結婚式の準備って、たくさんやることがあってバタバタしますよね。
とくに、お世話になった式場スタッフさんへの「心付け(お礼)」について、わたしもすごく悩みました。
だって、お金をお渡ししようとしたら「お気持ちは分かりますが、申し訳ございません」って断られちゃうことも。
そんなときに「じゃあお菓子なら受け取ってくれるかな?」って考えた方も多いはず。
でも、また新たな悩みがわき上がってきますよね。
「どんなお菓子を選べばいいの?」
「のしってつけたほうがいいの?」
「タイミングはいつがベスト?」
そこで、この記事では、経験者だからこそ分かる「結婚式の心付けのお菓子」のあれこれを詳しく解説していきますね。
重要なポイントは以下の3つ。
- 個別包装のお菓子を選ぶと配りやすい
- 相手が受け取りやすい3000円~5000円程度の金額設定
- 式が始まる前に渡すのがベストなタイミング
それぞれの理由や選び方のコツを、これから詳しく説明していきますね。
結婚式の心付けのお菓子選び~適した種類と金額~
結婚式のスタッフさんに心付けとしてお菓子を渡すなら、やっぱり選び方が気になりますよね。
わたしも10年前に結婚式を挙げたとき、お菓子選びにすごく迷った記憶があります。
そこで、まずはどんなお菓子を選べばいいのか、ポイントを詳しく説明していきますね。
心付けのお菓子に適した種類
お菓子を選ぶときは、以下の3つのポイントを意識すると失敗しにくいですよ。
- 日持ちのするもの(焼き菓子・クッキーなど)
- 常温保存が可能なもの(生菓子は避ける)
- 贈答品として見た目が整っているもの
たとえば、クッキーやマドレーヌなどの焼き菓子は、個別包装されていることが多いので配りやすいんです。
スタッフさんたちも、休憩時間にさっと取り出して食べられるので重宝するんですよ。
新郎新婦の出身地の銘菓を選ぶのも素敵ですよね。
わたしの場合は、夫の地元・京都の老舗和菓子をチョイスしました。
ひとつずつ包装されている上品な最中は、見た目も華やかだし日持ちも良くて、とっても喜んでもらえましたよ。
心付けのお菓子の適正金額
お菓子の金額は、一般的に3000円~5000円程度が相場とされています。
高すぎると受け取る側も気を遣ってしまうし、かといってコンビニで買えるようなものだと失礼にあたるかも。
わたしの場合は、4000円くらいの詰め合わせを選びましたが、これくらいの金額なら気負いなく受け取っていただけました。
結婚式の心付けのお菓子に「熨斗」は必要?
「お菓子を贈るなら熨斗(のし)は必要かな?」って考える方も多いと思います。
結論から言うと、熨斗をつけるのが一般的ですが、なくても問題ありません。
熨斗をつける場合のポイント
熨斗紙をつける場合は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 表書きは「御礼」「心ばかり」などを使用
- 水引は10本の結び切り(紅白または金銀)
- 名前は新姓で夫婦連名、または両家の苗字
でも、最近は「熨斗なし」のカジュアルな渡し方も増えているんです。
わたしの場合は、熨斗付きの和菓子と、熨斗なしの洋菓子を用意しました。
和菓子は式場全体へのお礼として、洋菓子は直接お世話になったプランナーさんへのお礼として。
使い分けることで、フォーマルな感じと気軽な感じの両方を演出できましたよ。
結婚式の心付けのお菓子は「いつ・誰」に渡すのが最適?
お菓子を用意したら、次は「いつ渡すか」「誰に渡すか」が気になりますよね。
これって、意外と悩ましいポイントなんです。
最適な渡すタイミング
基本的には、結婚式が始まる前に渡すのがベストです。
「今日はお世話になります」という気持ちを込めて、朝一番で渡すのが理想的。
でも、新郎新婦は当日すごく忙しいんです。
わたしの場合は、両親にお願いして、朝一番でスタッフの方々に渡してもらいました。
式が終わってからでも大丈夫ですが、スタッフさんによっては他の会場に移動してしまうこともあるので要注意。
お菓子を渡す相手の範囲
渡す相手は、主に以下のような方々です。
- 担当プランナー
- 介添えさん
- 美容スタッフ
- カメラマン
- 会場キャプテン
- その他のスタッフの皆さん
でも、全員に個別で渡すのは現実的ではありません。
そこでおすすめなのが、「皆さまで召し上がってください」という形で、代表の方にまとめてお渡しする方法。
わたしも、プランナーさんに「スタッフの皆さまにお配りいただけますか?」とお願いして、快く引き受けていただきました。
そもそも結婚式の心付けは必要?断られることも?
