さ
- 喪中期間が明けているかどうか
- 普段から命日に法事を行っているか
- 両家の考え方や価値観
たとえば、私の友人の智子(仮名)は、亡くなった叔父の命日に結婚式を挙げることにしました。
「叔父さんには生前、すごくよくしてもらって。結婚式の日取りを決める時に、たまたま命日と重なったの。『これはきっと叔父さんが引き合わせてくれたんだ』って、なんだかジーンときちゃって」
こんな風に、命日をポジティブに受け止められる場合もあるんです。
ただし、気をつけたいポイントもいくつかあります。
要注意!こんなケースは避けたほうがいい
- 故人の一周忌前の場合
- 親族が定期的に法事を行っている場合
- 親族から事前に難色を示された場合
結婚式は、お二人だけのものではありません。
両家の大切な儀式でもあるんです。
だからこそ、両親や兄弟以外の命日であっても、慎重に検討する必要があるんですね。
法事と重ならなければOK?命日の結婚式で考えるべきこと
「法事さえなければ大丈夫?」
実はこれ、よく聞かれる質問なんです。
結論から言うと、法事と重ならない場合は、命日に結婚式を挙げても問題ないケースが多いです。
でも、ちょっと待って!
法事の有無だけで判断するのは、ちょっと早計かもしれません。
私の友人の結婚式では、こんなエピソードがありました。
花嫁の由美(仮名)が、祖父の命日に結婚式を予定していたんです。
法事の予定はなかったものの、当日は親族が個々にお墓参りに行く習慣があったことが、後から分かりました。
結果的に、親族の一部が結婚式に参列できない…という事態に。
このように、法事以外にも考慮すべきポイントがたくさんあるんですね。
結婚式を実施する前に確認しておきたいこと
- 親族の予定や習慣の確認
- お墓参りなどの個人的な予定の有無
- 地域特有の慣習の確認
- 両家の価値観の違い
でも、心配ばかりしていても始まりません。
むしろ、命日だからこそできる素敵な演出もあるんです。
命日だからこそできる心温まる演出例
- 故人の遺影を飾ったメモリアルスペースの設置
- 結婚式の中で故人への感謝を伝えるシーンを設ける
- 故人の好きだった音楽や花を取り入れる
このように、命日という特別な日を、より意味のある形で結婚式に取り入れることもできるんです。
身内を説得!命日の結婚式を理解してもらうためのアプローチ
さて、ここまでいろいろお話ししてきましたが、「うちの親が反対してて…」という声も多いはず。
実は、これすっごく分かります!
私の結婚式の時も、最初は母が難色を示していたんです。
でも、諦めずに話し合いを重ねた結果、最終的には理解を得ることができました。
その時の経験を踏まえて、効果的だった説得方法をシェアしたいと思います。
共感から始める!まずは気持ちに寄り添うことが大切
「反対する気持ち、よく分かります」
「私たちも、すごく悩んで考えました」
このように、まずは相手の気持ちに寄り添うことから始めましょう。
感情的な対立は、お互いにとって良いことはありません。
具体的な説得のステップ
- 故人への想いを共有する時間を作る
- 結婚式で故人を偲ぶ方法を一緒に考える
- 親族への配慮の仕方について話し合う
- 結婚式前後でのお墓参りを提案する
たとえば、私の友人の恵子(仮名)は、こんな風に家族を説得したそうです。
「おばあちゃんの命日だから、きっと私たちの結婚を天国で喜んでくれると思うの。式の中でもおばあちゃんへの感謝を伝える時間を作りたいな」
すると、最初は反対していた母親も、少しずつ理解を示してくれるようになったとか。
説得時の具体的な会話例
NG例 | OK例 |
---|---|
「もう決めたから」 | 「一緒に良い方法を考えてほしい」 |
「反対されても変えない」 | 「どうしたら皆が納得できるかな」 |
「他の人もやってる」 | 「故人への感謝も込めたい」 |
大切なのは、一方的な主張ではなく、対話を重ねること。
時間はかかるかもしれませんが、きっと道は開けるはずです。
経験者だから分かる!命日の結婚式で気をつけたいこと
ここまでいろいろとお話ししてきましたが、実は命日の結婚式には、意外と知られていないメリットもあるんです。
私自身の経験や、たくさんの友人の声を聞いてきた中で気づいた、ちょっと特別な視点をお伝えします。
命日だからこそ生まれる特別な絆
結婚式は、新郎新婦の門出を祝う晴れの日。
でも、命日と重なることで、その意味はより深いものになります。
故人への思いと、未来への希望が重なり合う。そんな特別な一日になるんです。
普段は照れくさくてなかなか話せない想いも、この日は特別。
そこには不思議と温かな空気が流れていて、新郎新婦を中心に、家族の絆が深まっていくのを感じました。
大切な人への感謝を形にできるチャンス
命日に結婚式を挙げることは、実は故人への最高の感謝の形かもしれません。
なぜなら、私たちの幸せな姿を見せることは、きっと故人が一番望んでいたことだから。
結婚式という門出の日に、天国の大切な人へ「ありがとう」の気持ちを伝える。
それは、なんだかとても自然なことのような気がします。
みんなが知りたい!命日の結婚式Q&A
命日の結婚式について、よく聞かれる質問にお答えしていきます。
Q.結婚式の前後に、お墓参りは必要?
結論から言うと、可能であればお墓参りをすることをおすすめします。
でも、必ずしも結婚式の当日である必要はありません。
前日や翌日、あるいは1週間前後でも構いません。
大切なのは、故人への感謝の気持ちをしっかりと伝えること。
私の友人は結婚式の1週間前に、新郎と一緒にお墓参りに行き「幸せになります」と報告したそうです。
Q.親族全員の同意は必要?
正直なところ、親族全員の同意を得るのは難しいかもしれません。
でも、だからといって諦める必要はありません。
大切なのは、キーパーソンとなる両親や、故人と特に親しかった親族の理解を得ること。
そして、結婚式当日は故人への敬意も忘れずに、しっかりとお二人の門出を祝う場にすること。
それが、命日の結婚式を成功させるコツなんです。
最後に:命日の結婚式で大切にしたいこと
長くなりましたが、最後に命日の結婚式について、私なりのまとめをお伝えします。
結婚式の日取りは、お二人の人生の中でもとびきり特別な日になります。
命日と重なることで迷いが生じるのは、当然のこと。
でも、その重なりを「めぐり合わせ」として受け止めることで、より深い意味のある結婚式になるかもしれません。
大切なのは以下の3つのポイント。
- 故人への感謝と敬意を忘れない
- 家族の気持ちに寄り添う姿勢を持つ
- お二人らしさと、家族への配慮のバランスを大切にする
命日の結婚式は、確かに慎重に考えるべき選択かもしれません。
でも、きっと天国の大切な人も、あなたの幸せを願っているはず。
その想いを胸に、お二人らしい素敵な結婚式を創り上げてください。
きっと、かけがえのない思い出になることでしょう。
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