ここで素朴な疑問。
そもそも心付けって必要なの?
実は、結婚式の心付けって必ずしも必要なものではないんです。
式場に支払う料金の中に、すでに「サービス料」として含まれていることが多いんですよ。
心付けを断られるケース
とくに最近は、心付けを受け取れない方針の式場が増えています。
たとえばわたしの場合、現金の心付けを渡そうとしたら「申し訳ございませんが、お気持ちだけ頂戴いたします」と丁重に断られました。
その理由は以下のようなものです。
- 会社の方針として受け取り禁止
- 会計処理の手間が発生する
- スタッフ間での分配が難しい
- 後々のトラブルを防ぐため
でも、お菓子なら気持ちよく受け取ってもらえる場合が多いんです。
なぜかって?
それは、お菓子には以下のようなメリットがあるから。
- 皆で分けやすい
- 会計処理が不要
- 気軽に受け取れる
- 感謝の気持ちが伝わりやすい
心付けの代わりになる方法
もし心付けやお菓子を渡すことができない場合は、別の方法で感謝の気持ちを伝えることもできます。
たとえば以下のような方法があります。
- お礼の手紙を書く
- SNSで感謝のメッセージを送る
- 口頭でしっかりお礼を伝える
- プチギフトを余分に用意しておく
わたしの場合は、お菓子と一緒に心のこもった手書きの手紙も添えました。
スタッフの方々が、わたしたちの結婚式のために一生懸命働いてくださった感謝の気持ちを、言葉にして伝えたかったんです。
そうしたら後日、プランナーさんから「手紙、とても嬉しかったです」というメッセージをいただけました。
結婚式の心付けに関するよくある質問
これまでの説明を読んでも、まだ疑問が残る方もいらっしゃると思います。
そこで、よく寄せられる質問にお答えしていきますね。
Q.新婚旅行のお土産を心付けにしてもいい?
はい、もちろんOKです。
むしろ、新婚旅行先で買ったお土産を後日お渡しするのは、とても素敵な心遣いだと思います。
ただし、以下の点に気を付けましょう。
- 日持ちのするものを選ぶ
- 個別包装されているものがベスト
- 輸入規制のないものを選ぶ
わたしの友人は、ハワイ挙式のあと現地で買ったマカダミアナッツのお菓子を、スタッフさんへのお礼として渡していました。
Q.プランナーさんだけに特別なお礼を渡してもいい?
はい、問題ありません。
とくにお世話になったプランナーさんには、個人的なプレゼントを渡すことも多いんです。
ただし、あまり高価なものは避けましょう。
2000円程度の以下のようなものがおすすめです。
- ハンドクリーム
- ボールペン
- ハンカチ
- カフェのギフトカード
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まとめ:心を込めた感謝の気持ちを伝えよう
結婚式の心付けのお菓子について、いろいろとお話ししてきました。
お菓子選びに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
最後に、重要なポイントをまとめておきましょう。
- 個別包装の日持ちするお菓子を選ぶ
- 3000円~5000円程度が無難な金額
- 熨斗は気持ち次第でOK
- 式が始まる前の朝一番がベストタイミング
- 全スタッフ分をまとめて渡すのもあり
- 心のこもった手紙を添えるとなお良し
大切なのは、形ではなく感謝の気持ちを伝えること。
たとえ高価なものでなくても、あなたの「ありがとう」という気持ちは、きっとスタッフの方々に伝わるはずです。
わたしも結婚式から10年経った今でも、スタッフの方々の笑顔を覚えています。
だからこそ、形にとらわれすぎず、素直な気持ちを込めて心付けのお菓子を選んでいただけたらと思います。
素敵な結婚式になりますように。
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